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死んだはずの姉の子の父親が、生きていた――!?
papa no shiawase gohan
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
意外と深いテーマだった。
どれが正解か、小説の説明だけじゃわからないので、読んで悩んだ。
高校生の志真は唯一の血縁・姉が産んだ子・天を育てている。
天は、父の遺影と母の位牌を、毎日拝んでいる。
ある日、渋谷に天と一緒に外出した先で、遺影のその人と出会う。
姉との約束で仔細を語れないというその男性の要望を受け、同居生活をすることになる。
天ちゃんに毎年贈り物を届ける「あしながおじさん」が訪問して、
天の実父だと言い、認知もしなかった天を引き取りたいと申し出る。
初めて全ての事情を志真に語る高月耀。
耀の店の名前は、姉が漢詩から選んだものだった。
姉の夏南が生んだ子は、実父の元へ行くべきか、それとも父だと信じた人に就くべきか、志真は天の身の振りに悩む。
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『月 耀 は 晴 雪 の ごとく』
菅原道真の漢詩、【月夜見梅花】(げつやに ばいかをみる)
菅原道真が十一歳で初めて詠んだもの
月耀如晴雪(げつよう せいせつのごとく)
少しつかみ所が無い雰囲気なのに包容力があり、何とも不思議な攻めと負けん気が強く一生懸命だけど上手に周りの人に甘える事が出来ない受けです。
この攻めが何とも魅力的で、最初の登場シーンではクズだと思いましたが(笑)、とても包容力があり頼りになります。一人で必死に甥っ子を育ててた高校生ならコロッとやられちゃっても仕方ないよね。
また台詞の一つ一つがめちゃくちゃ甘くて、受けを好きで仕方ないのがダダ漏れです!!
これで恋愛感情を持たれてると気付かない受けはどれだけ鈍いんだろうという感じですが。
受けに「一緒に暮らして助けて下さい」と言われて「嫌だ」と答え、「反応を見たいと思っちゃった。それで期待通りで満足しました。ごめんね。」という感じで、とにかく自分の気持ちを包み隠さず話します。
普通、自分の気持ちをこんなに正直に話さないよねと読んでてびっくりしたり。
「好きと言う言葉は相手の心をつかむ魔法なんだよ」と攻めが受けに話しますが、川琴先生の作品は初期から読んでますが、言葉の一つ一つがキラキラしてると感じます。
今回の作品は、その先生の持ち味が存分に生かされてますね。
とにかくそんな感じの甘い言葉を攻めが受けに言いまくるので溺愛に弱い私はキュンキュンきます。(//∇//)
設定にリアリティーがなく違和感を感じる部分もありますが、そこを気にしなければ攻めの甘い台詞を堪能できますよ。
あらすじ:
亡くなった姉の子どもを一人で育てる高校生・志真(受け)。
ある日、子どもの父親によく似た料理家・耀(攻め)と出会う。
耀の提案で、彼の営む古民家カフェで三人暮らしをすることに……
子育てモノですが、子どもの父親は誰なのか?という点と耀は何者なのか?という点が物語後半まで明かされず、なかなか工夫された展開。
子どもの愛らしい姿や、耀の作る美味しそうな料理の数々など細部の描写も丁寧で、ほのぼの温かな雰囲気が素敵な一冊です。
志真は、責任感が強い反面、ちょっと独りよがりで意地っ張りなところもある高校生。
姉の死後、子どもを引き取りたいと言ってくれる親戚がいたのに、彼らに迷惑はかけられないと自分一人で育てることを決意します(このあたり、設定として少し無理があるような…?)。
耀に対し、最初は姉を捨てた男として構えて接していましたが、彼の人柄の良さを知るにつれ、態度も軟化。
