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mada koi wo shiranai
あらすじ:
鉱物オブジェのクリエイター・奏人(受け)は、甥っ子の大学生・智基(攻め)と二人暮らし。
ある日、智基の自分への想いを知ってしまい…。
表題作は奏人視点で、二人がくっつくまで。
その後の番外編は、10代の智基視点の話や、ラブラブ後日談など盛り沢山で、萌の詰まった一冊です。
智基は年下攻めですが、年下攻めにありがちな性急さや青臭さは皆無。
奏人と恋人になってからも、敬語と「奏人さん」呼びが一貫しているところが萌ポイントでした。
生活能力ゼロの奏人に代わり、10代の頃から家事一切を引き受け、
奏人に気持ちがバレてからも無理やり関係を迫るようなことはなく、
恋人になってからも奏人を困らせるようなことは一切せず…
と、ちょっと出来すぎなくらいの男前。
幼くして両親と死別したため、早く大人にならざるを得なかったのかなと思うと少し切ないです。
そんな彼が年相応の無邪気な顔を見せるラスト間際のシーンには、奏人と一緒にほっとすると同時に感動しました。
奏人は、芸術家の常かちょっと天然ですが、年上らしい優しさや包容力も兼ね備えた人物。
智基の気持ちに応えるまでがずいぶんアッサリだな〜とは思いましたが、その後の後日談での彼はなかなか男前。
智基に内緒で自作のオルゴールをプレゼントしようとするのですが、その発想がいかにも芸術家っぽくて素敵だし、
オルゴール作家に言い寄られても智基一筋で通すところがカッコよかったです。
仲良し年の差カプに癒され、
鉱物オブジェやオルゴールの創作シーンの描写も楽しめ……
全体として大きな事件は起きませんが、空気感がとても素敵な作品でした。