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kashikomarimashita destiny
恭依从命
原作が有名だった当時、オメガバースものが苦手で読まずにいました。
後にオメガバースが好きになったときには、出版社との揉め事で絶版になっていて、やはり読まずにいました。
機会があり、この作品を聴き感動したときはすでに遅く、原作はもう入手できず。
さちも先生に大変申し訳ないと思いながら、中古で紙を探して入手しました。
原作もとてもすばらしかったです。
作品冒頭に、この世界の価値観を例えば、という表現で羅列してくれているのがわかりやすいです。
そして、はじめから主人公のオメガ少年が苦しい思いをするに違いない、と思わされる導入でした。
母との死別、父親の再婚相手との関係により、名門の家から出ることになってしまった鈴木裕斗さん演じる東條葵。弱弱しさと繊細さと、芯の強さと負けん気の強さが、すべて同居している声に魅了されました。
魂がひかれあう音の表現は不思議で、そして納得させられるもので、想像上の事柄なのに、きっとそうに違いないと思わされました。
この好きは偽物なのになぜこんなに苦しいの、という葵の心の叫びは本当に切なく、苦しく、聴いていて涙が出ました。
東條家の元お坊ちゃまと元執事に、差別と偏見に満ち満ちた悪意ある言葉を並べる西園寺家のお坊ちゃまと執事。聴いていてとてもしんどかったです。この後の物語の展開で必要なのだろうと思うけれど、本当に憎らしくて、演じている声優さんまで嫌いになりそうでした。
運命に翻弄される男たちの心情の変化、言葉遣いの変化が細やかに表現されていて、素晴らしかったです。
個人的に、最も男らしくて頭がよくて度胸が合って度量が広くてかっこいいのは、興津和幸さん演じる宮内 一郎だと思いました。登場シーンは少ないのですが、この世界での存在感がすごかったです。
わがままで世間知らずでへたれな畠中祐さん演じる西園寺次郎が、親類縁者その他もろもろ大勢が集まる婚約発表の場で、しかもマイクを使って、葵のことを紹介するシーンは、胸震え感動しました。
まず、バトラー編のレビューに書いた通り、
私、勘違いしており、こちら前編にもかかわらず後編を先に聞いてしまっているので、
ネタバレありありで聞いてしまいました。
でも、普通に楽しめました。
あと、後編のトークを聞いていたので知っていた情報、畠中君のお初攻めということで、
逆に変な緊張と我が子を見守るような気持ちがなぜかわいてきて(笑)
でもすごく、新鮮でお上手で
ため息が漏れちゃいました。
他に作品もあまり出ておられないようなので、
貴重な作品なんですね。
でもトークを聞いていても仕事に向き合い、
キャラクターを分析して、熱心に演じられていたようで感心しました。
初めての…て緊張しますよね!!
でも先輩方の演技を見てからの演技だとまた何か変わってしまっていたかもなので
探り探りの初々しい演技がぎゃくに良かったです!!
名家に生まれながらもΩであり、家を追われた葵(鈴木さん)と
大手自動車メーカーの御曹司でありαの次郎(畠中さん)の話。
αならできて当たり前ということにコンプレックスを持つ次郎と、
名家の出でありながらもΩであるがゆえに跡継ぎになれなかった葵。
意地と努力で優秀な成績をおさめるなどひたむきに頑張る葵の姿に劣等感を抱く次郎。
葵が前向きに頑張る姿や、それに刺激を受ける次郎は微笑ましかったのですが、
それぞれが運命に翻弄されながらも抗うところがもう少し聴きたかったです。
運命という言葉の割にアッサリしすぎるというかエピソードが弱いと感じました。
オメガバースならではのΩの発情とひきずられるαは音声で表現するとこうも凄いのね…!