彼の店のPRに協力したり、彼の友人に無意識に嫉妬していたりと、歳相応の可愛さを見せるようになります。
耀は、女性を相手にする料理教室ではスマートなイケメンを演じていますが、プライベートでは髪はボサボサ、服も適当でメガネをかけている…というギャップの持ち主。
子どもの出生について詳しいことは語ってくれませんが、志真を心配し子育てを手伝ってくれる、温厚で人の良さそうな人物です。
こんな二人の子育ての日々や、古民家カフェでの仕事風景、麻人の高校生活など日常の描写が続き、物語後半でようやく子どもの出生の秘密が判明。
姉の生前の苦労や、子どもを誰が引き取るのかという問題が浮上し、ややシリアスな空気となります。
子どもの意見もちゃんと聞いて、最終的に穏便に片付いたのは良かったですが、話し合いの結果について数行で済まされており、ややあっけなさも。
途中、麻人と耀の告白やラブシーンにページを割いたため、子どもの問題は巻きで片付けるしかなかったのかな?と、少々駆け足感を感じました。
とは言え、全体的には丁寧に描かれており、良いホームドラマに仕上がっていると思います。
仏壇に飾ってある甥っ子の父親の写真にそっくりな男の人を偶然見つけて・・・と
偶然にも攻め様に出会って、受け様とその甥っ子の運命が変わっていきます
自分の姉と攻め様の秘密を後半までわからず、なんだろう??と思っていましたが
その謎が分かった後は、あれよあれよと話が進んでいったように思います。
受け様が甥っ子の面倒を見るという日頃の大変さや苦しさを読み取れる部分もあり
グッとくるものもありましたが、そこまで深刻には悲しくならず
2人でそれなりに頑張って生活している部分が読めてほっとしました
ハラハラするのは苦手な私なので・・・
そこに包容力ある攻め様のおかげで、幸せに!
攻め様のイケメンぶりがもう少し見れたら嬉しかったかな。
亡き姉の遺した4歳の男の子を1人で育てている高校生受け。ある日、死んだと聞かされていた子供の父親(攻め)を街で発見。パニクりながらも後をつけ、なぜ死んだことになっているのか問いただしたところ、理由は言えないけれど同居しよう、ということになって…。
攻めを偶然発見する前は、高校生と4歳児が2人きりで生活していて、親戚には何かあった場合だけ名前を借りている、という設定です。
親戚は未成年後見人になっているということなのかな。高校生が1人で子供を育てているという設定にやや無理を感じないでもなかったです。もし何か事が起こったら、ちみっこは速攻で施設に送られそう…。
全体的に可愛い話でした。ちみっこが元気っ子ながら、健気でいじらしくてとてもよかった。
受けの印象はちょっと散漫でした。友達といるときはマスコットキャラクター的なぽやぽやした子なのに、他のときはしっかりしていて、違うキャラのように思えました。
攻めは、子供の父親として残されていた写真に写っていた人です。受けとちみっこが見つけた時はチャラい格好で料理教室の講師をしていたけど、料理教室を出て受けたちが後をつけたらモッサい格好になっています。
古民家カフェを経営していて、ホットケーキが食べたかったのと偵察を兼ねて、受けとちみっこはまず客としてカフェに潜入。でも財布を落としてきて、無銭飲食の疑いをかけられます。
正直この無銭飲食のくだりは要らなかったかな…と思いました。財布を失くしたという受けの言い分を信じない攻めにどうしても悪印象が…。食べ終わってお金を払って、普通に「実は父親じゃないかと思ってついてきた」って言い出してもよかったのにな。
ただでさえ最初は「父親としての義務を放棄している」キャラとして悪いイメージのある攻めなので、引いちゃう要素はそれ以上必要なかったと思います。
3人での生活はなかなか微笑ましく、楽しく読めました。攻めの料理が美味しそうだった。
