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nyan to suteki na koimahou
しりとりでご紹介いただいた当作。
まったくチェックしていなかった本でしたが最高に可愛い本でした。
ご紹介いただいた方、有難うございます!
(すいません、お礼を忘れてました 深謝)
おとこ臭ーいシリーズの合間に読んだので、
ちょうどいい糖分補給にもなりました♡
書けなくなった小説家の 昔書いた児童書のタイトルが
「勇者パンダッパンの冒険」。(ナイスネーミング(爆))
表紙に真ん中下らへんに描かれている猫の姿が、
そのパンダッパンをイメージして描かれたものだそうです。可愛いー♡
(作中にパンダッパンは登場しません、あくまで作中作の主人公)
表紙 向かって右側が受けさん(使い魔さん)、左側が小説家の攻めさん。
受けさんは一生懸命な健気っこちゃん。もちろんうぶうぶ。
攻めさんは王道 売れなくなった小説家(笑)。
そして王道まっしぐら、受けさんに救われる攻めさん てな感じ。
ここまでは王道だなあ と思うのですが、最後の短編が私は好きでした!
先生も本編を削ってまで、入れたかった短編だそうで(すげー)
1篇は本編で当て馬として出てきた男子の
いつかは僕にも♡的な夢見る男子話(笑)
これも後味を良くしてくれましたが、その後ろの短編がよかったー。
攻めさんが小さかったころ、
トイレットペーパーぐるぐる巻きの○○に出会った というお話。
誰もわかってないかもしれないけど、人生どこかでつながってる と
感じられて、なんだかほんわり、じんわり、ぐっすんしてしまった
本当にいいお話でした。
これがあるのとないのとでは 大違い! です。読後感最高~
使い魔のラスク(受け)は病に臥せっている主の魔法使いカディルに元気になって貰う為、カディルと自分たち使い魔が大好きな本の続きを求めて、人間界にやってきます。
著者の篠森(攻め)はスランプ中で続きはかけないとつっぱられてしまいますが、何とか書いてもらうため、身の回りのお世話を買って出ます。
初めは反発していた篠森もカイルの熱意に負けて、前向きになってくれます。
ラスクは猫型の使い魔で手乗りサイズの黒猫にもなれます。もう、この猫が可愛い。広い部屋の中を縦横無尽に遊びまわっている姿や風船を括り付ける姿が目に浮かんでキュンキュンします。
篠森は見目も良く、一時はもてはやされていたのが、厳しく批評されすっかりスランプに陥っている人です。でも、本当は真面目で優しくて猫が大好きな人なのです。
そうこうするうちに、カディルが危篤になってしまいます。
このお話には悪い人が出てきません。
カディルの友人で人間界にいる魔法使いマドゥルガはちょっと意地悪ですが、それも愛のある意地悪だし、その使い魔でラスクの親友のココットも人間界の生活を指導してくれます。この2人がいなければ、篠森と同居生活もできたかどうかわかりません。
当て馬の鷹見もとてもいい人で、ラスクと一緒に篠森大ファンとして仲良くしてくれて、振られてからも友達でいてくれます。
主のカディルも本当にいい人で。
とても気持ち良く読めました。
カディルのことだけが大変残念でしたが、原稿が間に合って本当に良かった。出来上がった原稿を持って2人でカディルに会いに行き、読み聴かせるあたりから、後に篠森が迎えに来るまでは涙涙でした。
篠森の恋人兼マネージャーになったラスクは篠森と共に仲良く幸せになれればいいなと思います。
黒猫ラスクのシーンも楽しかったですが、ラスクが持ってる箒。箒から物を取り出すシーンには毎回笑ってしまいました。私も欲しいです、四次元ポケットならぬ四次元箒。
それにしても、広い高級マンションに住み、3年も仕事もせずゴロゴロしていて生活できるって、それまでのそれほど長くない作家生活でどのくらい印税もらったんでしょうね。
タイトルから予想される通り、猫の可愛さを堪能できるほのぼのファンタジー。
魔法使いの使い魔で、黒猫のラスク(受け)。
