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yaban no mitsu
素敵な物語をありがとうございました。世間知らずな主人公、透がどのように成長していくのかがもっと読みたいです!個人的には強い受けが好みなのでこのままぐんぐん成長していってほしいです。
雪路凹子さんの挿絵がとにかく美麗な一冊。
受けの麗しさといい、攻めの序盤のゲス顔といい、どの絵もずっと眺めていたくなるほど素敵です。
あらすじ:
父が亡くなり、一時的に故郷に帰ってきた事業家・左京(攻め)。
実家で、父の養子で愛人だった男・透(受け)と相対し…
攻め受け両視点あるお話です。
透は、代々養蚕業を生業とする瓜生院家の出身。
美形揃いの一族は、資産家の青桐家に若い者を差し出す代わりに、青桐家から援助を受けてきました。
男と駆け落ちした双子の姉の代わりに青桐家の養子になった透は、10年もの間義父から陵辱の限りを尽くされてきた苦労人。
義父が寝たきりになってからは、彼の命令で使用人の大男に強姦されており、性的なことに全く悦びを見出だせないまま生きてきた不憫受けです。
そんな透の事情を知らない左京は、彼の卑屈な態度に苛立ち、頼まれるまま彼を抱いてしまいます(透は、一族への援助の継続を望んでいる)。
しかし、透の境遇を知るにつれ彼に同情し、次第に彼を守り救いたいと思うようになります。
あとがきに「エロと鬼畜」がお題だったと書かれていますが、「エロ」はともかく「鬼畜」は表現できているとは言い難いような?
左京が優しいのはまぁ良いとして、「鬼畜」担当の父が死んだところから始まる物語なので、過激なプレイが全く出てこないのは物足りないです。
使用人の大男に襲われそうになるも、左京が助けに来て未遂に終わるため、ハラハラドキドキ感もいまいち。
透が左京の庇護を受け染め師として成功していく順風満帆なストーリー展開に、面白味を感じられませんでした。
「こんな風に女みたいにオマ○コされて、どうなんだ?」(by左京)
等、やたら受けを女扱いする台詞が出てくるのも、自分の好みとは違ってマイナス。
「チ○ポ」「尻マ○コ」等、隠語がわざわざ伏せ字になっているのもシュールだし、現代の物語なのに「スベタ」等の古い罵倒語が出てくる点にも違和感でした。
雪路さんの挿絵は雰囲気抜群なだけに、もっと耽美なエロさや、作家さんがあとがきで書かれていた「未亡人」の色気等が感じられる話だったらなぁと残念な気持ちになる一冊でした。
設定から最初は昭和の話なのかと読み始めたら現代物だった。導入部分からその辺りが分からないように、説明が色々と不足しているように感じた。携帯が出てきて、やっと現代物なのだと分かったくらい。
そして元が雑誌掲載で「エロと鬼畜」がミッションだったというだけあって、そちらにかなり特化した感じ。なのでストーリーはあるものの、あまり重視はされていないようでエロシーンがかなり多目。
BLと言うより官能小説っぽい書き方の気がした。