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news na kankei
大槻先生としては珍しいシリアスで三人称なお話ですが、大槻先生らしい攻と萌所があり、とても好きな作品です。
序盤のあらすじとしましては…
大学時代に恋人同士だった攻と受。
互いに愛し合っていたが、攻の周囲への愛想の良さから他にも恋人がいるのではないかと思い始める受。
更に病弱な母から嫁と子供の催促をされ一方的に別れを告げることに。
そんな事情を知らない攻は受への愛情と憎しみを募らせる。
大学卒業後、TV局にADとして勤めていた受は担当していたバラエティ番組からニュース番組へと異動することになる。
そこにはアナウンサーとして活躍する攻の姿が…
と言った感じです。
受は攻に言われるまで気付きませんが、読者側は大体察しが付くぐらいには攻の執着心がすごくて読んでいて萌えました。
かといって攻の一方通行といったわけでもなく、受もきちんと攻を想っていることがわかる描写があるのがいいです。
再会した当初は憎しみもあり、受のことを「あんた」呼ばわりだった攻が自分の憎しみだけではない思いを告白してからかつての呼称に戻ったり、受が母の為に上司(♀)に頼んで恋人を演じてもらっているのを見かけた攻が、受を呼び出して嫉妬心丸出しなことをしたりと、読んでいてとてもニヤニヤさせてもらいました。
攻や受だけではなくその他のキャラもいい味出してます。
病弱な母の息子への気遣い、前述の恋人を演じてくれる上司や、最初の辞表を受け取らずにいてくれる上司の上司など。
特にお母さんの留守電は泣きました。
注意点としましては、攻がアナウンサーを勤める番組のディレクター(♂)が出てくるのですが、そのディレクターから攻を守る為に受が抱かれる描写があります。
と言っても攻と受のような細かなものではないのですが、どんな理由があるにせよ受が攻以外とするのは嫌だという方は読まない方がいいと思います。