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junai sweets
本文250ページ越えの四六判、というサイズにまず驚きました。ルチルさんの周年記念刊行本なのですね。
おめでとうございます、という気持ちと共に、
こんなボリュームで間之さんの作品を読ませてくださって有難うございますという感謝の気持ちでいっぱいになりました。
あとがきで書かれていたのですが、このお話は先にテクノさんが描かれると決まってからおつくりになったそうで、優しさと甘さの相乗効果がすごかったです。
片思いの「純愛スイーツ」と両思いの「相愛スイーツ」、どちらも作家さんお二人のふわふわとした幸せな空気を堪能できました。
ヒロ先生への恋心を自覚し、しかしその気持ちに懸命に蓋をして、自分ではない人とヒロ先生が幸せになることを精一杯お祝いしようとする…。
そんな健気でいじらしいこまちゃんの姿に、胸がきゅっと締めつけられました。
自分の好きな俳優さんにお顔が似ているからという理由でヒロ先生のことが気になってしまったようなこまちゃんですが、
早い段階でヒロ先生自身に惹かれていったようで、ドキドキするけどこれは何だろう…?と気づかぬ恋心にもやっとする姿がかわいかったです。
少し触れ合っただけでどうしよう!とぐるぐるしたり、初めて身体を重ねたときに嬉しくて幸せですと瞳を潤ませたり、最初から最後までずっとずっとかわいかったです。
ヒロ先生も早い段階からこまちゃんに好意を寄せていたということで、両片思い具合もとても楽しめました。
間之さんは必ず最後に二人を最大級の幸せへと導いてくださるので結末に不安はないのですが、それでも、早くこまちゃんを幸せにしてください…!と願わずにはいられませんでした。
甘々に定評のある間之あまのさんの新刊。
四六判ですが、ページ数や行数、一行の文字数はぶ厚めの文庫程度です。文章量が特別多いというわけではありません。
内容は、和菓子も洋菓子も売っているお菓子屋さんの次男坊受けと、獣医の攻めの歳の差ものでした。
とにかく、この2人のやりとりが甘ったるい。受けもぽわぽわなら攻めもぽわぽわ。ぽわぽわ天然な2人が、ケーキを差し入れし、ともに食べるだけのシーンが、もうあなたたち勝手にやってて、と思うような甘さです。
この甘さは少女マンガ、それも一昔前の少女マンガです。大人の男性にスイーツを差し入れする受け、どんなプロのケーキよりも受けのケーキが口に合う攻め。もうその時点で運命の出会い、みたいな。そう言えば初対面を果たす前も、受けが散った桜の花びらをキャッチし、「これは運命の人に出会えるおまじない」云々思ってるところからして少女マンガでした。
可愛いし微笑ましいし、最初は攻めに対する恋愛感情に気づかず攻めと仲の良い女医に妬いたり、気づいてから切ない恋心を頑張って隠そうとする受けだったりがいじらしく、萌えながらは読めました。でも甘さの質が、いつものような腹黒×天然ではなく天然×天然なので、ちょっぴりくどかったかな…。
くっつく以前はそんな感じでしたが、くっついてからは素晴らしく萌える展開でした。おっとりした大人の男性と、おっとりした可愛らしいDK、という取り合わせはなかなか鉄板だと個人的には思います。
本編『純愛スイーツ』はエッチなしで終了、そのあとの続編『相愛スイーツ』にて本懐という流れでした。じれじれ両片想いだった本編に引き続き、両方が抱きたい抱かれたいと思ってすれ違ってるので、お約束ながらもヤキモキしました。
受けの飼い犬のシロさんも可愛く、イラストも可愛らしく、ほのぼの楽しいお話でした。
若い男子がイケメン俳優に熱烈にハマってるのが違和感だったり、ちょいちょい引っかかる点もありましたが、平常運転の甘々女王・間之さんの作品だったと思います。
電子書籍版で読了。挿絵なし。
挿絵なしは了解して買いましたが、やっぱりテクノサマタさんの挿絵見たかったです。表紙のこまちゃんとシロさん可愛すぎました。
今作は間之さんのお話の中では私的には甘さ控えめかなと思いました。とは言え、いつも激甘でお腹いっぱいな感じが標準装備の作家様(ほめてます)なので、十分甘いです。
でも、その分タイトル通り純愛度が高かったと思います。
そして、いつも今回は受けが高校生だったことと父親の意向もあり、エッチも控えめ(やせ我慢してたみたいですが)でした。
<あらすじ>
高校3年の森原己牧(こまちゃん・受け)は飼い犬シロさんのかかりつけ医院・春野どうぶつ病院に来た新しい先生・倉橋啓頼(ヒロ先生・攻め)が大好きな俳優・早坂アキラのデビュー当時にそっくりでびっくり。
