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crimson game
作家さんの新作発表
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正木由里(「横浜・北辰会」五代目組長)×東堂貴臣(由里と同棲中 高校教師)
※この作品は由里×貴臣の第1部「ERシリーズ」に続く、第2部「CRIMSONシリーズ」の2作目になります。
香港の組織にいた「阿部芙緋人」が来日していることが分かり由里(ユリ)と貴臣は警戒を強めますが、「北辰会」事務所への襲撃や2人の住居への放火未遂などの対応に追われます。芙緋人のアジトを付き止め乗り込む貴臣でしたが、ユリの銃弾に倒れた芙緋人の姿を見て動揺し自分が芙緋人を愛していたことに気付き……
「北辰会」の事務所が襲撃され死者や重傷者が出るなど、またまたきな臭い展開になり始めました。それにしても貴臣のキャラの振り幅がすごいですね。組員たちに武道を教え“先生”と呼ばれ、事務所に送られてきた爆弾まで処理してしまうという有能さと、普段の「ユリィ~」と甘えてアンアン言ってる姿がものすごいギャップでした。
第2部が始まったばかりですが、貴臣は芙緋人のアジトに乗り込み早々に対面を果たしています。こんなに早くに対面するだけでもちょっと驚きだったのですが、ユリの銃撃で芙緋人が負傷し亡くなった(まぁ生きてるでしょうが)というとんでもない急展開に「えぇ~!」、しかも貴臣は銃撃され傷ついた芙緋人を見て、憎んでいるだけではなく愛していたことを自覚してしまうのにまたまた「えぇ~!!」。ただでさえ兄弟なのにこんな展開って……。
芙緋人の消失により胸にぽっかり穴が開いてしまった貴臣を側で支えつつも、心の中では嫉妬と不安でいっぱいという滅多に見せないユリの弱さがとてもいじらしく、また芙緋人に対して抱いた気持ちを恥じユリに「捨てないで」とすがりつく貴臣が切なかったです。