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kankinsareta muku na hana
実の父によって書庫に17年間監禁されていた偲(受け)は、ある日突然現れた美貌の男(攻め)に犯され、そのまま香港へ連れ去られた。ライルと名乗った男は偲を陵辱するが、栄養失調状態で病弱な偲を屋敷で手厚く養い、優しくもしてくれる。それまで自分の名前を呼ばれたことすらなかった偲は、自分を人間として扱い、名前を呼んでくれるライルのそばに居心地の良さを感じはじめる。しかし、偲に害を及ぼそうとする追っ手に居場所を突き止められ…。
突っ込みどころと萌えが混在しているような作品でした。最初の出会いがやたら耽美ちっくだったり、一目惚れがすごくドラマティックな描写すぎてずっこけてしまいそうになったり、そういうところが惜しかったです。
受けは、5歳の時に母が亡くなって父親に引き取られ、そのまま書庫に17年間監禁されていた人です。外を出歩いたこともないし、書庫には父親が月に一度食品を持ってくる以外に人の出入りはなく、第三者としゃべったこともありません。ただ、書庫にあった本を読みまくっていたため、本で知った知識はあります。
この知識の偏りが突っ込みどころ満載。広東語講座を読んでいたらしく、なんと広東語は話せるし、写真集をみていたため香港のビクトリアンピークなどの夜景も知っています。
性的な知識はありません。どうやらエロ本はなかった模様。(笑) でもミケランジェロの彫刻などは美術書で見たことがあって、攻めのtnkを見て(自分のと違う…! ダビデ像とも違う…!)などと考えてたりします。
あまりに書庫の蔵書のラインナップが豊富で、かつバラエティに富んでることに笑ってしまいました。お風呂に入っても、誘拐されても、何かと言えば「書庫の本で読んだ」と回想してるので。
こんなに蔵書をためこんでいるのに、全然読みに来ない受けの父親も謎すぎる。
萌えどころは、監禁生活がひどかったことを攻めが知って、コワモテなのにひそかに心を痛めていたり、つっけんどんなようでいて心の中では「受け、可愛い…!」みたいに思っているところ。あと受けが本当にいい子で、ひょんなことから知り合ったスラム街の子供たちに懐かれまくっているのにも萌えました。
つくづく妙な耽美調と出会いのシーンがもったいなかったです。せめて攻めの劇的な一目惚れではなく、かわいそうでつい連れてきてしまった、くらいにとどめておいて欲しかった。