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waru
不思議系の年下×年上美人です。
アナウンサーである伊里也は飾り物のように綺麗な男性ですが、男の人に抱かれてないとダメという淫乱キャラ。でも高潔でまっすぐな人物です。
タイトルの「性悪」って伊里也を指してる言葉なのですが、そこまで性悪って感じではないです。
けど何で伊里也がこんなに男の人に飢えていて、「誰でもいいから抱かれてないと駄目」と言うのか、その辺が説明不足な気がしました。
本当に色んな男性と寝てるので、こういう受けキャラが苦手な方もいるのではと思います。
輪姦されるシーンもあるのでそのあたりも注意ですが、それでも性的に強い伊里也は毅然としています。
肝心のお話なのですが、あんまり抑揚を感じず、どこをかいつまんで面白いと思えばいいのかな?という、自分にはストーリーがあんまり心に残るような感じではありませんでした。
面白い面白くないというよりは好みでなかったとしか言いようがないのですが…人気アナウンサーの伊里也は後ろ盾に着いてくれていた年上のプロデューサー・澤田と恋人関係にありますが、突然振られてしまいます。
その後、新人の若いADにアタックされて惹かれていく…よくあるお話というわけではないのですが、憧れていた年上の男性から全くタイプの違う年下にしだいに心がうつっていくという、ラブストーリーとしては結構わかりやすくて、それが好みじゃなかったかも。
あと、伊里也が魔性系なのも苦手でした^^;魔性系…何故かどうしてもあまり好きになれないんです。
伊里也はいい子なんですが、いい子かどうかは別としてともかく魔性系が苦手だー。
新人ADの穂高は砂漠生まれの不思議系キャラで、伊里也にベタボレです。
穂高の心の中にはいつも広大な砂漠があって、物事のはかりかたが皆と違う感じです。
でも先に書いたようにお話の起伏があんまり感じられなくてさらさら読めたので、どうして澤田の事がそこまで好きなのかな?というのとか、出会ってしばらくしかたっていない穂高を「運命の愛」だと言うのもそこまで深く伝わってこなかったんですよね。
たけうちさんのお話は攻めキャラが独特の思考をしていて不思議系・変わった系が多い気がするのですが、そこが人間としては楽しくてもBLとして萌えに繋がるかというとまた別の話…という場合が私にとっては多いです。
そこを楽しめれば年下攻め好きで、受けが淫乱でもオッケーという方にはオススメできるお話だと思います。
蓮川さんのイラストはこのくらい昔のがとても好きです。