昼食抜きで腹の虫が大暴れしていた啓頼に実家がケーキ屋で自分でも作る己牧は、たまたま持っていた自作スイーツと店の商品を差し
入れると、後日啓頼は「いいむしやしない(虫養い)だった」とか「腹の虫がスタンディングオベーションだった」と大絶賛。特に己牧が作ったケーキを一番おいしかったと言ってくれたことがとてもうれしかった己牧はシロさんの夜の散歩の時に、作ったスイーツを渡すためにシロさんの散歩にかこつけて啓頼と待ち合わせするようになります。
毎日のように会うようになり、恋していることに気が付かない、気が付きたくない己牧でしたが、同じ病院の女性先生との仲の良さをみて嫉妬する自分にとうとう認めざるをえなくなります。
己牧は商店街の中にある昔ながらのケーキ屋の次男です。祖父・父親・母親・シロさんでケーキ屋を営む仲の良い家族です。他に海外にパティシエ修行中の兄がいます。
己牧は家を継ぐ必要がないため、進路を決めなければならない時期にあって、同じ道に進むかどうか悩んでいました。
啓頼が己牧の渡したお菓子の中でお店の商品を差し置いて自分のつくったお菓子を一番美味しかったと言ってくれたことで自信を持つことができるのです。それまでの己牧は優秀な兄がいるため、祖父や父親の誉め言葉を素直に受け取れずにいたのですが、兄のことを全く知らないヒロ先生のいうことは信じることができたのでした。
啓頼は大学病院での勤務に限界を感じているときに、ゼミの先輩である春野どうぶつ病院の跡取り孫娘・早苗先生からの誘いをうけ、隠居寸前の春野先生が顧問という形で新しい先生として迎えられました。
噂が先行していましたが、早坂アキラに似ているとずっと言われてきたんだろうと思われ、そのことが多少コンプレックスのように思いました(似ている理由もでてきます)
啓頼への恋心に気が付いたとはいえ、絶対に告白できないと思い平静を装っていた己牧でしたが、啓頼は早苗先生と結婚して二人で動物病院を継ぐという噂を耳にします。その証拠のようにブライダルサロンから出てくる二人を見てしまうのです。
啓頼が早苗先生と結婚すると確信した(誤解でした)己牧がちゃんとお祝いしようと自分の気持ちを押し殺してウエディングケーキを作るところはかなり切なかったです。それでもお祝いのケーキはマイナスな気持ちで作ってはいけないと自戒しながら一生懸命涙をこらえて「ヒロ先生が幸せになりますように」
と祈りながら作る己牧に胸が熱くなりました。
早苗先生と結婚すると勘違いされて、お祝いのウエディングケーキをもらった啓頼はさぞかし複雑だったことでしょう。でも、紛らわしいのが悪いし、己牧もいっぱい泣いたしお互い様ですね。
己牧の家族は本当にいい家族で、特に師匠である祖父との会話はアドバイスをもらったりユーモアな会話だったりと読んでいてとてもほんわかしました。
そして、シロさんは本当にお利口で可愛い。
最後は娘を嫁を出す父親のようになってしまった父親は孤立無援でかわいそうではありましたが、己牧のことを心配しての(心変わりするかもとか余計なお世話でしたが)彼なりの愛なので仕方ないかなと思いました。啓頼もそれがわかっているから長いお預け期間を乗り切ったんだろうなと思いました。
己牧の父親との約束を守ってやっと結ばれ、プロポーズで終わったこのお話。
私としてはこの先をもうちょっと読みたかったと思いました。
番外編とか読みたいです。
表紙の攻めが超好きで購入したものの、一度読んだ時は今一つ作品にピントが合わせられずレビューできなかった作品。
2~3日前に凍えるようなきびしーい本を読んで耐えられなくなり、あまあまQUEEN 間之先生の当作を思い出し読み返し。テクノ先生の挿絵とあいまって、まー癒される癒される、糖分補給ばっちり。やはり読むタイミングってとっても重要だわと改めて思いました。ああ幸せ。ほっこり暖かな本編180Pほど+続き60P超+先生のあとがき+カバー下(ピンク一色の表紙と同一絵) です。
地雷はあまり思いつきません。とにかくスイーツ記載満載でめちゃくちゃケーキが食べたくなるのが要注意です。そして激甘なため、甘いものが続いている場合は、一旦別のクールな本を挟んでいただいた方がよいかもです(笑)
