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評価は変えられないので、今だと「萌」。
本編は最初、19歳の時に書いたそう。それを書き直して書き下ろしを二編加えた体裁。それでも刊行されたのは作者様24、5歳の時ですよ…(本編はシャレード2000年11月号初出+「伝えたい言葉」「真夏の苦悩」)
書き下ろしSSって、本編との間に時間経過を感じて熱量やトーンが変わる感じがするけど、最後のSSは本編に組み込んでも全く違和感がないです。文章が上手いんですよ~。ナチュラルすぎて、読みやすいということすら感じさせないところが。
高校同級生の親友もの。表題作は受け視点、「伝えたい言葉」は社会人編、「真夏の苦悩」は攻め視点。(刊行年から時代感は察してください)
受けが足癖の悪いツンデレ女王様、攻めは気のいいわんこカプなのですが、わんこが嫉妬深いのでいっつもケンカしてる二人かな。結局、イチャイチャしてるだけなんだけど笑、地元風情のノスタルジックな心象風景にキュンとします。
どちらもツレのことを一番よくわかっているのは自分!っていうアオハルな自負心に萌えちゃいますね。ご近所さんでお互いの親同士もつうつう。ローカル暮らしの密さ加減がとってもリアルだし、攻め視点の書き下ろしに出てくる新藤と攻めのバトルも、オチがいいんだよね…。あの頃の懐かしい青い気持ちが蘇ってくる感じが。
夏祭りと浴衣(受けのみ)が印象的なお話でした。
ちなみに、以前は電子書籍で入手可能でしたが、現在は終了しているようです。