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遊び人な高校生の青い恋愛。
もうなんか色々とムズがゆかったのですが、トータルとしては面白かったです。
ヤリチンの過去持ちの高校生ふたりが主役です。つまり中学時代にヤリまくってたわけだけど。ヤリチンはキライじゃないんだけど、中学時代っていうのがなァ。胸板ペラッペラのクソガキのくせに。
でまあ、高校で二人はセフレになります。
でも攻めはノンケの幼なじみにずっと片思いしてて、受けは自分の立ち位置に苦しむ。
この攻めが少しずつ受けに心惹かれてく過程は良かったです。利用してるのか甘えてるのか、曖昧な関係を続けるうちに気持ちが移り変わっていく。
寒い会話もチラホラありまして、いちいち悶えてしまったのですが、青春だから仕方ない。
あと、高校生四人組の友情にもうちょい焦点当てて欲しかったなとは思いました。
中学卒業後の春休み、偶然出会ったのは、タラシで有名な男だった。
入学した高校で再会した勝利に、どんどん惹かれていく健吾は…。
「惚れてしまうのではないか」と、思った時点でもう恋は始まっていて、
おまけに相手には、想い人がいることに気づいてしまった。
セックスフレンドで友人という曖昧な関係になり、
報われない恋心を紛らわせる為に、自分を代用品として抱こうとする勝利を
それでも求めてしまう健吾の恋心が切ないです。
健吾の気持ちを知りながら、曖昧な態度の勝利はズルイ…。
どちらも高校生になったばかりとは思えないほど、
一通りのお遊びも経験済みの大人びた子たちです。
勝利の天然タラシっぷりも、凄かったですが
特に健吾のただ待つだけでもなく、あきらめるでもない
我慢強さというか、開き直りにも近い在り方には驚かされました。
健吾の元セックスフレンドの存在によって、二人の関係に変化が訪れます。
けじめをきちんとつけた勝利には好印象。
最低の恋人なんかじゃないと思いますよ。