お話は高3になった己牧(こまき、通称コマちゃん)が桜吹雪の季節に飼い犬のシロさんを連れて動物病院に行き、新しくきた獣医さん(攻め、穏やかな雰囲気のイケメン♡)に出会います。お昼を食べ損ねていた攻めさんの腹の虫が盛大に鳴り響いたので、たまたま手に持っていた自家製焼き菓子などを差し入れたら、攻めさんがすんごく気に入って・・・と、優しく気持ちが通い合っていくお話です。
挿絵は、カラー口絵1枚(夜の公園のシーンかな)、モノクロ10枚。目おちるで という少女漫画風なコマちゃんなんですが、好きなんですーテクノ先生の絵。夏祭りのエピソードがあり、そこに1枚コマちゃんの浴衣図があり、襟の抜け加減が絶妙でとっても素敵。また穏やかな攻めの雰囲気が挿絵にとても良く出ていて、私が好みなのもあるとは思いますが萌え萌えです♡
*********** 以下内容に盛大に触れちゃう感想
後半の方は初めて二人で過ごす日とその翌朝のデロ甘話で、「一生責任もって甘やかしてあげる」という攻めのセリフにもうノックアウト。手に職あるしっかり&穏やかイケメンにこんな事、1回でいいから言われてみたい(泣)
欲を言えば、攻め側の家族にご対面して、受けが構われすぎる話があればもっと嬉しかったかも です。
とにもかくにも糖分補給には絶大な効果あり!な1冊でした。先生有難うございます~
購入しようかずっと悩んでしたのですが、テクノサマタ先生の挿絵に甘いお話は読まずにはいられませんでした。
そして紙本で買って大正解。可愛い受けと包容力のある攻めが、先生の絵柄によって物語の中で輝きを放ってくれます。
純愛スイーツというタイトルがぴったりな、あまくて幸せなお話。
ほんとうに甘いので、ちょっと胸やけ気味になったりもしましたが...
大人×高校生がはじまりなので、プラトニックで優しい純愛には安心しました。
じっくりと受けの恋心を描いてくれるので、成長を見守ることができます。
もだもだと悩む姿はいじらしくてたまらない!
恋人になったあとの「相愛スイーツ」でも相変わらずの甘さ。
お互いを尊重して思いやりをもって接していることがよくわかり、優しい気持ちになりました。
20歳になった受けを、アダルトな魅力が溢れたと表現した攻めが面白くてすきでした。
お話に萌えたのはもちろんですが、この2人の関係性にも盛大に萌えました。
本当に読んでよかった。
ずっしりな本も読みごたえに拍車をかけてくれます。
これは甘さを極めたお話でしょうか!
もういたれりつくせり感。
素敵な獣医さんから、彼に会いたくて喜んでほしくて、想いを否定し続けたけどこまちゃんは恋をしてしまって。
ご近所で噂話がすぐ広まる町で代々病院と付き合いがあって。絶対に好きって言えない。なにより会えなくなったら嫌。
小さくて可愛いこまちゃんが切なくて悩んで無理して。
ヒロさんも、そうなのかな?と思ってたら…。
両思いがわかってからは、もうあまーーーい!
羨ましいくらい甘いよ。
素敵な年上の大人の獣医さんが、高校三年生の自分との付き合いを真剣に考えてくれて。
家族に挨拶しにきてくれて、父親と密かに約束してて。
どれだけ愛されてるの!!!
初エッチも、可愛いこまちゃんと大人のヒロさんのやりとりが萌えました。
後朝のプロポーズ。素敵すぎる。
将来のことまで考えてくれて。
あのタイミングで出会って、仲良くなれて、アドバイスをもらって、お付き合いできて…、全て絶妙なつながりで今に至るんですね。
もうこまちゃんはしゅわしゅわしっぱなしだね!
乙女の夢のようなBLですね。私は乙女じゃないけど。
間之あまのさんとテクノサマタさんのコラボに加え、タイトルに“スイーツ”と入っていることからお察しの通りすご〜く甘いストーリーとなっております。
皆様が想像するよりもう一段階二段階上くらいの糖度です。少女漫画的な展開が好きな方にはオススメです。
お菓子屋の次男坊である己牧はある日、愛犬シロを動物病院へ連れて行く。そこに獣医としていたのは、いつもの老先生ではなく新たにやって来た啓頼。己牧が作ったスイーツを甘党の啓頼が食べたのをきっかけに二人の距離が縮まる。次第に己牧は啓頼への恋を自覚していく。しかし、そんな中啓頼が動物病院で一緒に働いている女性獣医と二人でブライダルサロンから出てくる所を目撃してしまう。
面白かったですが、己牧を取り巻く環境があまりに優しすぎて、ちょっと退屈に感じてしまいました。当て馬もライバルも出て来ず、お互いの両親に理解されて、将来の道も定まって・・・。
今回、ルチルさんの記念で四六判でなったとのことですが、正直私としては文庫の方がありがたかったです。
せっかくの記念に水を差すようなこと言って申し訳ありません。四六判だと重くて手が疲れるうえに、値段もお高いので。