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itoshi no okitsunesama
無性にパンケーキが食べたくなるので、お腹空かせた時に読むのは要注意です笑!
受けさんの真如と攻めさんのお狐様(琥珀)の両視点で交互に展開されていくので、内容にも入り込みやすく読みやすい1冊だったかなあ…と思います。
両視点の場合、読後感に
『こっちの気持ちは分かるけど、相手のこの時の気持ちってどうなんだろう?』とモヤモヤする事もないので、私としては構成から好きでした。
あとは、プロローグから始まるこのお話。
それで一気にお話の世界観に入れるので、プロローグって大事なんだな…と実感しました。
とある事がきっかけで子犬を拾った真如。
後にその仔犬は本当は子狐だったのですが、天涯孤独という事もあり、その場で飼うことを決め
1人と1匹によるほのぼのライフがスタート。
でも影では怪しい事に巻き込まれていて、最後に『お狐様カッケー!』的な展開が待っています。
このお話がそこまでシリアスな雰囲気にならなかったのは、お狐様の性格がサバサバしてるかと思いきや、かなりの甘党というかわいいギャップをたくさん見せてくれたり、そんなお狐様に振り回されながらも今まで以上に毎日を楽しそうに過ごすようになった真如の2人によるものだと思います。
あとは脇を固めるキャラもなかなかに気になる個性派カップルで。
是非このカップルのスピンオフなんかが読めたらいいな…
鳴澤の素性やマスターとの馴れ初めなんかが気になって仕方ないくらいこの2人も好きでした。
突き抜けて明るいファンタジー
というわけではないですが、楽しく読める要素も多々あり、構成などもしっかりとまとまっているので
モヤモヤ感もなく気持ちよく読み終えた1冊でした(。・ω・。)