条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
屈辱なのに、感じる
aigi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
10年前のリーフノベルス刊行作に書き下ろし二篇を加えた新装版。
書き下ろし(後日談)二篇のおかげで、愛ある調教モノっぽい作品に仕上がっています。
あらすじ:
金融庁の官僚・春川(受け)は、日銀から出向してきたトレーダー・古畑(攻め)と一緒に仕事をすることに。
ある日、昔の男にしつこく迫られているところを古畑に助けられるが、彼はそれをネタに肉体関係を強要してきて…
受けが、クールで強気だけど、Hのときは素直(ときに口調が幼児化)というパターンは今の木葉さん作品と同じ。
春川は本質的にMで、今まではそんな自分を否定してきた人物です。
その性癖を暴いた古畑は、行為中は鬼畜ですが、事後は彼の性癖を嘲笑わず受け止めてくれる包容力もあり、春川は彼に惹かれていきます。
古畑が春川の意志を無視して一方的に彼の嗜好を決めつけているように見えなくもないため、なぜ春川が泣くほど古畑に感謝するのか理解に苦しみますが、本人が幸せならそれで良いのかもしれません。
絡みはSM寄りですが、そこまでアブノーマルなプレイはなく、あるとすれば異物挿入くらい。
行為中に万年筆を挿入したり、
蛍光ペン等のペン2、3本を挿入したまま仕事させたり、
文房具を使ったプレイが中心でした。
ラブ展開としては、両片想いのすれ違いというよくあるパターン。
古畑は前から春川のことが好きで、春川に高飛車な態度をとられたため本心を打ち明けられなかった〜とのことですが、そもそも春川を無理やり抱いた古畑が悪いんじゃ…という想いは拭えず。
SMプレイ後は優しい〜という設定が出てきますが、実は良い人なんだ!とは到底思えませんでした。
今の木葉さんなら、もう少し説得力のある展開で魅せて下さるかな、と感じた作品でした。