濃密な仕上がりだと思いました。
Ωの発情にひきずられるα、鈴木さんがリードしている感も相まって聴きどころです。
畠中さんはBL初とのこともあり、役との相乗効果を生んでいると思いました。
家を追われた葵と共にした執事の宮内(興津さん)。
執事としての姿と葵だけに見せる姿の違いが見事としか言えないです。
葵にだけ向ける誠実な言葉の表現をぜひ聴いていただきたいです。
この話では直接的に描かれていませんが、βに生まれた運命を背負う宮内が真の主人公だと思いました。
次郎の家の執事である工藤(前野さん)。
チンピラ執事と言われつつもαらしさも併せ持ち、役と声がピッタリでした。
αらしさが出る姿、かたや主を溺愛するさまなど色々楽しめます。
オメガバースの設定や特性を頭に入れたほうがより楽しめると思います。
単品でも楽しめますが、やはりside:Butlerへの展開が気になりました。
評価は萌2と萌のあいだです。
まあ…興津さんの貫禄が素晴らしく、次巻への期待が高まりますが…
そして父親役の一条和矢さんがこれまた非常に貫禄があり、
お茶目なのも原作のイメージ通り、いやそれ以上、
更に前野さんもハマり役ですね、凛と強く美しく。
という今回は脇にあたる布陣が万全の体制なので、
若い二人はフレッシュな魅力で思い切ってどうぞ!という回です。
畠中さんのこの感じは、ドラマCDに不慣れということもあるとは思いますが、
ジブリ的な表現の方なのでしょうね。
(余談。カバネリでも、アニメだと気にならないが、ドラマCDだとジブリ感が強い)
演技力が高いのはわかっているので、これはこれで個性だと私は思います。
Ωがヒートを起こすシーンは、発情期の水っぽさがよく伝わってくる。
このあたりは、さすがに鈴木さんが上手。
使用人たちを一喝する前野さんもカッコイイ。
この方の怒鳴る演技は最高。
「心が叫ぶ」ヒートのあとで強い言葉ですが、圧倒的清潔感よ…。
鈴木さんは役にピッタリ。
それぞれの思いで「運命に勝ちたい」と藻掻く二人の日常シーンや仲良くなっていく様は微笑ましい。
BGMも◎シリアスな話の息抜き的なメリハリ。
眠れないシーンで笑うところは、本当にナチュラル。
あまりに素敵なので宮内×葵をもっと聴かせて…そのルートもください…。
婚約発表からの初夜(?)できれいにオチる。
が、この絡みが挿入から。
鈴木さんの健気受けが儚くてキレイだけど。
しかしながらアフターストーリーで発情期セックスを聴かせてくれたのでオールオッケー☆
二度目の発情期で番になる♡
「はしたなくても嫌わないでよ」耳で聴く破壊力♡ありがとうございます♡
畠中さん「番になる。この花を守るために。違う、俺のものにするためだ」も
水も滴る良いΩの鈴木さんもとってもよかった♡♡
細い声で切れ切れに喘ぐ鈴木さんが絶品。こんな引き出しがあったとは!
ベッドが壊れるのでは?と思うほど激しい。
思わず一時停止するほど、声を張って泣き喘ぐし、
これだけ淫らで激しい濡れ場は稀。
オメガバースの発情期セックスらしさがあった。
ちょっとビックリ。よくぞここまで…。
二人に拍手。
「もっと欲しがれ」鈴木さん、マーヴェラス…。ありがとう…。
フリト。
そりゃあ「やりきった感」あるよねー。
畠中さんの初めて物語が妙なテンションで語られるw
自分からBLCDに出たがる人なんて聞いたことがないので、
結果楽しかったならよかった!また出てくださいね!
前日のLINEから緊張していた話がとてもいいw
同年代の友達とBLCD♡二度美味しいです♡
(全体評価は萌え×2です)
原作既読。
デイリーオリコンランキング9位とは!
おめでとうございます+゚。*(*´∀`*)*。゚+
一番にお伝えしたいのは執事組が素晴らしかった!!!
