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aragau kemono
あらすじ:
極道一家の長男で高校生の隼人(攻め)は、不良に絡まれる先輩・奏一郎(受け)を助けたことがきっかけで彼と仲良くなるが、想いを打ち明けられぬまま疎遠に。
10年後再会した奏一郎は、高級クラブで男娼として働いており…
極道を嫌い、家を出て普通のサラリーマンとして働いていた隼人。
しかし奏一郎が男娼になったと知り、彼の永久指名権を獲得するため、実家のコネを利用。
その代償に実家を継ぐことを決意するという展開です。
後に、奏一郎は親の作った多額の借金を返すため男娼として働いているという事実が判明しますが、
隼人はこの事実を知る前の段階で、奏一郎のためヤクザになることを決意しており、展開としてやや強引な印象。
好きな人が男娼なんて仕事をしていたら、まず仕事をやめるよう説得したり、詳しい事情を聞いたりするものではないかな?と思ってしまいました。
男娼と客としてやることはやっているし、ヤクザの仕事もそれなりに軌道に乗っているので、設定の割に今ひとつ切なさが感じられないのが惜しい感じです。
しかし、ヤクザになっても父の言いなりにならず、自身の流儀を貫こうとする隼人は男前。
『あらがう獣』とのタイトル通り、自身の血筋に向き合いつつも、納得できないことにはとことん抗う隼人のまっすぐな性格が描かれています。
奏一郎は、冴えない見た目におっとり天然な性格と、とことん守られる立ち位置のキャラクター。
しかし奏一郎なりに10年前から隼人のことを想っており、彼への恋心や家庭の事情を隠して気丈に振る舞う姿は健気。
その秘めた想いが明かされるクライマックスのシーンには王道の良さがありました。
攻め視点で、年下攻めが受けのため頑張る姿に萌がある作品です。