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dekiaisagi
溺愛物、大好きなので楽しみにページを捲り始めましたが、読み出したら止まらず、最後まで一気読みでした。
受け様のリードは孤児院出身で、幼い頃から大魔力保有者として魔法学校に入学するも、体調不良と共に魔力がうまく発動しなくなり、暴発して建物を壊す事を繰り返した挙句、ついたあだ名が「破壊神」
攻め様のアークは孤児ながらも、有名な魔道士アークライト、ユランの弟子として鳴り物入りで魔法学校に入学してきた孤高の優等生。
まずはリードの視点で物語は進んでいきます。
魔法学校での出会いから卒業して王立魔術師団の任命式までの第一章。
次の第二章からはアーク視点になります。
第一章のラストが、゛アークの抱えていた嘘に、微塵も気付かないままに。゛と気になる結び方をしていて、嘘って?とドキドキしながら読み進めました。
孤児になったアークが魔法学校に入学するまでの第二章。
第三章は第一章のリード視点がアーク視点となって綴られていました。
ここでアークの抱えた嘘が分かって、私は予想もしてなかったのでビックリ。
そういうことだったのー。
ここで嘘をネタバレしてしまうと、なんだかもったいないので、伏せておきます。
皆様、私と一緒にビックリしましょう。(笑)
アークの師匠となっている高名な魔道士アークライト、ユラン氏の視点の第四章をはさんでラスト、アーク視点の第五章。
アークの葛藤やリードへの恋情や執着心。
題名に納得です。
いろいろなものを飲み込んで、リードの前を歩いていこうと決めたアークがまぶしく、かっこよかったです。
リードはアークの隣に並べるよう頑張ろう、と健気に思ってますが、世間知らずで天然入ってるリードなので、アークの認識できる範囲内で頑張って。
できることなら、リードがアークの嘘に気付かないまま、命尽きるまでアークの紡ぐ虚構の世界で2人幸せに生きてほしい、と思いました。
あぁ、でもネタバレなしでレビューするの、多分初めてですが、苦しいー。
ここが好き、ここが萌えた、と叫びたい。