期待以上にハマってイメージ通りに久藤と宮内にテンションアップ♪
本無しで聴いた時の印象で、オメガバース設定を全く知らないと発情期あたりが分かりにくいかも?と感じました。(普通に会話してたのにいきなり苦しがって襲われてチュッチュ始まるので…)
また、宮内は言葉を発せず側に立ってるので、音声だけだと宮内がいないと思われる場面でも原作片手に聴いてると「あ、居るのね!」となりますw
発情期シーンでも宮内は葵の異変に気付いて血相変えるのですが、音声には組み込まれてなかったのでちと残念だったかな…。
もちろん未読でも大丈夫ですが、よかったら原作とともに楽しんでください(^^)
こちらの作品は上下巻でカップリングが変わりますが、
上下揃って1つのストーリーですので下巻も揃っての購入がお勧めです♪
さて、メインを差し置いてなんですが…
宮内@興津さんが期待以上に良かった!!!(>∀<)
クール&クール&クールビューティー!!!
音声だけだと表情が見えないせいかミステリアスさも加わってました。
葵以外に対して見下してる感にゾクゾクきます(^//^)
原作上巻にはなかったセリフなのですが
「αのヒート…無様ですね…」が特に最高で叫んでしまったw
なのに葵だけには柔らかくて優しい声になるギャップにニヨニヨします♪
とてもクールだけど誰よりも運命に固執し、不器用で、複雑な内面を持つ宮内。
そんな宮内をクールな低音で完璧に表現してくださって最高でした(∩´///`∩)
そしてチンピラ執事の久藤@前野さん。
オラオラしてるの新鮮ですね〜。原作同様、がなり声を上げてましたw
オラオラしてるけど、とっても優しくて坊ちゃん馬鹿な久藤なので
時折見せるデレ声に笑ってしまうwww
坊ちゃん好きすぎる久藤がめっちゃ可愛いヾ(*´∀`*)ノ
下巻への期待が高まりすぎて、すでに張ちきれそうになってますw
……で、メインなのですが。。。
悪くはないです。悪くはない。。。
お二人がとても頑張ってるな、というのは伝わりました。
葵@裕斗くん。
時折キャンキャンした声になるのが個人的にイメージから外れてしまいました。
でも低めに抑えた時の声や「じろぉ〜」と縋るような泣き声は良かったです。
改めて実感したのは、裕斗くんのオメガ役は適任ですね╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
グズッグズのトロットロで舌ったらずになる喘ぎがめっちゃエロかったー!
次郎@畠中くん。
お声自体はすごく次郎っぽくてとても合ってたと思います。
単語だったら完璧イメージ通りの次郎でワクワク出来ました!
ただ、長セリフになるとやはり技量差を感じてしまう(;´д`)
声質はちゃんと次郎だったので、技量がステップアップした状態で次郎を聞きたかったかな…。
濡れ場は違和感なく聞けて、とってもエロい葵と対峙もちゃんとエロくて良かったです(^//^)
評価に随分悩んでレビューが遅くなりました。
全体を考えると萌え×2だけどメインだけなら萌えかなぁ…と悩みつつ。
続きモノなので、上巻はメインだけを考えて萌えで上げさせていただきます。
原作本を購入していたのですが、どこを探しても見つけられず、何も無いまま(ほぼ内容もうろ覚え)聞くことになりました。
なので原作どおりのお話だったのかは解らないのですが、結果的には無くても大丈夫でした。
ここ最近お聞きするようになってきました、東條葵役(受け)の鈴木裕斗くん。
葵の儚げだけれども、凛としたお声に合っておりました。
私は、裕斗くんのエチシーンの少し演技過剰な所が苦手だったのですが、このドラマCDでは、自然な感じになってきており、元々透明感のある素敵なお声ですので、これからの活躍が期待される若手の声優さんですね!
そして、西園寺次郎役(攻め)の畠中祐くん。
ほぼほぼアニメなどでも聞いた事が無かった声優さんでした。
が!! 初めて佐藤拓也くんのお声をBLCDで聞いた時程の衝撃を受けました。
少しワイルドで、声も低すぎず、高すぎず、何か特徴があるお声ではないのですが、私の心をギュッと掴んできました~!
次郎の生真面目で頑固な役にピッタリだなと思いました。
これからもっと色んな作品に出ていただきたい声優さんのお1人となりました。
フリートークは、お二人がとても仲良しだなって事。畠中くんのお初の感想など、この1枚に収録されておりました。
興津さん、前野さんは次巻を楽しみに待っていたいと思います!
