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攻めが猫4匹、受けが犬1匹飼っていて、動物が出てくる話です。
攻めが猫をとても大事にしている場面があっただけに、その根底を大事にして欲しかったです。
ちょっとお子様な攻めと、お仕事が出来て美人な受けです。
事業開発部の若手社員・岸本祐輔(25)執着敬語お子様年下攻め×ビジネスプランニング課・滝沢尚久(27)トラウマ硬派誘い受け
愛犬チップと住んでいるアパートが取り壊されるので、ペットと住める部屋を滝沢は探していた。
ポストに投函されていたチラシにペットを飼っている人専用のマンションの案内があって申し込んだが、抽選になると言われる。
偶然にも滝沢を熱烈に慕っている岸本も同じ部屋を申し込んでいて、外れた滝沢に同居しないかと誘われて、困っていたので申し出を受けることに。
人間不信で硬派な性格の滝沢が、明るくて無邪気な岸本に徐々に絆されていく序盤は、好きでした。
話が続くにつれて、攻めのキャラが逆転してしまったのが苦手でした。
滝沢が幼い頃に両親が離婚して、子供の滝沢ではなく家族で飼っていた猫を連れていった事から猫がトラウマになって、岸本が一番大事にしていた猫のジャックがその猫と似ていた事で、トラウマを呼び起こします。
部屋を出て行って少し距離を置いて、トラウマを克服したいと伝えているにも関わらず、今の俺には猫なんかよりあなたの方が大事だと告げて、出て行かないで欲しいと猫を実家に預けているのを見て、気持ちが冷めました。
愛猫が大好きで毎日言葉をかけてとても大切にしていた岸本から、『猫なんか』という言葉は、聞きたくなかったです。
作中で受けがフォローしていますが、フォローしきれていなかった気がします。
実は、ずっと前に滝沢に一目惚れしていて、滝沢のデータを調べあげた上に、それだけでは飽き足らずに、仕事を私物化して滝沢に接触する手段にして、更にマンションの話も出来レースで、同居に無理矢理持っていったという事が明らかになった時、岸本の自己中心的なキャラに好感が持てなかったので、ストーカーのように思って怖かったです。
人間が苦手な滝沢の事を調査しつくしていたのなら、あの温かい言葉ですら計算だったからと思えて、上手くいくのが納得出来なかったです。
結ばれてからの後編の『ラブ・スィート・ホーム』では、誰も俺の滝沢さんに近寄るなという具合が激し過ぎて、攻めの子供っぽさと女々しさが更に強調されているエピソードで、ない方がよかったです。
受け攻めが逆なら、まだ楽しめたかもしれないです。
エロ:★3 どちらも求め合う対等なHが多いです。
総合:★2 動物物を期待していただけに、動物がないがしろにされたのが残念でした。攻めのキャラも苦手です。