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ousama na neko no taikan
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好きなシリーズです。懐かしくなって、読み返してのレビューです。気まぐれな猫に振り回される不憫な光魚の、モフモフたっぷりなお話の5巻です。
前巻でやっと恋人らしくなった二人。やっと平穏な日々が…と思っても、やっぱりこの二人には今回も無理なようで(笑)
シータは人猫族の純血でとても血が濃いので、シータの血を残したい一族によって、あの手この手の方法を言われます。その一つが衆人監視エッチだったり。シータの子供は見たいけど浮気はしてほしくない恋心もあるから、光魚は悩みます。これは、年一回の公開エッチと精子提供で落ち着きます。
それ以外にも、光魚が描いた絵が一族の波紋を呼んだり、それがキッカケでシータが王都を再建したり、最終巻は壮大なスケールで展開されます。
でも、この王都再建が全て、光魚にシグマよりも自分が立派なところを見せたかったからっていうのが、シータの可愛いところです。発情期が終わって光魚が浮気したら困ると、精力剤を薬局で買ってたのもおかしくて微笑ましいです。
最初から最後まで、光魚ラブなシータが大好きです。シリーズ中のどの本を読んでも面白くて好きです。
王様な猫シリーズの最終巻です。
「発情期が終わったかもしれない」エピソードは、とにかく面白かったですね。
俺様な人猫のシータの不安とか、光魚への独占欲とか、そういった弱い部分が見えるので、クフフ♪って気分になります。
衆人監視セックスについては、秋月こお節が炸裂してました。そうそう、このビミョーにお下品なのが秋月さんのいいところで、私の好きな部分なんだよなァとw
なんだかんだいって、ラブラブな二人です。
光魚の性格が好きです。
ラストはどんどん壮大な展開になっていくので、しかも筆を走らせまくってストーリーを高速で展開させていくので、「おいおい」って感じでした。
『チャンプ』のラストもこんな感じだったような気がする。
大円団です。
このシリーズ、大好きでした。
人間に変身できる猫、シータと二人暮らしを始めた光魚。
相変わらず彼ら一族には振り回されっぱなしだが、人間界での彼らの権力や財力は間違いなく本物。
そのため光魚は今まで諦めていた念願の画家を目指すため、大学を中退して専門学校に移った。
同じく東大に編入したシータは、「我らが王都」の再建を始めると言い出して……
え、遺跡発掘?!
いきなり話の規模がどえらい大きくなっていてびっくりしました。
しかし光魚くん、シータ(金持ち)のヨメになるなら画家を目指すって、やっぱりちょっとどうかと思ってしまいました。彼の両親の意見に同意。
なんかここまでに「画家になりたい……でも」って前振りがあればもうちょっと自然に受け入れられたかもしれないのですが。
お金があるから自分は遊んで暮らしてもいいよね?って感じに見えてしまうんだな、どうしても。
あいかわらず光魚の適応力の高さや、アップダウンの多い感情表現や真意の見えない行動(なんでここまできてシグマとキスするの?!)にええっと思わされることも多かったけれど、なにせあの突拍子もない人猫一族のヨメはこれくらいの適応力がなきゃやってられないのかもしれません。
遺跡は再建するわ、マスコミはやってくるわ、果ては次世代。
最後はとっても規模の大きな大団円でした。