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これが、一応、区切りのシリーズ……ということになるのでしょうか??
郁実が専門学校を卒業して、国家試験にも合格して、その後のお話。
最初、この本を読んだ時に、ものすごーく納得が行かなかったんです。
哀しくて、悔しくて、これは本当に有りなのか?? って、思ったんですが。
今はもう、そんな青さが残念ながらなくなってしまったので、そんなことはなく。
冷静に受け止めております。
こっから先は、ネタバレなんで注意してください。
郁実が、マジシャンに入ったにも関わらず、あくまでも「玲司のコピー」になってしまったという結末を、正直、どう受け止めていいのか、わからなくなっちゃったんですよね。
でも、郁実は「それでいい」って言ってて、正直、その事実にすっごく驚きました。
だって、何でもそうだと思うんですけど。
「物を作る人間って、自分のオリジナリティ、みたいな物をものすごく要求されると、思うんですよね。
でも、敢えてそれを郁実が「それをなくていい」って言ったのにも驚いたし。
何より、こういう結果にした作者さんに「え……?」って思ったんですが。
今は、それはそれでありだったのかなって、納得はしてます。
けど、これ、今回の一番の騒動だった、「エキシビジョン」の前で終わっちゃってるので、是非是非これと同じシリーズである「DIAMOND ROSE」を読むことをオススメしておきます。
じゃないと、今回の話はすっきり終わらないんで。
ただ、それはまた、違う視点から見た話なので、実は、郁実と玲司の視点から見た、エキシビジョンの話も読んでみたかったなー、と残念に思ってたりもしてます。