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私も、数年前、手術で顔の形変わったんですよ。
義眼にはならなかったんですが、半開きの状態です。
つい最近まで、私もマジで直己と同じでグラサンかけてました。
諸事情あって、今グラサンはやめて、表紙の直己みたいに、前髪で片側の目、隠してる状態です。
手術でではないけど、元から手足が悪くて、足は、今前よりもさらに悪くなって来ているので、正直、最近外歩くのがイヤですね。
まぁ、色々と相違点はあれども似た境遇なんで、直己の態度にイライラしつつも、気持ち的なものは良く分かったたというか。
某所に「主人公が何故直己を好きになったかが全然分からない」というレビューがありましたが、私には分かりますよ。
分からない恋愛だ、というのが分かりました。
だから、アリかな? と・・・もういっそこういうのも。
どこがいいんだかカンペキナゾな旦那に一筋な女ってのは良くいますからね。それとなんか似たような・・・(笑)
「中立」としたのは、まぁ「萌えた」という種類の話では正直ないな、と思ったので、そうしただけです。
はっきり言って最後の部分は、良く良く考えると、(そんだけの金良くあったな) とか (この短期間でよく出来たな) とかまぁ・・・他にも現実的に、色々つい考えたくなる部分はあったものの、そこはまぁ、ファンタジー部分として処理しときましょうかね・・・? って気はしました。
アレでなかったらもっと良かったのになぁ~・・・とも思いましたが、私的に・・・まぁそこは人それぞれお好みで。
関係ないですが、言いたいことをはっきり言い過ぎて時に「毒舌キャラ」とまで称される私は、主人公の友達の立原タイプです。
ぅう~ん。痛い…。
お互いこんなに想い合っているのに、
何故、想いは読者にしか伝わらないのだろうか…。
確かに、皆さんおっしゃる通り、明るい話ではありません。
しかしながら、ラスト十数頁を読み終え
「ここまで読んで良かった…」
と読者である私自身、大変救われた思いが致しました。
今までが真っ暗すぎた為か、本ッッ当にかすかな光りがこの世の救いとばかりにとても眩しく感じました。
昨今には無い、木原作品の醍醐味の様にも感じます。
いやぁ~…
大きな爪痕遺していったこの作品、
出会えて良かった!!!
タイトルに意味はあまりないです。
久しぶり?に木原さんの作品を読んだ気がします。
相変わらず弱者な人たちでした。
どう書けばいいのか分かりませんが、ある意味では直己が事故に合ったのは罪の証なのかもしれません。
甘いだけではない、もの。
簡単に手になど入れさせない、というもの。
一読しただけではなにかを語れるというほどでもないんですが。
木原さんの作品はどれも痛くて胸がじくじくしますが、それでも嫌いにはなれないです。
好きにもなれないんですけど(笑)
はっ!
好きな人のために顔を変えるってのはすごい根性だと思いました。
でも、それもまた罪の証なのだろうと思います。
何の?
と問われたらう~ん、と唸ってしまうんですが。。。
男同士だとか言えなかった恋心とか打算的な好きな人の甥っ子育てとか。
なのかな。
どちらにしても救いようがないバカ二人ってことですよね!(なんか違う気もする)
最後まで読み終えて、なんじゃこりゃあ、と呆然としました。もう何と言うか怪作ですね。序盤で設定が分かった辺りではこんな展開予想もつきませんよ。ついてたまるかという話ですよ。
いやー、もうホント…何だこれ。
この話はですね、非常に自己愛の強い二人の話だと思います。自分の望む愛を受けて来なかった人間が、自分の最も愛して欲しい人間に対して、とにかく愛して愛してと求めている。ところがその二人ともが態度も言葉も全く!足りておらず、行動が噛み合わず気持ちが食い違う…その連続なのです。
はっきり言って悲劇です。
事故が無ければ…という事もありますが、もう少し篤が直己を慈しみながら育てていれば、もう少し直己が素直な性格で幼い頃から篤に甘えていれば…まだ何かマシだったような気がしてなりません。
篤は、優しいと言えば聞こえは良いですが、心の弱さをかき集めたような人だと思います。もっとぶつかって行けよと!育ちからしてやむを得ないのでしょうけど…。
直己は良くない意味で甘え人間だと思います。上で書きましたが、幼い頃に上手く甘えられなかったせいとは解っているのですが…。そこまでの感情の示し方と行動にも大いに問題ありですが、怪我をしてからの様はいくら何でもあんまりだと思います。そりゃあ生きてくれって言ったのは篤だけど、最終的に選んだのは自分でしょうに。色々と努力が見えないのはちょっと…。絶望するのは仕方のない事ですが。(しかし出て行ってからちゃんと自分を養えるだけ働けていたんだな、と感心しました。例の資金も貯められたわけで。)
