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大好きな人と、ずっと一緒にいたいから
anata no yome ni shitekudasai
渡海先生らしく、すごく読みやすい文体で
最後まで安定した内容で安心して読めました。
一家に一台欲しい、受けさんの優人。
名は体を表すという言葉がしっくりする程の
優しい思慮深い子で。
一方攻めさんの彰一さんは、なんとバツ2で…。
この2人がどう距離を縮めていくの!?と、
最初は疑問でしかなかったんですけど…。
人に尽くし過ぎなくらい尽くしても、
結果が返って来ず心が疲弊していた優人に
酸いも甘いも経験してきた大人な彰一さんが
一歩も二歩も黙ってリードしてくれていて。
それが優人の男の矜持を保ちつつも
立ち直れるキッカケになっていってて…
気付いた時には好きだったっていう
ちょーーー王道なパターンだったんですが、
そこに優人の家族絡みの話なんかも
うまく織り交ぜてあり
凄く読後感としては満足です。
最後、優人の一人暮らし先に
逆に入り浸ってる感じを出してる彰一さんが
好きでした。
えー、優人のことめっちゃ好きやんって
ニヤニヤしちゃいました。
高山は、父親を早くに亡くし、一家の大黒柱として働く母親の代わりに、家事の一切合切を引き受けている。
会社も定時で帰り、弟たちの弁当を作るも、反抗期の弟は高山に対して反発してばかりだし、双子の妹たちは自分たちだけの世界を作り上げて高山とは口を効こうともしない。
そんな中、唯一の癒しが、会社からの帰り道にある喫茶店でコーヒーを飲むこと。
その喫茶店で、ちょっとしたトラブルから有能そうなスーツ姿の男・瀬崎と知り合う。
少しずつ距離の縮まっていく二人だが、高山の母親が再婚することになり、会社でも新しい従業員が入ることになり、高山が退職をほのめかされることになり、不安定な心の内を瀬崎にさらしてしまい……
という話でした。
大人の余裕のある瀬崎と、自分のことは二の次にしてきた高山の恋愛話なんですが、高山の家族に対する気持ちのところもこの物語では、大事なポイントになっていて、そこで翻弄されてしまう高山を瀬崎がきちんと支える……という、大人の包容力を感じる話でした。
ただ、恋愛を読みたい人にはちょっと物足りないかもしれません。
母子家庭で、母親や弟妹の食事、家事などを一手にこなしながら小さな会社で事務員をしている優人(受け)。忙しい毎日なのだが誰からも感謝されず、気鬱に生活を過ごしている。そんな彼の唯一の楽しみは、週に一度カフェでのんびりコーヒータイムを楽しむことだ。しかしある日、よくカフェで顔を見る常連客のPCにコーヒーをこぼしてしまう。エリートっぽくて憧れていた相手に粗相をしてしまい、落ち込む優人だったが、それを機にその瀬崎(攻め)と親しくなれて…。
なんていうか、とにかく読んでいて鬱々としてしまう話でした。
かわいそうな受けが出てくるBLってたくさんあって、それこそ監禁されてたり虐待されてたり、えらい目に遭ってる子もたくさんいます。そんな受けたちと比べたら、それほど肉体的にも精神的にもひどい目に遭っているわけではないのです。
でもこの受けの報われなさって、そのへんにいくらでもありふれてるようなたぐいの悲劇で、リアルすぎて身につまされて胸をえぐるのです。
一生懸命やってる家事を誰も感謝してくれない、それどころか迷惑そうにされる。成功は褒められず失敗だけを非難される。職場では軽んじられ、自分のミスじゃないことが自分のミスになり、やがては「若い女の事務員を雇うので辞めてくれ」と言われる。そんな位置に置かれて怒りもしない受けにも、受けを軽んじる家族や上司にもリアルにムカついてしまう。
そんな受けは、行きつけのカフェで攻めと知り合います。コーヒーをかけてしまっても怒らない、優しく鷹揚なエリート。バツ2で一人暮らし。
結婚に向かなかった元嫁との結婚生活にこりごりしている攻めは、受けの控えめで優しいところ、頑張り屋なところ、料理がうまいところなどを褒めてくれます。で、人生に疲れ、職も失いそうな受けが、「瀬崎さんの嫁になりたいな…」という流れ。
受けの置かれた状況にストレスがたまる上、家族の世話に疲れて職も失い、嫁になりたい…って、BLとしてツッコミどころが満載です。攻めに対する愛はあるみたいだし、攻めに養ってもらいたいと思っているわけではないのですが、萌えはカケラもない。リアルすぎて。
あと、受けの弟に本当にムカつく。「反抗期だから」の一言で片付けられていたけど、兄をお前よばわり、弁当作ってもらっても「兄貴が作った弁当なんて笑われる」と持っていかない、なのに受けの帰りが遅くなったら「俺の食事はどうなってんだ」的に怒る。
そこで怒らず、弟の好きなオカズを作ってやろうとする受けにもムカつく。
母親は急に再婚すると言いだし、「もうあんたに家事してもらわなくていいから」「家族が1人増える(結婚相手)から、あんたは家を出て行ってね」。
2人いる双子の妹は…まあ別にムカつくほどではないですが。
これにすんごく不快になりました。不愉快でたまらなかったのに、最後にくるっとひっくり返って「実はこうだったので許して」的な展開にはなおさらムカつきました。
頑張り屋の受けが最後に報われるお話…とは到底思えなかったです。
もうちょっとファンタジー要素が欲しい。リアルすぎて萌えられない。
甘くて、受け様をよしよしして慰めて可愛がるのを楽しめる1冊だったと思います
受け様はお父さんを亡くして、お母さんは仕事で忙しい中
年の離れた3人の兄弟たちの面倒や家事全般をこなしている子です
仕事では事務所のすべての雑用を引き受ける事務仕事で、
家庭でも仕事でも、目立つようなことはしていないけれど
地道に頑張っています
周りからはその努力を認められてない孤独を、受け様は味わっています
その中で出会った年上の自分の話を受け止めてくれる攻め様と出会います
攻め様は受け様との年の差とバツ2ということを気にされています
受け様の日々の寂しさにうるっときて
攻め様によしよしと慰められるのを楽しめる1冊でした
主人公は父が亡くなっている4人兄弟の長男で、母に代わって家事その他を頑張っている。会社でも他の社員のために細々と気を遣って頑張ってる。なのに周りに感謝されなくて最近何となく虚しい。
そんな主人公がカフェで偶に見かける格好いい攻とアクシデントにより親しくなることから始まる恋物語。
タイトルから直ぐに同居をするのかと予想していましたが、最後まで同居はしません。同居の約束はするのですが。それはちょっとタイトルに偽りありなのではないかと思わないでもない。
でも甘々で可愛いので糖分補給するのにいい感じの1冊。