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yomesan no meshi ga mazui
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
やくざもののコメディで、凄く面白かった。
味覚音痴以外は、非の打ちどころない美貌の兄弟。
「姐さんの飯がマズい!!」は、弟編。
「嫁さんの飯がマズい!!」・・この作品は兄編で、主人公は颯生。
記憶喪失になった弟を探す場面から始まって、弟を見つけてくれた組長と恋に落ちる物語。
記憶喪失になって失踪した弟を見つけた日、なんと弟が作った料理で組員のほとんどが食中毒で入院して、本部に誰も居なかった。弟が作った料理のうち、酢牡蛎で食あたりという理由らしいけど?・・ホントか?怖~い。
兄、颯生も、弟に負けない超味覚音痴、例えば漢方薬の薬膳が得意。センブリ入り卵焼きなど。
料理を拒めない人達が味わう地獄物語。愛しているから、不味い、料理を作らないでと言えないので悩む。
建築会社社長でもある颯生は、アイドルと見間違う美貌。そして銘木フェチ。組長と初デートで、茶室で酒を飲み過ぎて、組長を木彫の仏像と勘違いして組長を押し倒して寝てしまう颯生・・あり得ない展開だけど、おかしくて笑っちゃう。
組長の母親、大姐は常識人。
女性の嫁を探せと申し付けていたのに、突然現れた寝起きの「男の嫁」に驚く。颯生の挨拶と話を聞いて、これが颯生にとって初めての恋だと知ると「返品不可品だった」と諦めてしまうお人よし。
泊まり込みの花嫁修業中の出来事・・実は、大姐(姑)もなんと、味覚音痴だった。誰も組員は料理に手を付けないのに、味盲の颯生だけは、美味い美味いとへっちゃらで食べる。
みんなが、味音痴兄弟の奇妙な価値観に振り回されてしまうって、気の毒なくらいオモシロイ。
一見見かけはまともな料理でも、口に入れたら食あたり・・胃が止まっちゃうくらい、不味い。脳が爆発する味らしいです。社食炊飯担当をする颯生の料理の味を理由に退職者が居たくらい。
嫁に出して、きっと一番喜んだのは、颯生の会社で社食を利用する社員だと思う。
「BL界イチの気の毒な攻様」は、オモシロイ、思い切り笑ったので神。
『姐さんの飯がマズい!!』のスピンオフで、前作受けのお兄ちゃん編。
前作とタイトルが一字しか違わない(姐→嫁)のでちょっと紛らわしいかもしれません。
あらすじ:
宿城組の組長・乗兒(攻め)は、前作で弟を探し組を訪ねてきた美青年・颯生(受け)に一目惚れ。
メル友として親交を深め、めでたく彼と結ばれるが、家庭内で嫁姑問題が発生し…。
弟と同じく、独特の料理センスを持つ颯生。
前作と同じく飯マズネタは健在ですが、それが出てくるのは主に物語後半。
話のメインは、主に颯生と姑(乗兒の母親で、組の大姐)とのバトルになります。
颯生は工務店の社長で、筋金入りの木材フェチ。
乗兒の家に招かれても、乗兒そっちのけで住宅に使われている榧(カヤ)に夢中になるほどのマニアぶりです。
しまいには酒に酔い、乗兒の刺青を入れた背中を彫刻柱と勘違い。
無意識に乗兒を誘惑し、抱かれてしまいます。
乗兒に嫁いだ後、姑にいじわるをされる颯生ですが、持ち前の天然と鈍感力で全てスルー。
やがてその経営手腕を活かし組の仕事まで手伝うようになり、姑ともいつの間にか仲良くなっていく……
ただの天然ではないかなりの大物キャラでしたw
乗兒は、眼鏡の似合うハイスペックな男前。優しくて包容力もある素敵攻めですが、颯生と姑のキャラの濃さに負け存在感に欠けるのが残念かも。
颯生とのHシーンはラブラブで良いですが、もう少し見せ場がほしい気もしました。
記憶喪失が絡んでいた前作と異なり大きな謎はないため、オーソドックスなコメディとして楽しめる一冊。
颯生のキャラとしての個性がハッキリしているため、個人的には前作よりストーリーに入り込むことが出来て良かったです。
弟や蜂村(前作の当て馬)も脇として良い味を出していました。
ただ、タイトルにもなっている飯マズネタについてはやはり今一かも。
作中の女性キャラと受け達が揃いも揃って料理音痴という設定が意味不明だし、
組員たちの大袈裟なリアクション芸も、前作で出尽くした感があり、コメディとしてはパンチに欠けました。
石田要さんの挿絵は前作同様素晴らしく、特に乗兒のキャラデザが大変ツボでした。
こんにちは。
ご指摘下さりどうもありがとうございます。
修正させていただきました。
こんにちは。
前作読んで今作買うか悩んでいるので、お早いレビュー大変ありがたかったです。
ところで受けの名前、登録でも穂純になってますが、穂純って前の受けの名前じゃなかったですか? お兄ちゃんはさつき? とかだった気が。
2016年刊。
激マズ飯なるものに驚愕した『姐さんの飯がマズい!!』の続編。
前作も読んでおくのを推奨する。
まぁこれ一冊で済ますより二冊読んで、気の毒すぎる二組のヤクザ衆にじっくり付き合ってやろうや(笑)
あまりのドタバタコメディ調には好き嫌いがくっきりと分かれるだろうが、自分はこの手の笑わせてくれる話が大好きなクチだ。
今回は宿城組の若き組長・乘兒(じょうし)と建設会社下請けを切り盛りする若社長・颯生のカップルがメインとなる。
颯生の弟・穂純もガッツリ関わってくるし、相変わらず"天然は最強だな"ってのが健在で、前回振られた蜂村がまたもや不憫な目に遇っている(-_-)
兄弟揃っての料理の味付けの破壊力だけでは留まらず颯生の造形フェチも炸裂、避けようがない嫁姑問題にマジもんの修羅場まで騒動が勃発するわと、よくもここまでトンチキを詰め込んだもんだ。
ただ、颯生は両親亡き後遺された会社を懸命に守り、不況を乗り越えてきただけあってなかなか漢前な一面もある。
意外と腕っぷしも強いし、彼も姐さんを継げる資質が充分にあるじゃん。
また、早くに亡くなった乘兒の父親の過去にもホロリとくるものがあった。
笑いあり涙あり優しさありと話の展開は目まぐるしかったが、いや~、自分この手の人情味にも弱くてね~と浸っていたのに…
そんな話の締めはやっぱり激マズ飯なのだった…(;´Д`)
おかげでヤクザ攻めとくれば普通なら泣く子も黙る筈?だというのに、肝心の若旦那・乘兒の存在感が薄いまま終わってしまったとは、これもマズい飯ダメージか!?
恐るべし…