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koi wa wagashi no youni
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
花小蒔朔衣さんのイラストがとても素敵でうっとり。お話も嫌いじゃない…いや、むしろ、朴訥な攻も攻視点で書かれている点も好きでした。が、読み終わってみるとなんだかモヤモヤが残ってしまいました。
このモヤモヤはなんだろうと考えるに、受の一知也の正体が今ひとつ分からないのが原因かなと思います。一知也は大賀に一目惚れしていて、読者(と大賀以外の登場人物)にはそのことがバレバレなところが面白く、モジモジしている一知也も可愛いのですが、最終的にプロポーズをしてしまうには大賀は一知也のことを知らなすぎるんじゃないかなぁ…と思いました。
あと、最後の数ページで告白→エッチに雪崩れ込む展開もちょい萎えでした。別にあそこで最後まで致さなくても良かったんじゃないかなぁ。やっぱりエロがないと偉い人達と一部の読者様達に怒られるのだろうか。
全体的には和菓子よりも甘々で可愛らしいお話だったと思います。平和で優しいBLがお好きな方にはオススメです!
両親から受け継いだ町の小さな和菓子店を営む攻め。ある雨の日、スーツ姿の美しい青年が雨宿りをしに来て、それから店に通ってくるようになり…という話です。
攻め視点の小説は個人的にあまり好きではないのですが、その苦手な理由が割と顕著に現れたような作品でした。
受けの美しさに惹かれ、意識する攻め、というか、別にそれだったらBLでなくてもいいじゃん、というか…。
受けも攻めも露骨に一目惚れ状態で、攻めはノンケなのでかなり長い間自分の恋心には気づかない感じ。受けは視点キャラじゃないから基本プロフィールすらわからない。ゲイなのかノンケなのか、ゲイだとするとこれまでの経験はどれくらいか、初体験なのかどうかくらいはラストまでに提示してほしい。
攻める側としての攻めにも、気持ちがあまりわからない受けにも感情移入できず、物語に入り込みにくい。
攻め視点が好きか苦手かに関係なく、これは受けの視点のお話だったほうが良かったんじゃないかな、と思うような作品でした。エリートなサラリーマン受けが、雨宿りの和菓子店で無骨な攻めと出会い、誤解されたり色々ありつつ結ばれる話、のほうが単純に萌えられた気が。
誤解といえば、攻めが作中で受けのことを色々誤解するのですが、それがかなり度量が小さいというか、いやな感じの誤解で、それも楽しくなかったです。和菓子屋に誇りを持ってやってるはずなのに途中から卑屈になったり…。
花小蒔さんのイラストはとても可愛らしく、それは楽しめました。
お菓子職人さんが出てくるBLは、以前読んだ作品がとても面白かったことから、その後もつい買ってしまいます。
この作品は、最初受け様が色々と謎めいている感じで、その謎が明かされたりするのかな??というわくわくな雰囲気もあったのですが、残念なことに実際は謎はなかったんです。なので個人的にはちょっと盛り上がりに欠ける展開でした。
あと、攻め様がなんというか、微妙な人に感じられてしまいました。正直割と最後まで狭量な人物という印象で・・・大福事件も、祖母のように攻め様を大事に思っている松婆への酷い一言とか、受け様に結構酷いこと言ったりしたりするとか・・・
受け様に関しても、攻め様は初心受けと信じているような感じなのですが、実際はどうなのか謎のままでした・・・(読みとれませんでした・・・受け様の発言だと経験ありのようにもとれるのですが・・・?!)
救いは、弟と松婆が2人の事を祝福してくれていることかな・・・
設定は好きなのですが、なんかこう物足りない・・・という印象の作品でした。
大賀は祖父の代からの和菓子屋の暖簾を守る3代目、祖父も両親も鬼籍に入り、歳の離れた弟と暮らしている。ある雨の日、綺麗な青年(一知也)が店先で雨宿りをしていたので、タオルと傘を貸した、貸した傘が返される事はなく、二度と会うことも無いという予想に反して、傘は返却され その日を境に一知也は頻繁に店に訪れるようになり、2人の距離は縮まるが‥
花小蒔サンのほんわかしたイラストに誘われて購入しました。
攻めにイライラする!受けからのアプローチに鈍感なのはいいとして、ひとの話を聞かず早とちりして自ら自分にトラブルを呼んでる感じがする。前半の大福の大量注文の時、(受けのお情けで施しを受けたと勘違い)に懲りたと思ったのに、後半でまた早とちり(一知也が上司と関係をもっていると勘違い)をして一知也を傷つけている。あんぽんたんか‥
周りの人がいい人ばかりだから(弟・婆ちゃん達・上司)恋が成就したんだよね。