ただちみっこの母親の事情が判明するくだりでも、不要な不快要素(ちみっこ祖母とか)があったりで、ハートフルな擬似ファミリーものにそぐわないエピソードがちょいちょい入ってくるのが個人的にはイラッとしました。
エッチシーンはよかった。初めてなのに感じまくる受けくんがエロ可愛くて萌えました。
高校2年生の志真(受け)は亡くなった姉の忘れ形見の4歳になる天を引き取って育てています。両親は小学生のころ事故で亡くなっており、天と一緒に暮らすため、伯母夫婦に後見人になってもらい、二人で生活しています。
ある日、亡くなったと聞かされていた天の父親そっくりの人物を見かけ、話をすることに成功します。その男、高月耀(攻め)は遺影が自分であることは認めますが、何故死んだことにしていたかは一切話してくれません。あまりの不誠実な態度に、志真は他人の空似だったとして、天を連れ帰るのですが、数日後、経営しているカフェで一緒に暮らさないかと提案されます。
志真は天涯孤独になったことで、甥っ子を児童養護施設に入れないでいいように、手伝ってくれる人のいない不安の中、孤軍奮闘している頑張り屋さんです。
文武両道の進学校でも5指に入る優秀な成績の持ち主ですが、料理が全くできません。そのため、初めは死んだことにして姉親子を放置していた耀に対してひどく警戒しながらも、料理上手な耀が料理を作ってくれ、何くれとなく世話してくれることに居心地の良さを感じます。だからこそ、死んだことにしていたかの疑問も解決していないことに矛盾を感じています。が、どんどん好きになっていくのを止められません。
耀は眼鏡をしてぼさっとした感じでカフェを経営していますが、取っつきにくい対応ながらも気遣いを感じられる人です。眼鏡をとるとイケメンで、イケメン料理家として友人の料理教室を手伝ったりもしています。が、過去のことは話さないため、なんとなく正体がつかめません。
天の父親のことを唯一知っていると思われる耀が教えてくれないため、いったいどうして今の状況になったかがずっと気になりながらお話しは進みます。
他の登場人物もいい人達で、
志真の友人の蓑田は詐欺師なんじゃないかと耀を威嚇しながらも見守ってくれ、真相がわかってからは志真の恋愛相談にも乗ってくれるいい友人です。
伯母さん夫婦も、当時小学4年生だった志真を姉が迎えに来てくれるまで育ててくれて、両親の介護や受験生がいるという状況でなければきっと二人の面倒を見てくれたのではないかと思われます。
ただ、我が子でも小さい子供を一人で育てるのは、傍に相談できる人がいないと不安なのに、高校生にはちょっと無理なんじゃないかなと思うので、ちょっとリアリティーに欠けるとは思います。
二人が両想いになってからはあっという間に終わってしまうので、もう少し先の部分が読みたかったです。料理教室のオーナーが出てくるエピソードなんかはなくても話ができると思うので、そのあたりを削って駆け足で進んだ部分をゆっくり読みたかったな。
天が誰と一緒にいるかを決めるのはまだだいぶん先の話になりそうなので、そちらも気になるところですが、大人の事情に巻き込まれて、普通ならしなくていい苦労をすることになった志真が、これからは幸せに暮らせればよいと思います。家族の縁の薄い子なので耀と幸せな家族になれるといいですね。
できれば、天も一緒に。
表紙のたれ目兄ちゃんに惹かれて購入。
挿絵の先生おっかけで川琴先生の本を何作か読ませていただいたことが
ありましたが、めっちゃヒット!な作品には未だ出会えてなかったです。
(すいません)
当作品は、みろくことこ先生の挿絵+ちみっこの豪快かつ健気さ
+攻めさんの作る料理と穏やかさと冒頭のセリフで 萌2よりの萌。割とヒット。
1.登場人物のざっくり紹介
登場人物はほぼ善人。
ちみっこは子供らしい子供で激可愛い&めちゃ健気。
ちみっこの祖母にあたる人物だけ、テンプレな悪人。
この祖母以外に女子が後半ちっぴり出てきますので
