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koyoi okitsunesama wa hatsujoki
攻めの天狐さまは、神獣といっても、お社に祀られていて天空に屋敷も持っている、れっきとした神様。
なのに全然俺様キャラではなく、平安時代の貴公子のような穏やかな優しい人です。その優しさにとてもとても癒やされました。
エッチの時も、デロデロに甘やかしてくれるので、それにたまらなくなった受けが求めてしまう感じ。実にエロかったです。
作中でも「竹取物語のかぐや姫のように、天空に帰ってしまうのでは」と受けが考えるシーンがあるのですが、まさにそんな感じ。
攻めの天狐さまは、いわゆる八百万の神の一人という風ではなく、かぐや姫のように、天空からたまたまこの穢れた地上に降り立った唯一の人、偶然相まみえることを許された奇跡という感じでした。
そんな天狐さまなので、ラストで明かされる彼の深い思いがとても胸に沁みて安心して、優しい人っていいな!と思いました。優しさで包んでくれるような包容力。
酔芙蓉のくだりが、とても好きです。
なお、タイトルに「孕ませ生活」とはありますが、妊娠・出産シーンはないので、それが地雷の人も読めると思います。