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ameiro koiszen
ハイスペック攻めに胃も心も体も掴まれるお話かと思いきや、受けの淳がすごくいい男でした。家事はまったく出来ないけれど、まっすぐに人にぶつかっていって相手のことを誠実に考える人でした。自分の気持ちを自覚してからのすれ違いでは好きすぎてつらいという気持ちが伝わってきました。
攻めの貴之はある想いを抱えて生きてきた人です。自分の人生に起こったことを人のせいにすることなく日々一生懸命に生きている人という印象でした。何もかも出来るのではなく、しなくてはならなかったのかなと。彼が恋に落ちるまでを描いた物語なのでは?と思うほど前半の無機質な印象とは対照的に後半での感情のあふれ方が良かったです。
作中に登場する中華料理と中国茶が美味しそうなこと!食は身体を作っているというのがわかります。年上敬語攻めは初めてでしたが、物腰がずっと柔らかなのにエッチの時はわざと意地悪に敬語を使ったり、甘えたりでギャップがすごかったです。きっとこれから嫉妬でもしようものなら大変なことに...
家族愛もありのアットホーム感あふれるお話ですが、二人の恋の始まりがきちんと描かれているので二度楽しめました。
25歳のサラリーマン受けと、31歳の派遣社員攻めの話です。
製品カタログなどを作っている忙しい部署で働く受け。そこに派遣されてきた派遣社員の攻め。仕事はできるし物腰は穏やかで、女子社員にも大人気。契約で午後3時には帰っていくので、こんなに仕事ができるのになんで正社員にならないんだろう、と受けは不思議に思っています。
そんな謎が解けたのは、写真撮影が趣味の受けが散歩に出かけたときのこと。偶然見かけた攻めは、小学2年生の息子を連れていました。
父子家庭なためフルタイムでは働けないこと、義兄が遺した店舗兼住宅で中華薬膳の予約制レストランを経営していることなどを知り、なぜか時々攻めの家で食事を摂らせてもらうことになった受け。攻めの息子とも仲良くなり、家族ぐるみの付き合いが始まります。
受けは結構考えなしというか、割とズケズケと攻めに事情を訊ねたり、口を出したりします。
まあ悪い子ではないし、攻めが不快に感じたりもしていないのでいいんですが、読んでいてちょっとデリカシーがないなと思ってしまう印象も。
うっかり聞いたことが、攻めが答えにくい、答えたくない質問だったので攻めだんまり、それで聞いちゃいけないことだったんだと悟って受け焦る、というパターンの会話が多くて、攻めの地雷の多さと受けの思慮浅さが目立ちました。
攻めは攻めで、そのとき言わなかったことが、あとで聞けば大したことのない話だったりで、それくらいさっさと言っとけばいいのに、という気分になったりもしました。
でも、基本的にしっとり丁寧に描かれた、いい話ではありました。
子供が「BLのちみっこ」というには割と大きい小学2年生だったんだけど、それほどこまっしゃくれているわけでもなかったし、料理の補助などもできて、結果的にはいちばんいい年頃だったと思います。
イラストは、作中では穏やかになりすぎな攻めが、ちょっとワイルドな感じの人になっててカッコよかった。
薬膳料理で気の流れを良くして心と体を整えるなんて羨ましいわ~!
