あらすじ
絵師、花魁(おいらん)、法師の艶(あで)やか江戸ミステリーホワイトハート大賞《大賞》●情景描写の完成度で群を抜いていた。(川又千秋先生)●艶な浮世絵師を取り上げたのが面白い。(ひかわ玲子先生)●江戸のことがきちんと書かれている。(夢枕獏先生)描いた絵が実体化するという不思議な能力を持つ、浮世絵師・渓流斉英河(けいりゅうさいえいが)。彼の許婚やえは、祝言を前に首に鬼の手形を残して謎の急死。英河はそれが元で、美人画を描けずにいた。ここ数か月、江戸の町でも祝言前の娘が、やえと同様に突然死するという凶事が多発、吉原でも身請け間近の花魁が急死した。すべて、鬼の仕業なのか……?英河と美貌の法師・貴浄が真相を探る!!