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papatantei no mitsuiro jikenbo
彰人は好きな人には尽くしたいタイプの大学生。ふとしたきっかけで知り合った頼れる大人の探偵(小学生の子持ち、男らしくて、かっこいい)の伏見に行方不明の友人(実は恋人)を探してもらいます。「新妻気取り」とこっぴどく振られ、落ち込む彰人に、伏見は盗まれた祖母の形見の指輪を体を張ってカラスから(!)取り戻します。
攻めの伏見は暑苦しくて涙もろいけど、情に厚くかっこよく、しっかりものの息子の健と二人暮らしですが、食生活など乱れまくり。見かねた彰人がお世話を始め、3人と猫の銀次様が幸せ家族になるまでのお話です。
伏見の友人の、野菜王子こと八百屋の直衛を初め、出てくるのはいい人たちばかりです。
彰人はかわいいし、伏見はかっこいいし、健は子どもらしくていい子だし、えちシーンは少ないですが、素敵なお話です。鈴倉先生の挿し絵もピッタリです。
ほんわり幸せな気持ちになれます。
2016年刊。
伏見パパは本来の探偵稼業(浮気調査や人捜し)に加えて、便利屋っぽい仕事も快く請け負っているらしい。
どうやらペット探しの依頼がよく舞い込むようだが、その捜索率がべらぼうに高いし、他の依頼も途切れずに生活できているとなると腕は確かなのだろう。
そんな男やもめな伏見・健父子の元に、人捜しの依頼を持ち込んだ彰人(アッキー)。
彰人が二人の食事の世話を申し出たきっかけから、家事能力の高さを発揮して面倒を見るうちに上手い具合に家族として打ち解けていく様子にはほっこりする。
猫探しも手伝ったりする中、しっかり者で賢い健とも早々に仲良くなるし、銀次様(ボス猫)、野菜王子(商店街の八百屋さん)とも息が合っていい味出している。
それにしても、人探しの依頼が解決したからもう距離を置かなきゃと思っていた彰人に対して、
「もう来ないんだ…食生活もインスタントに戻れるかな…」(寂しいからこれからも変わらず来て欲しいな)って父子の息の合ったダメ出しには笑ってしまった。
伏見父子ってばアッキーのおかん的優しさに始終メロメロだもんな(笑)
アッキーの世話焼きな性格を『ウザい』と煙たがる男もいれば、伏見父子のように『助かる、ありがとう』と喜ぶ人もいる。
伏見の「世の中需要と供給があるのだからアッキーはそのままでいい」って慰めにはぐっとくるのだ。
伏見ってば彰人には誠実な性格に魅了されるし健には自慢の父ちゃんだと常々誇りに思っもらっているし、マジで素敵すぎる。
アットホームBLとして大いに癒やされた一冊だった。