お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
BLってどうしても長編っていうイメージが強いからちょっと新鮮でした。
「強引な人々」
男子校生の直樹はついに男に襲われた数が10回を突破した。
しかも兄が同じ学校の生徒会長とつきあっているのを発見してしまい大パニック。
世の中みんなホモばかりなのか?そんな時にずっと犬扱いしていた幼なじみにまで告白された上に襲われそうになって……
「迷惑だろうと恋は始まる」
女に振られて落ち込んでいるところで男同士の濡れ場を目撃してしまった正和。
ひょっとしたら自分は男もいけるかもしれないと、その現場の当事者の一人、先輩に男同士のつきあい方を教わるために強引につきまとうが。
「運命は波瀾万丈」
内装工事会社に勤める優太は寿退職する先輩から得意先を引き継いだ。
そこの担当者、社長令息の武藤(通称コ武藤さん)は見た目はすこぶるいい男なのだが、実は大きな大きな問題があって……
「その後の強引な人々」
直樹の苦労も知らず、幼なじみの薫は時も場所もわきまえず迫ってくる。
そろそろ逃げるのにも疲れてきた直樹だが。
くっつくかと思えばそうでもなくて、そのあたりに短編の哀しさをかみしめました。
しかしいまだかつてこれほど作中に「ホモ」という単語が飛び交うBL小説を見たことがあったでしょうか。
ひさしぶりに相良さんの作品を読みましたが、そのハイテンションっぷりになかばやられました。
読み終わった後には若干ぐったりしていたくらい_笑。
言わずもがななかんじでギャグです。
当たり前のカップルの当たり前の恋愛はありません。
そもそもハッピーエンド!と自信を持って言える話がありません。
や、広い意味では十分ハッピーエンドだと思うのですが……
お互いの気持ちが通じあったのって「運命は~」くらいな気がするなあ。
それでも今後主人公を待ち受けているであろう障害の大きさには涙が出そうです。笑いすぎて。
たまにはこういうのもいいかも?