スーツとストロベリー

suit to strawberry

スーツとストロベリー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×28
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
72
評価数
21
平均
3.6 / 5
神率
19%
著者
高遠琉加 

作家さんの新作発表
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イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
紳士と野蛮
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784796409919

あらすじ

唯一の家族だった祖父を亡くし、孤独になった英語教師の義己。
遺言で明らかになった祖父の隠し子・誠吾と同居することになり、
初めは粗暴な誠吾に苦手意識しかなかったが、生活を共にするうちに惹かれていく。
だが、自分の出生の秘密を知った義己は、誠吾とキスを交わした翌日、教師も辞めて姿を消した。
家族や誠吾との思い出が詰まったあの家には、もう二度と帰れない――。
すれ違ったままの二人の結末は…?

表題作スーツとストロベリー

受の叔父で学院のサッカー部コーチ,27歳
学院前理事長の孫で英語教師,27歳

その他の収録作品

  • 紳士と野蛮
  • あとがき

レビュー投稿数4

とってもかわいいピュアな生真面目受けさん!

後編では、前巻でまとってい清廉とした硬さが恋心によって絆され、超絶ピュアな生真面目受けさんに化けておりましたw
読み終えた後、これから2人で幸せに暮らしていくんだろうなあ、なんてしみじみ感じられるお話でした。
イラストがとっても素敵です。欲を言えばもうすこし2人のラブラブなイラストが見たかったですかね!

3

2冊揃えてから読むのがおすすめ

タイトルは「スーツとストロベリー」となっていますが、内容は「紳士と野蛮」の残り部分と、その後日談の「スーツとストロベリー」で構成されています。
前作で、義己は秘密が明らかになり家を出てしまいましたが、生まれより育ちが大切と、誠吾の機転で無事、義己は学校へも家へも戻った所までが「紳士と野蛮」。
結局「紳士と野蛮」編では二人は結ばれるところまでは行きつきません。
「スーツとストロベリー」編でようやく甘い雰囲気になるかと思いきや、お邪魔虫が登場してお預けとすれ違いが続きます。
変則上下巻の2冊使ってようやく最後の最後に結ばれるので、ラブやエロは分量的には極々少ないですが、頑なで恋愛に疎かった義己の感情の成長ペースとしては、このくらいゆっくりでちょうどいいと感じられるので、エロより恋する気持ちの成長を楽しみたい方にはおススメです。

2

続編!!

バカでした、私。
続編だと知らず(というか、忘れていました……;)読み始めて
微妙に分からなくて躓くのに???
なんでだろう?高遠さんの文章好きなのにな……

と思って、でもなんとなくは分かるのでそのまま読み進み
読み終わってレビューをチェックしてみて、ガーン……
やっぱり続編かいっ?!
こういうのって、副題でもいいので「紳士と野蛮2」ってつけるべきでは?!


そんな訳で、なんとなく想像で前半を補って読んだ(読める)のが徒だったのか
最後まで今ひとつ乗り切れずに終了。

元Jリーガーの誠吾と、宝生学院の御曹司で教師でもある義己。
同じ年の2人は、前理事長の死をきっかけに同居を始める。
誠吾は前理事長の隠し子で、義己にとっては叔父にあたるが……

なんだかよく分からないが(私的には)、家出をした義己は、
今まで自分がいかに守られてきたか、何もできないかを真面目に反省し
自分で道を切り開いてきた誠吾の強さを、改めて感じる。
その後学院の横領話の解決の下りを経て、義己が家に戻るまでが
前半の「紳士と野蛮」(前巻の続き、ということでしょう)。


後半の表題にもなっている「スーツとストロベリー」が、
その後の2人が本当に心も体も繋がるまで。
一応恋人同士になったはず……なのに相変わらず単なる同居のような2人。

そこに、かつて多大な迷惑をかけた元教え子柴田が絡む。
義己に片思いをし、大騒動を起こしたくせに居候させて欲しいと言う柴田も
かつての所行を忘れたかのように、お願いします!と頼み込むその母親も
あまりにも厚顔であきれ果てたが、それを受け入れちゃう義己に一番イライラ。
こんな顛末の割には、最後は綺麗に諦めて退場していったのにも、
ご都合主義じゃない?と皮肉な気分だし
一方誠吾の側の女性の姿に、体を壊す程嫉妬する義己も
健気というよりいい年して大丈夫か?!という気分になってしまった。


タイトルになっている、イチゴのケーキのエピソードは切なく
元理事長の台詞にもじーんときて、
高遠さんらしく繊細で魅せられる部分はあったのだが
前巻を読んでいない為もあるのか、色々と引っかかってしまい
萌え切れず、残念でした。

4

大団円のための一冊

完結編とちょっと長い後日談、って感じでしょうか。
個人的には「紳士と野蛮」のラストで異様に盛り上がってしまったため、スルスルっと読めてしまって、萌え度は落ちちゃいました。でも、あそこで終わりって事はないので……ね?

前巻から誠吾はイイ男なのですが、彼の調べた事が最終的に義己の持っていた疑念を討ち払ってしまうくだりは上手い。
いや、こういうのが冗談抜きの「スパダリ」なんじゃないかなー。最強でしよう、こんな恋人。

後日談の表題作に関して。
義己くんは「ツンデレ」と言うよりは「深窓の令嬢」だと思いました。初恋に惑っているだけです。どうすればいいのかわからないのです。とても可愛い。
嵐のあとの「ほっこり」でした。

3

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