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kikena na butsu wo meshiagare
受けがとにかく可愛いです。
容姿性格◎なのに何故かいつも振られる山口悠輝(受け)が冴えない研究員柏崎(攻め)と酔った勢いで寝ちゃうところから物語スタート。
柏崎の方はしれっとしつつ実は憧れの悠輝との接近に内心ドキドキ。何故いつも振られるのか検証しよう!という大義名分のもと悠輝との同居を無理やり取り付ける。その後発覚する悠輝のバイオテロ急のメシマズにも耐えて思いを成就します。
悠輝は柏木に出会う前はセレブのおぼっちゃまばかり目を付けて付き合ってきました。初めはボロアパートに住む冴えない柏木にドン引き(完璧に見下してます…w)しかし柏木の庶民的ながらもあたたかい人柄にほだされ、徐々に過去の自分の恋愛感が間違っていた事に気がつくのですね…
このお話の最大のキモは可愛い悠輝君の作り出す料理!!
少なくとも表紙に出ているような形の食べ物ではないはず…
ちょっとしたメシマズの粋ではありませんでしたww
これはもう毒をもっているとしか思えないww
そんな料理を可愛く出してくる悠輝の笑顔が見たいがため、生命の危機を犯しながらも果敢に挑む柏木がなんとも健気(><)
メシマズに耐える挿絵の表情も堪らなく良かったです!!
当て馬の元カレ長良との対決場面は特に。
飽きさせないストーリー展開はバーバラさんらしいかな?
萌×2で!!
あれ?思ったより評価が少ない。
この本、面白いですよ!
何でこんなに埋もれちゃっているかな?
『トンチキなのにハートフル』という、バーバラさんお得意の世界が展開しているのにもったいないです。
読む本を探している方は是非是非ご一読を。
ハイスペックな相手をゲットするため、容姿も立ち居振る舞いも『愛され男子』を研究し尽くしているのに、あと一歩の所でフラれまくってしまう悠輝。フラれた勢いで寝てしまった柏崎に「その原因をつきとめてやる」と言われて同居することに。
柏崎のさえない感じは悠輝のタイプからは完全に外れているんです。
でも柏崎は綺麗で可愛い悠輝が好きなんですね(おくびにも出さないけど)。
で、悠輝がフラれる理由は『料理が激マズなこと』……と言うか、完全に『毒』であることなんですが、一生懸命料理をする悠輝にその真実が告げられず(言うと同棲が終わっちゃうこともあるんですけれど)柏崎は意を決して、その毒を食べ続けます。「とても美味しいよ」と言って。
もう、これだけであたしは泣いた(笑)。
柏崎、漢だよ!
そしてね『悠輝が作る料理が何故毒になってしまうのか』なんですけれども。
この真相を知った時、私は再び泣きましたよ。
いや、この理由、かなりトンチキなんですけれどもね。
でも、その影にある悠輝の生い立ち、特に母のエピソードは美しく、そしていじらしいんですもの。
今回、バーバラさんのお話に出てくる人の多くは、目的実現のためにとても努力をしていることに気づきました。
その努力が明後日の方向の努力だった時には『トンチキ』に、そうじゃない時には『健気なお話』になるのですけれど、でも、主人公達の努力する姿は、どちらのお話でも健気で、いじらしく、愛すべきものなんです。
ああ、好きだな、こういう人達。
理想の恋人を求めているゲイの悠輝と、恋愛に縁のない人生を送っていたエリート研究員の柏崎の物語。
理想の相手とつき合い始めても、すぐに振られてしまうという経験を繰り返していた悠輝は、自分ではその原因がわからずに悩んでいた。そんなある時、酔ったはずみで一夜を共にした柏崎とお試しでつき合うことで、原因を探ってもらうことになる。
実は美人で社交的な悠輝は、地味な柏崎が密かに憧れていた相手。柏崎にとってはいくら好みのタイプじゃないと言われようと、悠輝とつき合えるということは幸せなことだった。だが振られる原因はあっさり判明。悠輝の手料理を食べた柏崎は昏倒し、救急車で病院に運ばれる羽目になってしまうのだ。
悠輝は小さい頃から同じようにメシマズの母親が作るものを食べていたため、毒に耐性があり、自分の料理を食べても平気。自分の作ったものを口にして今までの男や柏崎が倒れても、まさか自分の料理のせいとは思っていない。
なので、まったく悪気のない悠輝を傷つけないように、おいしいよ、と言いながらその危険なブツを、どんなに痩せて衰弱しようとも、柏崎は食べ続ける。
倒れようが血を吐こうが血尿が出ようが、大好きな悠輝ともっと一緒にいたいばかりに、絶対にメシマズを隠そうとする、柏崎の愛がとにかく半端ない。まさに命懸けの、究極の愛。挿絵のブツが非常に禍々しく描かれているので、それに果敢に挑む柏崎を応援したくなるし、そんな柏崎は男らしくてかっこいい!
中盤からは過去に悠輝を振った相手が登場し、悠輝の危険なカレーを前にして柏崎と対決することに。そこで元彼の口からメシマズが暴露され、とうとう悠輝はその事実を知ることに…。
個人的にバーバラ先生のお話を読んでいて、いつもいいなあと思うのが、どんなにブッ飛んだ設定であっても、最後には人情や愛情で綺麗にまとめてくれるところ。
悠輝は母親の料理がどんなにまずくても、母親が大好きだから作ってくれることが嬉しいと思って食べ続けていた。
お母さんの手料理は幼い子供にとって、幸せと愛情の象徴だと知っていたから、自分の手料理をおいしいと食べてくれた柏崎の愛にも気づけた訳で…。
母親が料理をするときにしていたという、「おいしくなーれの儀式」が本当にヤバすぎて、ツッコミどころもあるんだけど、それを差し引いても、最後には泣けて心が暖まる、いいお話だった。