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shacho to nekomofu life
やり手社長に憧れて証券会社に就職したものの、性格的に仕事について行けずに半年で退職することになった佑斗(受け)。しかし退職の日、偶然出会った社長・氷室(攻め)に、次の就職先が決まっていないのなら自宅の猫の世話と家事をしてくれないか、と勧誘され…。
という、やり手社長×元社員のペットシッターのお話です。
猫がたくさん出てきて、それは可愛かったのですが、途中で「私は何を読んでるんだろう」と思いました。ペットエッセイか、猫の飼育書読んでる気分でした。
一応攻めも受けも存在しているのですが、ひたすら猫の様子、猫の世話のしかた、受けがネットで調べた猫の習性の描写が続くのです。延々それです。
それが多少なりともうんざりなのに加え、受けがちょいちょい性格悪い。いや、性格の悪い受けだという設定ならいいのです。でもいい子だという設定で、会社の仕事はできなかったけど家事や猫の世話はしっかりできる、猫に好かれるとっても心優しいキャラとして話が進んでいるのに、やたら厚かましかったり、ブラックだったり。
たとえば猫1匹の世話と家事少々で月30万もらってて、それを「猫大好き、一生懸命お世話しよう」「この仕事でこんなにもらうなんて多すぎる」と本気で思っているのに、途中で世話をする猫が1匹増えて、それが長毛種だと聞いたらブラッシングが面倒だなと思ったりするところ。他に猫の爪切りをしたあと、爪を切られた猫が怒り倒してどっかに逃げ込んだのですが、受けはそれを大変心配していたのに、攻めから「外でご飯食べないか」って電話がかかってきたら猫のことはまあいいか、とホイホイ出かけるところ。まだ雇い主とペットシッターの関係なのに、子猫が増えたら攻めのネーミングにダメ出しし、自分で決めた名前を「これにします!」と押しつける。そんな感じのエピソードがちょろちょろ出てきて、自分だったらこの受けとお近づきになりたくないな…と思ってしまいます。
攻めも、仕事のできるキャラなのに、元彼に頼まれた「荷物を送って」という要望を再三忘れる。あげく痺れを切らした元彼がマンションに根物を取りに来て受けと鉢合わせする。こういう、「性格いい設定なのに性格悪い」とか「仕事できる設定なのに抜けてる」だとかはちょっと違和感に通じてしまう気がします。
まあ猫は可愛かったし、「猫もふライフ」要素は楽しめるかと。
初めて途中で読むことを断念しました。
なんていうか…本当に始まりから受け付けれない箇所がちらほらと出てきて、時間が勿体無い!と思ってしまったので、好きな方には本当にごめんなさいm(_ _)m
受けさんの佑斗がまず自分には合わず…。
改めて雇用主となった攻めさんに対して初めてのお家へのお呼ばれにも関わらず、ご飯を食べる時の一言目が「うめえー!」っていうのに引っかかり。
新しい猫を飼うことを飼い主でもないのに気軽に打診したり。
洗濯物を干したまま帰っちゃうの?と、家政夫としても中途半端だったり。
あとは、最初から2人の気持ちが分かってしまったので、先が読めてしまい楽しみが半減でした。
受け攻め両視点で進められる話自体は嫌いではないのですが、最初の数ページで両想いだと分かってしまうと、正直この先長々と何があるの?とダレてしまいました(^_^;)
猫に関する知識は確かに増えたので、猫好きさんには面白い本かもです。