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おまえが、山神の花嫁だ
yamagamisama to hanamukodono
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表紙買い。
というかモフと目があった時に、無条件降伏、「はい、買います」宣言。
北沢先生の挿絵だわ♡しか見ておらず、あけてびっくり まさかの二段組み。
もうひとつびっくり、うわ と思わず呻く神絵。(モフ好きにとっては)
個人的今年度トップ3に入るのではと思うぐらいの
神絵=もふもふ布団しきつめの図(笑)。
色がとてつもなく美しい!
こっちを表紙にした方がよかったんじゃないの・・・とつい思ってしまう。
今の表紙のモフの どや顔も好みではありますが。
初めましての先生だったため 情報収集するべく、
「非常手段=あとがき先読み」したら、あらまたびっくり
WEB掲載していたものを加筆修正した作品でした。
とまあびっくり続きで始まりましたが、前半は絶好調、読みやすかったです。
男前な文章だなあという印象。後半は、なぜか失速。ストーリー展開が
ちょっと納得いかなかったからかも。
ということで萌にしました。
攻めさんは狼で、狼姿のままやっちゃうところがありますので
ご注意ください。
舞台は時代設定不明の不帰山という山の中。
登場人物は以下のような方々。(名前が可愛らしい♡)
ミギ、ヒダリ、カシコイ、ウツクシ 等々。
この子たちは、山神様に智を授かっているため、会話できますが
実物は 小鳥、小鳥、猪、鹿 等です。
最初の方の ミギ、ヒダリが 山神さまとやりとりするシーン等は
とても愛らしいです。
人間は ミノルが住んでいた村の村長、その孫 ぐらい。
受けさんは赤子の時に両親死亡し、村人に交代で育ててもらった子。
必要とされていない と感じていて、自己評価低めです。
攻めさんは 人間嫌いな山の神様。最後の方まで人型にならないです。
寡黙なタイプかつ照れ屋のようで、可愛いです。
その神様が いつ受けを好きになったんだろうということや、
村長の孫が出てきた経緯が、今一つ腑におちませんでした。
もっふんもっふんを堪能する ということも節度ある量だったと
思うので、モフ好きには少々不足でした。
最初のカラー口絵(ホワイトよりピンク色モフ布団図)の
あまあまトーンが最後まで続いたら嬉しかったんだけどな。。。
タイトル・表紙・あらすじ全てが大好き要素だったので購入。
うきうきと読み始め、二段構成に一旦停止。期間を置いて再度読み始めました笑。
世界観に入り込んで読んで欲しいので、是非時間のある時に一気読みされることをオススメします。
受けさんのミノル。
まず、私の中で違和感あったのがミノルの口調。
イラストや人物設定から健気なか弱い印象だったのですが、
まさかの「オレ」、男言葉に『えっー!』とがっかり感が…。
思い込んでた私も悪いのですが、本当に最後まで違和感として付き纏っていたので(^^;)
あとは、自分の今までの境遇からすっごい自己犠牲が高いというか自己否定ばっかりというか…。
そりゃあ山神さまもイラッとするよね、と思わず納得。
そんなミノルを、最初は冷たく接し、でも心根の優しい攻めさんの山神さまは
周りの眷属?になんやかんや言われ、徐々にミノルを受け入れていきます。
山神さまははっきりした性格で、きつく感じる場面もありますが、
ミノルがあんな感じの性格なので、バランス的には良くなる組み合わせかなあと。
最後まで自分をしっかり持った山神さまはかっこよくて、表紙のイラストそのままの威厳さがありました。
いや。
最後老猪に言い含められてる姿に1番きゅんとしたかな笑。
ストーリーとしては、ありがち生贄(王道)ものだったのではないかと思います。
ただ、受けさんを好きになれるかの好みがはっきり分かれそうな内容だったな、と。
眷属(山神さまの命を分け与えてもらった動物)達はみんな可愛くて、名前も可愛くて
それはかなりの癒し要素でした。
スピンオフで水神様と村長の孫のお話とかもありそうな終わり方だったので、
そちらで村長の孫問題もはっきりすればいいなあ…と期待を込めて萌。