人間界の児童書・パンダッパンシリーズの大ファンです。
魔法使いのカディルも同シリーズの続編を楽しみにしていますが、彼は毒に体を蝕まれ先の長くない身。
カディルのため、ラスクはシリーズ作者の篠森(攻め)のもとへ押しかけ、早く続きを書いてもらえるよう身の回りのお世話をすることに…
というようなお話。
スランプで続編が書けず、引きこもり生活を送る篠森。
いきなり魔界からやって来た猫(本来の姿は青年)に最初は戸惑いますが、元々大の猫好きということもあり、徐々に絆されていきます。
最初はだらしない見た目でぐうたらしていた篠森が、ラスクと暮らすうち本来のイケメンな姿と心を取り戻していく…
その変化に面白さと萌がありました。
ラスクは、基本健気で甲斐甲斐しいですが、図太くちゃっかりしたところもあり、ただの良い子でないところが実に猫らしいキャラクター。
篠森を神と崇め、若き日の写真をコレクションするほどの大ファンですが、
そんな彼に何度帰れと言われても頑として居座るあたり、
ファン特有のアツさと頑固さがあって面白かったです。
知能は高いけど人間界の言葉や文化には不慣れ、という設定も萌ポイント。
普段は敬語で語彙も豊かなのに、ファンレターやお出かけ前の書き置きなど、手紙では子どものようにあどけない文章を書くというギャップがツボでした。
それに便乗して(?)自分もラスクに書き置きを残す篠森のさりげないデレっぷりにも萌えました。
当て馬かと思われたキャラがあっさり引き下がる等、展開としてはちょっとスリルにかけますが、
キャラクターは皆個性的で、ほんわかした空気感にも癒やされる一冊。
特にマドゥルガとココットが良いキャラで、彼らのスピンオフを読んでみたくなりました。
カディルの身体のことをご都合主義な展開に持って行かず、誰にでも訪れる「死」というものをしっかり描いている点も好印象。
ラストの「ある日、曇り空の下で」は、ラスク人間界に来たことあったの??とちょっと引っかかりはしましたが、ラストの篠森の一言にはじんわり感動しました。
魔法使いに、猫の使い魔に、児童書に、お菓子作りに…と、絵本のようなファンタジー世界に浸ることのできる一冊。
童心に帰ることができ、個人的にはなかなか好みの作品でした。
大魔法使いの使い魔であるラスク(受け)は、重病の主人が続きを楽しみにしている児童小説の続きを書いてもらうべく、人間界の作家の元に押しかける。その作家・篠森(攻め)は、スランプで何年も小説を書けておらず、ラスクは「規則正しい生活をしていたら小説を書く気分になれるはず!」と無理やり居座り世話を焼き始める。最初はウザがられ、追い出されそうになっていたが、実は猫好きの篠森はラスクの猫化した姿にだんだん態度を軟化させ…。
魔法使いの使い魔である受け(実体は黒猫)と、受けに押しかけて来られたスランプの作家攻めの話です。
攻めは児童文学のシリーズを出版していて、受けは主人の魔法使いとともにその作品の大ファン。何度も何度もファンレターを出していたのですが、もう3年も続編が出ていません。
重病の主人が、「あの話の続きが読みたいねぇ」と言ったので、受けは主人のために人間界にやってきて、続編を書いてほしいと攻めに直談判。
攻めは、スランプでやさぐれ中だし、しゃべる黒猫姿の受けが怪しいけど、ずっとファンレターをくれていた読者が受けだったと知り、また猫好きなこともあって、受けを家に置くことになります。
受けが失敗続きで態度もやや押しつけがましい割に、攻めがほだされるのは結構早いです。病気の主人のために、という健気さもあるけど、ちょっとチョロすぎかな、とは思いました。受けや、他の魔族や使い魔などに対しても順応早すぎでびっくり。
あと、途中で出てきた当て馬キャラ(人間)も、あまりに順応早すぎるので、何か裏があって受けが脅されたり何なりするんじゃないか、という疑いがずっと消えませんでした。
でも、受けの頼みを聞いて完結編を執筆し、受けの主人に読み聞かせてあげる攻めは、かなり男前でした。