ラストのクライマックスはもう、負のカタルシス絶頂といった印象で…いやー……面白いですけど。
料理を作り続けるのも怖かった。
ただ展開があまりにも鬱屈としており、結構ストレスが溜まりましたので神評価までは行かないかなと思いまして、萌え評価とします。が、萌えはあまりありません…残念ながら。
養い子×義理の親って大好きな設定なのに…。甘さ補給のために崎谷先生の『ハピネス』でも読もうかな…でもあの作品もすんなり萌えという訳では無いし。
そうだ旅に出よう…義子×義親で切なくて最後は安心できる作品を探す旅に…。
ミドリさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。(初めてコメ頂きました!わーい♪)
この本のラストはですね…本当に衝撃的でした。直己(攻)のとったある行動が尋常でないのです。
そうですよね絶版ですよね。私はたまたま近くの図書館にあったので気軽に読めたのですが、もう中古でしか入手できないのですね…。あまりオススメしても内容的にアレなので、もし機会があって気分が向いた時にお試し下さいませ。としか言えません…(泣)。
ではでは。
こんにちは、くもとりさん。
ミドリと申します。
この作品、どんな作品なのかめっちゃ気になります。
そんな鬱展開でどうやってラストを迎えたんだろう…
怖いもの見たさ、な気分です。
でもそれだけ鬱展開なら私は最後まで読み切る自信はないですね…
しかも絶版なんでお目にかかる機会もないだろうなぁ~
主要登場人物は三人。
主人公の受けと、相手役の攻めと、主人公の親友と。
三人とも性格が違う。
気が弱くて優しいけど優柔不断な性格の受け、
気難しくて無口で虚勢は張るが弱い攻め、
熱血漢だけど思い込みの激しい親友。
性格が違うなりに、みんなフツーの人たちです。
一人一人はフツーなのに、少しずつ頭がおかしくて。
で、この三人が、思い思いに「自分にとって最善だと思うこと」をしているうちに、どんどんホラーな展開になっていくのだ。
全員に「なぜ?」と問いたかった。
「なぜ攻めにぶつかっていかない?」
「なぜ受けに甘えていかない?」
「なぜ余計なお節介をやく?」
ゾクッとくるラストは、ホラーの世界です。
お化けやゲテモノを登場させるよりもずっとコワイ。
人間の心ほどコワイものはない。
何度か書いたことがあるけど、木原音瀬さんがBLの世界だけで書いてるのがもったいないです。
BLを卑下してるわけじゃなく、BL以外の小説を書いてほしいという意味でもないです。
一般小説なら、このレベルのホラー小説が、長く絶版になったまま文庫化もされてないなんてあり得ないので。
BL界に木原音瀬ファンは多く、圧倒的な人気作家の地位にある木原音瀬さん。私たち腐女子は趣味のためならお金を惜しまないタイプが多いし、デキがよくても悪くても「木原音瀬さんは作家買い」って決めてる読者が多い――けど、絶対的に分母が小さいんだよね。狭い世界では読まれるんだけど、その輪っかの外へはなかなか広がってゆかない。
木原音瀬作品は、BLに萌えも興味もない人間が読んでも、遜色ないレベルの小説だと思う。
けど、そういう人たちが気まぐれに手に取ることは、まずめったにないのだ。
BL系のレーベル以外で出版とかしてくれないかな。小野不由美さんの『十二国記』みたいにさー。
直木賞取れるよ。つーか、直木賞取った〇〇〇さんやら××××さんやらより、木原音瀬さんのほうがずっとレベルが高いですよ。うん。
後半はコノハラーのボヤキでした。
スイマセン。
えーとこの小説は、前半は切ないBL、後半は上質の日常ホラーです。
弱く醜い人間がどこまで弱く醜くなれるか、ほんの少しのすれ違いが拡大していくことでどんな悲喜劇を生むか、そして、なにが狂気なのか。
色々考えさせられました。
切ない…。
なんか20ページあたりですでに泣きそうでした。
篤には隆という双子の兄弟がいます。見た目は間違えるほど似ていますが性格は正反対。隆は明るく友達も多く篤はなにかと比べられることが多く嫌な思いをしていました。
そんなとき「篤は篤のままでいいんだよ」と自分を認めてくれたのが家庭教師だった伊沢。
篤は自然に伊沢に惹かれ恋する気持ちを胸に秘めます。
しかし何年か経ち伊沢は隆と付き合っていることを知り2人は交通事故でこの世を去ってしまいます…。
「好き」だと伝えることすらできなかった篤を思うとすごく切なかったです。
伊沢が死んでも忘れられなく、どこにも身寄りがなかった伊沢の甥・直己をあずかります。"伊沢の遺伝子の断片でもいいから彼に繋がるものが欲しかった。"