ーーーと、序盤は表紙のようなほのぼのをのほほんと読んでいたのですが、
バックボーンは少々重みのある一方通行な恋の切なさを感じるお話でした。
片思い・誤解・すれ違い要素のある切なさは響くモノが合って涙する場面もあったんだけど、攻めも受けも変に大人というか…;遠回りな言葉のやりとりで展開が進むにつれ焦れったさが増したのでこの評価で上げますm(_ _)m
受けは社会人3年目。仕事に忙殺される日々を送っています。
忙しくてもギズギズ感はなく、話し相手と真摯に向き合おうとする姿勢があって好感が持てました。
攻めのコトが気になってつい踏み込んでしまうのも個人的には範疇内。
興味本位だけで切り込むのではなく、ワケアリな攻めの気持ちを慮るようにみえました。
攻めは何やらワケアリなシングルファザー。
言葉使いや物腰しは一般庶民らしからぬほど上品で悠然とした紳士攻めです。
時折上品すぎて逆に芝居がかった言い回しに見えたのが少し残念でした。
派遣社員で15時まで企業人・夜は薬膳の料理人+子育て。
すごく忙しいはずだけど大変さを一切見せず、常に穏やかで余裕があるように見えます。
そんな人がふいに陰りのある顔を見せる瞬間があってーーーー。
会社での接点はあまりなかった2人ですが、休日に偶然出くわし。
攻めのプライベートを知って徐々に親しくなります。
親しくなるにつれ、受けの中に少しずつ別の感情が湧き出します。
攻めは誰にも言えない過去を持っています。
大きなネタバレになってしまいますが、攻めには忘れられない想い人がいました。
【受け→攻め→??】の一方通行から展開していくので片思いの切なさがズシンと…。
いつまでも過去の恋が忘れられず時折陰りのある笑顔を見せる攻め。
過去に捕らわれたままの攻めを見て、片思いの辛さに苦しむ受け。
段々と2人の距離が遠のいていくのに切なキュンキュンでした(;///;)
スモモの話は受けが可哀想で泣いた…///(傷つき萌え属性発動)
そんでまぁ攻めが受けの大切さに気付いて両片思い状態に変化していくわけですが…。
なんと!どちらも想いを伝えるつもりがないという焦れったさ…!!!(゚ロ゚)マジカ
"好き"の部分だけをボカしながら会話してるシーンがちょっとイライラ スル…カナ…(小声)
私は情緒がないのでさっさと言えや!!!とツッコミたくなりました;
あと攻めはずーっと片思いしてて(想像付く範囲では軽く8年以上)
内5年は子育てに没頭してて性格的にも性欲解消のお相手はいなかったはず。
の割にセックスまでが手早くて手慣れてたのがシックリきませんでした(°°;)
まさか告白~エッチの山場で萌え値が下がっていくとは…;
マイナスなことを書きましたが、
片思い拗らせてすれ違う部分はめっちゃ萌えたので全体的には楽しめました♪
子供ちゃん(表紙は5歳ぐらいにみえますが小2です)が中々男前で可愛かった~ヾ(*´∀`*)ノ
めっちゃ美味しくて健康になりそう。
私も薬膳レストラン〈巴旦杏〉へ行きたい!
美味しく体調を整えるって素敵だわ〜
ハラヘリ&お疲れモード時に読むと、たまらなく羨ましくなりますщ(゜ロ゜щ)
受け様の朝倉は、気持ちも身体もお疲れ気味のサラリーマン。
攻め様の清水は、契約社員ながらデキる同僚であり、薬膳レストランのオーナー兼料理人であり、男手一人で亡くなった姉夫婦が残した息子を育てているシングルファーザー。
休日に偶然出会って、朝倉のお疲れ気味さを心配した清水に誘われ、薬膳レストラン〈巴旦杏〉へ。
体調に見合う薬膳料理を振る舞われ、以来足繁く通うようになり、清水が作る食事を親子と3人で食べるようになる。
清水の存在かが大きくなりつつなる頃、実は清水には既に亡くっていても、忘れられない大事な存在がいること知り、ショックを受ける朝倉。
2人の距離が近づいていっているのに、お互いに相手を尊重して慎重なので、まぁじれったい。
そのジレジレを楽しみつつも、えっ!?まだ気付いてなかったの!?そこで引くの!?と、やれやれでございしまたよ┐(‘~`;)┌
でも清水ってば、想いを確認しあってからの行動は素早かったです。
しかも、寝所でも敬語攻めなんてすよね。
その中での呼び捨ては、なかなかくるものがありました(。・ω・。)ノ♡
翌朝のピロートークも溺愛を惜しまないし。
そもそも、“寝所”とか“睦言”って言葉が奥ゆかしくて、かえって秘事っぽくてエロく感じちゃいました。
飯テロご注意作品…。作中に美味しそうな飲食物が頻繁に出てきますので、空腹だと地味につらい!です!
年上敬語スパダリ(訳あり契約社員)と、お仕事頑張るリーマン主人公の恋のお話です。
片思いの切なさを、えいえいっ!と詰め込まれたような作品。主人公のつらい気持ちが沁みました…。そのぶん、ふたりの気持ちが通じあった時はよかったねぇ!と心から喜べました。
小学生男子がちょこちょこ出てきますが、この子がまあ元気な可愛い子で!この子がいるシーンは雰囲気が明るくなってほんわかします。ラストの彼の発言には笑ってしまいました。ばればれですやんwもっと気をつけて、大人たちw
片恋の切なさ溢るる大人の恋と、美味しそうなお料理、家族の絆…!楽しませていただきました!
これからも3人どうぞおしあわせに。