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sitter shitsuji no kosodate lesson
執事感ほぼ皆無!な、各々の設定が曖昧とした子育てものに感じる1冊でした。
執事+シッターって新しい!と、わくわくしながら読み始めたので、
ご都合主義というのか、てんでバラバラな萌要素を無理矢理盛り込んだ感満載な感じで
だからこそ、きゅんとするだろう場面も萌につながるシーンがあろうとも、
私の中では淡々と読み終わってしまった感が否めません。
実母関係はもっと何かあっても良かったんじゃないか?とか、
涼太郎の女性不信ぶりの割に青山に対する気持ちの流れは割とあっさりすぎないかな?とか、
青山は流され絆され受けなの?と、少し残念に思ったりとか
小さい事ではあるけど気になる事を挙げれば結構多くて…笑
モヤモヤ感ハンパないなあ…と残念です。
読みやすい文体ではあったので、また機会があれば次に期待したいです。
子供ネタ作品にありがちな定番設定&定番の流れ、お約束的なあれこれ。
安心して読めるけど、先が見えすぎて盛り上がりに欠ける。
金持ちにありがちな誘拐もあっさり解決だし、途中で登場した実母もあっさり退場だし。
初対面から受が子供に懐かれるのも、Hな流れに至るのも、何もかもがすんなり進んで、めでたしめでたし、のエンディング。
あっさり読み終わりました。
可もなく不可もなく、という感じでしょうか。
作者の初紙書籍&初BL作品とのこと。
恐らくいろんな作品を参考にしたのだろうな、と。
文章は下手じゃないし、構成もよく練ったのだろうなと思わせるまとまりの良さはありました。
ですが、それだけ。
作品のどこを読んでも既視感がプンプンするんですよね。
この作者のオリジナリティは? あるの? と。
幸いなことに、イラストも無難な辺りですね。
一応子共はかわいらしく描かれています。
セシル文庫の作品としては、良作な方だと思います。
新人作品としても上手い方だと思います。
そういう意味で、ちょっと甘めの評価です。
でも、他レーベルや次の作品ではどうかな、と。