しかし直己は無口で必要なこと意外しゃべりません。
そして篤が見合いをすることを知り直己は篤を強姦してしまいます。
ここでは直己に対して胸が痛くなりました。
「俺の居場所はここしかないのに」とか。
それから篤がちょっと見えなくなるだけで不安になってる直己も切なかった。
書き下ろしの『HOME2』からはもう鬱ですね(笑)
直己は事故にあい完全に引きこもって篤と口をきかなくなります。
篤のこと好きって言ったのに…と思いました。直己はほんとに難しい人です。
それからだんだん篤は直己にのめり込んで抱かれたいとか好きだと言ってほしいと思うようになります。
しかし拒絶されるのが怖くて篤は直己になにも言えず。
そうしているうちに直己は離れていってしまいます。
直己が「俺が事故のときに死ねばよかったんだ」とか言っててほんと切ないというか痛々しかった。
直己が離れたら篤は酒に溺れ。「壊れた」って言葉がぴったりな状態に。
ほんとに切ない。
最後はハッピーエンドだと思います。
そうですね、確かに直己視点の話も読んでみたかったかも。
切ないし痛かったですがとても好きな作品です。
私が涙腺脆いせいもあうと思いますが、結構泣けます。
これ多分1回読んで読み返していないと思う。
すっかり話を忘れてて、改めて読んだらビックリだった。
画像に帯は付いてないですが帯に「衝撃の書き下ろし」的なことが書いてあります。
まさにその通り。(笑)
私は書き下ろしラストの直己の決断がイヤ。
それに気づいて驚く青木と
立原のドアを開ける音が重なるシーンとかキモイ。
っていうかゾッとする。
画面を斜めに横切る大ゴマで
ドアを開ける音が描き文字で重なって・・・みたいな。
マンガのコマ割が浮かんでしまいました。
あーやな感じ。(笑)
木原さん痛いッス。
最近は甘いものを多く含んだ作品が多かったから木原さんのこういう部分を忘れてました。
久々にパンチをくらってしまいました。
かと言って嫌いなのかと言うとこれまた違うんですよね~。
(困ったFAN心理だ)
お互いが不器用で口下手で
それゆえに気持ちがすれ違ってしまう経過とか
青木の結局同じことをくり返してしまう意気地のなさとか
HOMEの書下ろしが美しいことの雑誌掲載が近いことであるとか
私の感覚ではこのあと位から木原さん作品がだんだんやわらかくなっている気がすることとか
(スイマセン!いらん邪推して>_<)
直己の青木に対する「好きだけど憎い」って気持ちとか
青木の双子の弟に対する根の深いコンプレックスとか
その辺の混ぜ込み方とか
文章が、構成がとても上手いなぁ・・・と思って読んでました。
1回読んで読み返せなかった自分の気持ちがとっても分かります。
感想あげといてなんですが、痛い系なのであまり人にオススメは出来ません。(笑)
でも「HOME」を読み返して私はやっぱり木原さんが好きだ~と改めて思いました。
好きだった男の姉の子供を、いつか好きだった人の面影をもつ男に成長するかと育てていた篤、しかし子供は無口で、愛想のない無骨な男になっていた。
ずっとしてきた事だからと、直己の食事の世話をして育ててきたが、母から勧められたお見合いをすると聞いた夜、篤を無理矢理おそってします。
暴力におそれ、おびえる篤に、一緒にいるのに、自分をみてくれなかったとなじる直己。そこで初めて直己を傷つけ続けていたことに気がつく直己。好きだと言い続ける直己に初めて愛おしいという気持ちが芽生えるが。
愛に飢えた大人になれない直己と、直己の心に踏み込んでいけない篤のすれ違いの物語。人を愛することの難しさをしみじみ噛みしめてください。
木原ワールド炸裂ですが、まだ甘い方(笑)
最近の作品を見なさいな(爆)
木原さん、どこへ行きたいんだ???な作品ばかり。
でも初期の頃からこういうの書いていたとすると、推して知るべしなのかも。
一見、主役の篤は不幸の固まりみたいだけれど。
よく考えたら直己の方がずっとかわいそう。
篤は被害者ぶって更に被害者を増やすタイプで。
自己憐憫ばかりで周りの人間の気持ちになんてなれないタイプ。
可哀想と思って読んでいたけれど、ひょっとして一番酷いのが篤じゃないのか??
そして一番の被害者が直己で、この子ひょっとして篤に虐待されてた?
と気づいたのは読み終わったあと^^;
立場というのは見方や相手によってどんどん変わって、
被害者は加害者にすぐになれるんだと、つくづく思った次第。
雑誌掲載に続編が付くというおきまりパターンですが、
この続編、私は直己視点を期待していたんですが、もう出ないですかね。
書かれていないのか、もしかして同人誌とかにあるのか???
かなり直己が小さいときの気持ちが気になっています。