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papa no kareshi wa dekiashacho
タイトル通りの溺愛社長に心も体もほだされていく千葉さん。
奏くんのかわいさがさらに二人の愛を深めていて、とても幸せな気持ちになります。
また、志摩のちょっと意地悪な感じがとてもえっちで、それに抵抗しつつも逆らえない千葉さん、、、とっても可愛いです。
イラストは表紙のみでしたが、小説の雰囲気が出ていてとてもイメージしやすかったです。
奏くんがくりっとしていてかわいく、3人並んだ姿が家族のように幸せな雰囲気があり、とてもほっこりします。
かわいさとかっこよさがあって、もっと沢山イラストがみたかったな〜と思いました。
甘々でえっちで温かくてすごく大好きな作品です!
イラストは表紙のみ。
受けを前々から口説いている攻めが、受けの息子のベビーシッターへの悩みを聞きつけ、息子の面倒を引き受け、一人で不安な子育てをしていた受けが、攻めの誠実さに絆されるという子育てBLの王道展開のお話でした。
プロローグで、もう二人がくっついてしまっていてイチャイチャしているところから始まるのでちょっとびっくりしたのですが、話はそこから遡って二人がまだ社長と社員という関係から始まります。
パティシエの千葉(受け)は幼稚園児の湊を育てていうるシングルファーザーです。
湊と一緒にいる時間を大切にしたいと、夜中に開店しているカフェに勤めています。千葉は湊を幼稚園に行かせ、その間に睡眠をとり、お迎えをして夕食の支度をしたら、ベビーシッターと交代して朝まで面倒をみてもらうという生活スタイルを取っていました。
ところが、湊の面倒を見てくれていたベビーシッターが引退することになり、ちょうどよいシッターが見つからなくて困っていると、その話を聞いた勤め先の社長・志摩(攻め)が新しいシッターが見つかるまで自分が預かることを提案してきます
社長に息子の面倒を見させるなんてと躊躇する千葉ですが、背に腹は変えられずお願いすることにします。
志摩は子供扱いがうまく、あっという間に湊に懐かれます。
千葉は学生のころは遊び人だったので次に恋をするときは誠実な人と真面目な恋をしようと決めていました。
以前から志摩には口説かれていましたが、遊び人という噂を聞いていたので、この人は違うと思っていたのですが、湊を交え家族のように接してくれるうちに、だんだん3人でいることに居心地の良さを感じるようになります。
志摩の「将を射んと欲すれば」を地で行く作戦は見事でした。
一人で子育てをしていて頼る人がいない状態の千葉に、頼られるようにさりげなく持っていく手腕はきっと仕事でも存分に活かしているんでしょう。
ただ、志摩の背景がカフェその他を経営している若き実業家ということ以外わかっていることはないです。ゲイなのかバイなのかもわからず、千葉のことが好きだということだけが明言されているだけです。
あっさり家族になろうと言っていますが、両親だのその辺は一切出てきていません。それは千葉も同じで、子供で困った時に一番最初に頼るのは両親だと思うのですが、プライベートでは友人含めて身内が一切出てこないのが気になりました。
そして、けっこう疑問だったのは、千葉の初心さですね。
昔は遊び人で子供ができてしまうまでは女性を取っ替え引っ替えしていたという過去は本当なのかと思うくらい、恋愛に不慣れな感じでした。童貞処女といったほうが納得できたくらい。4年やそこら恋愛してなかったからと言って、ここまで不慣れになるかなぁ。
読み始めは湊は千葉の実子ではなく、甥っ子か何かだと思ったくらい遊び人ぽくない人物像でした
特に、二人の仲を裂くような大きな事件はなく、ゆっくりと口説く攻めと絆される受けという王道パターンです。
P90弱とページ数も少なく、起伏も少ないのでBL初心者向けかなと思います。
複雑な心理描写や物語性を求めるお姉さまがたには物足りないかと思います。
子供の可愛らしさもあり、攻めに甘やかされる受けを堪能できるので、何も考えずに甘い話をちょっと読みたいという時にはよいのではないでしょうか。