蠢く淫花

ugomeku inka

蠢く淫花
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

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レビュー数
1
得点
12
評価数
7
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
淡路水 

作家さんの新作発表
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イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784796409438

あらすじ

大正初期、小宮志乃は横浜の名家「逢坂家」へ奉公に出ることに。
そこで一人の青年と出会う。彼は逢坂家の次男・匡喜。
優しく男らしい匡喜に惹かれていく志乃だったが、ある時逢坂家の忌まわしい秘密を知ってしまう。
それは匡喜がご神木(ノウゼンカズラ)の依り代――物の怪憑きであるということ。
人間の「精」を搾取しなければ生き延びられず、
物の怪に意識を支配された匡喜の異形の姿に志乃は怯えるが、伸びる無数の触手で蹂躙されてしまい…!?

表題作蠢く淫花

横浜の名家「逢坂家」の次男
逢坂家へ奉公に出た青年

その他の収録作品

  • あとがき 淡路 水
  • あとがき 小禄

レビュー投稿数1

触手責めならぬ…

あらすじ:
横浜の名家「逢坂家」に奉公にやって来た志乃(受け)。
ある夜、裏山に通じる庭で一人の青年と出会う。
匡喜(攻め)と名乗る青年は、逢坂家当主の弟で、病のため裏山で一人で暮らしているらしく…

冒頭、志乃が触手責めされているシーンからスタート。
その後、志乃が逢坂家にやって来たところまで遡り、冒頭のシーンに至った経緯が描かれます。

志乃は家族のため日々頑張って働く健気な青年。
匡喜は温厚な美男子で、志乃は庭での逢瀬を重ねるうち彼に惹かれていきます。

匡喜の正体については、作品ページあらすじで既にネタバレされていますが、それでも正体が判明するシーンはなかなかのインパクト。
触手責め自体はそう珍しいものではないですが、その触手が攻めの身体から無数に生えているというのは、想像すると結構グロッキーだと思います。

後半は、匡喜から全てを聞いた志乃が、匡喜に取り憑いた物の怪を倒すため奮闘するという展開。
匡喜を救うためとは言え、好きな人の顔面をパンチしたり、彼のいる場所に放火したりと、意外な行動力が見え面白いです。

最後は匡喜が呪いから解放され、志乃と甘い日々を送るというハッピーエンドですが、
匡喜の兄が都合よく記憶喪失になった点はいただけないかも。
彼が家のため神木に魂を売った気持ちも、弟を差し出したときの心境も、何一つ分からないままなのが残念でした。

また、エピローグで匡喜が志乃を海外に連れて行こうとしていましたが、唐突感が否めず。
兄は置いていくのか?一緒に連れて行くのか(行けるのか)?という点も気になり、やや消化不良な読後感でした。

触手責めならぬ触手攻め、という設定自体は面白いですが、匡喜の正体判明後の展開にもう一捻りあれば、更に楽しめたかなと思います。

4

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