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seifuku no aijin
設定としては、病んでる執着攻の凌辱・監禁ものでしょうか。悉く私の大キライな要素です。
ただ、設定がまったく好みじゃないどころかものすごく苦手なわりにはすんなり読めました。
とにかく、俊之(攻)があまりにも幼稚で情けない小物なので、すべてにおいてヌルイというか詰めが甘いんです。痛さの少ない執着・監禁ものという意味では、そういうのが苦手な方でも読みやすいかもしれません。
う~ん、申し訳ないですが鹿住さんにはこういうテイストはあんまり合わないんじゃないかなあ、と感じました。少なくとも、私は(鹿住さんは結構好きなんですが)まったくいいと思えない。
デビューシリーズよりはこちらの方がはるかにマシですが、私は鹿住さんのシビア(を意識したと思われる)な傾向の作品はほぼ好みじゃないです。
個人的には、この作品でいちばんよかったのは攻一人称です。ストーリーとしてはホントたいしたことないと思う。
ラブに至る経緯も安易というかいい加減としか思えません。何より優斗(受)の心情が、いくら攻視点だからと言っても一切見えてこない。いったいこの展開で優斗がなぜ俊之に惹かれたのかがまったく理解できませんでした。拉致・凌辱・監禁はそんな些細なことなのか!?と。
まあ結局は、優斗もちょっと病んでるんですよね・・・欲しがられたい=執着されるのがむしろ嬉しい?
なんとも不健康なCPだな~とは思いますが、おかげで(?)あまあまラブラブのハッピーエンドです。
それでも、決して好きとは言えませんが『もうダメ!』までは行ってないんです。俊之の情けないアホ具合が、気分悪いというよりいっそ哀れなくらいだったからでしょう。
ただ、イラストはあんまり合ってなかったな・・・