(さっぱりしたいい女子ですが)
女子NGな方は避けた方がいいかも です。
攻めさん(料理を仕事にしてる人)は穏やかな大人で
そんなにしゃべるタイプでもないので、好き。
受けさん(高校生)が最後、自分から「付き合ってください」っていくのが
少し好みじゃなくややしょんぼり。
じらして我慢できない状態にならせて、豹変させる とかが好き(笑)
2.良かった点
・お料理の記述が割合あり、すんごく美味しそうなので、
おなかすいてる時や夜に読むのは避けた方がよいです。
例 スパムにしそと餃子の皮まいて焼いたおつまみ →食べたい・・・
・子供の保育園でのトラブル対応のところや、子供行方不明事件の時などの
おいこまれ感はリアルに感じられてよかったです。
3.?な点
冒頭のセリフは「本当に大切なものは目に見えなかったりするんだよ」
(byちみっこ母)
真実だし、割とよくあるセリフではありますが、久しぶりに読んだので
改めて ええ言葉や・・・と一人感動。
ただ、これがどう本編にいかされてんねん というと
うーん、微妙?まあ、ちみっこのママ(受けの姉)がお亡くなりに
なってるので、そこには効きますが、そこが主題ではないんだよなーと思うし
それだったらこんな感動するセリフを最初にもってくるなよな とも思うし。
感動はしてみたものの、やや戸惑い。
4.イラスト話
この先生のイラストは、初めてじっくり拝見しましたが、当作内のものは
背景等色々書き込まれていて、とてもキレイでした。
二人のキスシーンが1Pあるのですが、それが当作内で一番好き。
眼くりくり男子高校生&ちみっこで、ちょっと女子チックでしたが他の作品はどうかな。
この先生も追っかけてみようと思います。ふふ、嬉しい。
あーやっぱり書いてるだけでおなか空いてきました・・・
亡くなった姉の子供を引き取って一人で育てている高校生の志真。
ある日、亡くなったはずの天の父親にそっくりな男・耀を街の料理教室で見かけて……というやつで、ほのぼの子育てプラス、飯テロ要素があるほんわりBLで息抜きに読むのにちょうど良かったです。
天の本当の父親は誰?そして耀と亡き姉が交わした約束って何?という疑問点とともにお話が進むので、最後まで飽きずに読めました。
この作品で一番記憶に残っているのは、やっぱり料理。
料理人である攻めの耀が作る「手抜き料理」はセロリと生ハムとミョウガのマリネとか、スパムにシソと餃子の皮を巻いて焼いたやつとか、簡単そうで小洒落ててそしてお酒の肴にピッタリな感じで、読んでていると飲みたくなってしまう……!
こんな料理をちゃちゃっと作ってくれる人が我が家にも欲しい……と思いました。
攻めは、スパダリっ!みたいな大げさな感じはないんだけど、ほんわかと細やかで優しいキャラ。
一人で孤独に子育てしていた高校生の耀にとって、こんな頼れる大人が手を差し伸べてくれて、美味しいご飯作ってくれたらそりゃあね…みたいな。
ほのぼのふんわりとまとまっているように見えて、料理が一切できない高校生なのに一人で子育てしてるとか、後から登場する実父一族の都合の良さやら、耀と亡き姉との約束やら、ツッコミどころが結構あって、そこらへんに目を瞑れるかどうかで評価がわかれると思います。
それとラスト。
平日と週末を二家族間で行き来することになった天ちゃん。
天ちゃんがあの一族に組み込まれてしまった感があって、そのため読後感がいまいちでした。
あのばあさんは同居していないとはいえ実権を握ってるんだろうから、将来を担う人材に育てるべく天ちゃんに小学校お受験がどうだの、習い事がどうだの絶対に何かと口出してくると思うんですよね。
実父は人はいいんだろうけど、所詮お坊ちゃん育ちで母親には頭が上がらないわけでしょう?
将来、そんな一族に対して、ちゃんと天ちゃんが自分の意見を通すことができるんだろうか?とかモヤモヤします。