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ouji to kosodate
前作「王子と子育て」を読んだ方が今作の表紙を見ると
「1人増えてる!」と気付かれるでしょうが
今回は表紙の小さい赤ちゃんが鍵となっております
大雑把に内容を説明すると
前作で小国ラプフェル王国の王子・ジェラルド(攻)と結ばれた瀬名(受)
ジェラルドには三歳になるフランという男の子がいて仲睦まじく暮らしている
プレスクールに通い出したフランは仲良くなった友達の弟を見て
「フランのベビーは?」と瀬名に赤ちゃんをねだるようになる
ある日散歩していたフランと瀬名は籐カゴに入った赤ちゃん・レオンを見つける
フランは「フランのベビーだ」と言って喜ぶが
大人達は赤ちゃんと一緒にあった「瀬名様へ」という手紙を見つけ困惑する
調べるのに時間が掛かったが、元を正せば前国王であるジェラルドの父が
妻子ある身でユーリアという地で知り合った女性と愛し合った事が始まりだった
別れたのちにひっそり産み落とした父の落とし胤は、ジェラルドの弟になる
ジェラルドの弟・リチャードは若くして結婚しレオンを儲けたが事故で急逝し
後を追うようにリチャードの妻も亡くなってしまう
妻の弟・カイルがレオンの面倒をみていたが
生前瀬名のシンデレラストーリーに憧れていた姉の希望を叶えるべく
ラブフェル王国に渡り、レオンが拾われてからも遠くから動向を見つめていた
手紙の宛名を「瀬名様へ」としたのも生前姉が
異国で子育てに頑張っている瀬名の姿を見てよく口にしていた
「瀬名様ならこの子を大切に育てて下さる」からだった
男の身で異国に嫁ぎ、その上小さな王子を育てている瀬名だからこそ
異母兄弟の許に生まれたレオンでも分け隔てなく愛情を注いでくれるであろうと
その後現国王と議院に認められリチャードとレオンは
無事にラブフェル王家の系譜に加えられる事となり
カインも王宮で部屋を与えられ子供たちのお世話や
ハイスクールにも復学し忙しい毎日を送っている
という捨て子発見から始まり、その後王国を揺るがす騒動に発展するのですが
(前国王のスキャンダルになりますからね)
事態が落ち着くまでがほぼ子育ての話しになっていて
瀬名が最初に「自分が世話をしたい」と言ってしまったのもありますが
ジェラルドの出番は瀬名との逢瀬だけ…
忙しいのは分かるけど瀬名が疲れているのが分かってるのに
「あんまり頑張り過ぎるな」だけってどうなんだろうと思ってしまった
フランもレオンも瀬名にしか懐いていないとはいえ
王宮には侍女や侍従もいるんだからフォローする様に言えるでしょ?って…
HなシーンはあるけどBL小説はそれだけじゃなく
前後に余韻というかイチャイチャがあってこそだと思うのですが
急いでヤってる感じがして萌えれませんでした
最初にあるHシーンはフランに「ベビーがほしい」と言われて
瀬名が「男だから出来ないと言えなかった」とジェラルドに言うと
「誰もが皆成長と共に知っていかなければならない事でもあるだろう」と返され
「いつもそのつもり(孕むつもり)で愛し合えばいい」とHに持ち込むのですが
そう言うのならジェラルドがちゃんと説明してあげてよ!と思ってしまった
瀬名が今現在返事に困ってるんだから
「今は言っても分からないだろうけど、フランには僕が話しをするよ」
とかでいいのになー、って
で、続編があるとしたらフランが15~17歳位になり
ジェラルドと瀬名の関係性も分かった上で瀬名にちょっかいを出しつつ
新しく来た家庭教師にいろんな事を教わる、とかが読みたいなぁと思ったり…
あとイラストなのですが表紙は申し分ないのですが
その他のがちょっとぎこちない、硬い感じがして残念でした