わきの
barairo no gohoubi
書泉限定ペーパーはA4サイズで両面印刷でした。
贔屓生は歯も大事という事で、毎月歯科検診が行われます。
歯科検診で良い結果が出るとランクに応じ甘味物のご褒美があるんですが、今回の一番良いご褒美は苺大福。
薔と剣蘭が皆を待ってると常盤がやって来て…。
リハビリを頑張ってる常盤に『ご褒美』として自分が貰った苺大福をあげて、自分が常盤に『ご褒美をあげられた』と喜ぶ薔が可愛いです。
甘味を送る=愛の告白、と言う剣蘭は「なんかムカつく」と薔に自分の苺大福を半分やるんですが、剣蘭…!
剣蘭の複雑な男心が窺えます。
苺大福を貰った常盤はリハビリ室でニヤニヤでしょうね〜。
人が来たら『キリッ』となるだろうけど(笑)
ちょっとキュンとなる、微笑ましいお話でした。
書泉・芳林堂書店限定ペーパー
歯の検査の日。
歯科で美しい歯のご褒美にいちご大福をもらった薔と剣蘭、そこに偶然(?)リハビリに訪れた常盤様との会話。
10代の常盤が幼い薔にきっちり躾をしていた厳しい兄の姿と、溺愛ぶりがうかがえる微笑ましいエピソードでした。
また、剣蘭はちょこっとときめきいた薔と憧れる兄の二人が愛し合っていることにやや複雑な思いもあるようなないようなっていう感じが面白かったです。
リハビリ室で一人になった常盤が、ひっそりと幼い薔を思い出しヘラッと誰にも見せたことにない崩れた笑顔を浮かべた様を想像しました。
恋した常盤様の人間らしい一コマですね。