かいわれだいこん
aisurutoiukoto
ド深夜にボロ泣しながら一気読みしました。
音さんと出会った学生時代、がむしゃらに働いたバイト時代、音さんと働くのが楽しくてしょうがない壱。でもだんだんと一緒にいるのが苦しくて逃げてしまった社会人2年目。音さんに思わず思いが漏れてしまった元旦。音さんに全て受けいれてもらえた2月。そして……。壱には音さんが全てだったのに。壱の過ごしてきた日々が丁寧に書かれているからこそ心に刺さって抜けない作品になりました。振り返るだけで涙がでてくるんですがどうしましょう。ハーゲンダッツのバニラ見ただけで泣ける。もうどこを切り取っても本当に。でも壱の周りは本当にいい人ばかりでそれだけが救いです。綾瀬がいたからこそ壱は戻ってこれたと思うし、橋も本当にすごい人、梨本も壱の強い味方。
金木犀の香りが空から降る季節に出会うことが出来て、読むことが出来てよかったです。
谷崎先生の長編です。
どんどん恋する愛する気持ちが育っていく心の心情の描写、季節の移ろい、
どうなるんだろうと気になって一気に読みました。
エチの描写がなくても満足できる物語でした。
とても心に残る作品になりました、ぜひオススメしたいです。
電子Kindle Unlimitedで読めます。