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shounikai wa kodurekeiji ni koi wo suru
あらすじ:
大学病院を辞め、祖父の小児科医院を継いだ真琴(受け)。
1歳の息子を育てる刑事・桐生(攻め)と仲良くなり、彼に恋心を抱くが…
あとがきによると、当初の予定では攻めを小児科医にするつもりだったとのこと。
設定を変更して主人公の受けを小児科医にしたことで、彼が医者として攻めの息子をケアするプロフェッショナルな姿が描かれており、ただの子育て要因になっていないところが良いなと思いました。
真琴は、よく女性に間違えられる美人で、ゲイ寄りのバイ。
男らしい桐生に惹かれていますが、彼がノンケであることから自分の気持ちは隠しています。
桐生は硬派な男前ですが、病院が苦手だったり、息子のことで取り乱したりと繊細な一面も。
真琴のことを「先生」と呼び、何かと力になってくれる姿が素敵です。
前半はほのぼのした雰囲気ですが、真琴が大学病院時代の恋人と再会してからは、ややシリアスな展開に。
真琴に薬を盛って襲おうとしたり、真琴の患者が亡くなったことを真琴のミスとしてネットで拡散したりと、かなり分かりやすい悪役として元恋人が大活躍。
真琴を守る桐生が正統派にカッコよく、薬を盛られた真琴をイかせるシーンなど今時珍しい(?)王道展開を楽しめます。
ストーリーとして特に意外性や目新しさがあるわけではないですが、攻め受け共に好感のもてるキャラクターで、子どもも愛らしく描かれており、手堅く楽しめる一冊かと思います。