オメガバース設定はあまり好きではなかった私が初めてオメガバースを面白いと思ったのがこちらの原作でした。キャラクター的には下巻の方が好みで、キャスティング的にも興津さんと前野さんでぴったりだと感じたので当初は下巻だけ購入する気だったのですが、アニメイト特典に惹かれて上巻も購入しました。結果的にはこちらも購入してよかったです^_^
・ストーリー、構成
構成はドラマCDでも理解しやすいように僅かに変えられているもののストーリーは原作そのままで、Ωを快く思わないαの次郎、彼に惹かれるΩの葵、二人の"主人"が結ばれるまでのお話です。下巻でメインとなる、葵に献身的に仕えるβの宮内、次郎を溺愛するチンピラ風αの久藤という二人の執事もかなり出張っています。というより、本編は宮内の語りで始まり語りで終わるので、彼が主役となる物語の序章のようだと原作以上に感じました。また、アフターストーリーも収録されています。
・BGM、音響
BGM等に関しては特筆することはないです。もの凄く印象的な曲があるわけでもなく、変に気になる曲があるわけでもなく、悪くなかったです。入れるタイミングや頻度も適切で、上手く物語の雰囲気を伝えてくれていると思います。
・声優さん
メインと重要な役どころの方だけ挙げます。以下、ストーリーの若干のネタバレあります。
まずは葵役の鈴木さん。BLCDはまだ数作しか出演されていませんが、健気可愛い葵を好演されていました。個人的には葵はもう少しだけ低めの声の印象だったのですが聴いているうちにしっくりきました。発情期のαへの渇望や"女王蜂"はやはり聴きどころだと思います。また、様々なシーンで畠中さんを上手くリードされている印象でした。
そして次郎役の畠中さん。他の出演作に触れていない私としては試聴段階から不安だったのですが、次郎に合っていたと思います。正直に申し上げますと、お声は他のキャスト陣から若干浮いていますしドラマCD出演にはまだまだ技量不足だと思うのですが、二周目以降は耳も慣れたのかあまり気になりませんでした。若手声優さんのBL進出は大変有難いですし、これからに期待させて頂きます。
次に宮内役の興津さん。ファンなので評価甘めですが、自身の感情を押し殺して主人に仕える執事がぴったりで更に宮内に肩入れしてしまいました(笑)あまり感情を見せない演技なのでやや単調ではあるのですが、その分、"葵"と呼んで迫るシーンや切ないモノローグに引き込まれました。
久藤役の前野さんもファンなので評価甘めですが、チンピラ執事が大変お似合いでした。次郎を溺愛している様もとても可愛く演じられています。聴きどころはやはり、αの本能のままに葵を抱こうとするも我に返って他のαを牽制するシーンかと。
何気に豪華なのが次郎の父役で出演されている一条さん。食えない父親は最高にはまり役でした。また、次郎の見合い相手役の末柄さんも落ち着いた美人声で素敵でした。
・フリートーク
鈴木さんと畠中さんで9分ほど。お二人がかなりの熱意で収録に臨んで下さったのが感じられました。20代のお二人のLINEでのやり取りが微笑ましかったです。
・総評
原作がお好きな方なら是非聴いてほしい作品です。都合上仕方のないことですが原作の視覚的なシーンや演出は説明されていないので、原作を頭に入れた上で聴かれるのが一番良いかと思います。特にラブシーンは説明的な台詞があまりないのでCDだけでは何をやっているのか分かりにくいです。個人的にはその方が"ロマンチック"で好きなのですが(笑)
執事組のファンとしてもかなり楽しめました。原作通り、普通のBLCDの脇キャラよりよっぽど喋ります。特に宮内は影の主人公感が強く、下巻の前に上巻を聴いておいてよかったと思いました。
長々と語ってしまいましたが、気になる方はお手にとって損はないと思うCDです。下巻、そしてGinger Recordsさんが次に音声化に選ぶ作品が楽しみです。