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kyou kara neko ni narimashita
秀香穂里先生によるケモミミファンタジー。
本作の主人公は、雑誌編集者。といってもまだ試用期間中の25才・湯野です。
既に両親は亡く、子供の時に拾ったネコ・ハナさんと暮らしています。
初めての自分の連載企画ページのテーマが「料理」と決まり、先輩編集者の勧めで料理教室に通うことに。そこでクールメガネのイケメン講師・瀧澤に一目惚れ…という展開。
湯野はゲイ。
教室で奮闘している最中、瀧澤の意味深なスキンシップにときめく湯野ですが、2度目の教室で『それはコスプレですか』と瀧澤に尋ねられ…。
…と唐突に湯野に猫耳としっぽが生えるんです。しかもソレは瀧澤だけが見ることができて…
その上、猫又さんの登場とかありましてファンタジー色も濃くなってきます。
湯野は、可愛いくて健気で一生懸命に生きてて、とってもいい子。だから瀧澤との恋を全力応援したいな、という気分で読み進めます。
瀧澤は……結果的にはいい人だけど、初めはちょっと遊び人風で、湯野のことちゃんと好き?って感じだったからちょっとハラハラもありつつ。
突然の猫耳、湯野の純情、瀧澤との恋はどうなる?というところが萌えどころでしょうか。
全体に可愛らしい話ですが、エロ巧者秀先生ですからエロもそれなりにバッチリです。
イラストは北沢きょう先生。湯野はとっても可愛い、瀧澤はかっこよく、そして猫又さまは超絶美形でした。
想像以上にファンタジーなお話でした。
題名通り、主人公の受がある日突然猫耳としっぽが生えてしまい、それが一目ぼれと思われる攻めのイケメン料理講師(バイ)にしか見えていない…という序盤から始まるお話です。
他の方も書かれていますが、ストーリーに多々矛盾は感じます。特にストーリーの根幹である猫耳しっぽが急に生えた理由について、愛猫のハナさんが主人公を思って猫又様にお願いし授けたとのことでしたが、「30日までに愛する人を見つけあることをしないと耳としっぽは根付いてしまう」という条件は「??」でした。なぜそんな危ないことをお願いしてしまったんだ…ハナさん。
猫耳としっぽをいじりながらのえちシーンは良かったです。最終的には猫耳しっぽは消えてしまいますが、黒猫の提案通り、好きな人にだけ見えて最後のプレイで使いまくって欲しかったなぁと思います。
ちなみに電子書籍で購入しましたが、イラストが入っておらず。。。
猫耳しっぽが見たかったのにイラスト無しとは‼イラスト有だったらもっと世界観を楽しめたなーと思います。主人公の容姿の描写があまり無かったので、その点でもあまり入り込めなかったように思えます。
(よく見なかった自分がいけないのですが。電子書籍にはイラスト「入り」だけでなく、無しなら「無し」と注意書きして頂きたいものです…涙)
細かい矛盾はスルーして猫耳ファンタジーとしてお読みになるとよろしいかと思います。
1冊すべて表題作です。湯野(受け)の視点でストーリーは進みます。
飼い主である湯野(受け)が幸せになるように、老猫のハナさんが猫又様に頼んで、愛らしい猫耳・尻尾を備えてもらうというファンタジーな話です。
自分の余命と引き換えに頼むハナさんが健気でした。そんなハナさんのイラストがなかったのが残念でしたが、二匹の猫又様は格好良かったです!白猫は黒猫が好きだと思ってたので、湯野に迫ったのは予想外でした。
運命の人には見えるという猫耳が、瀧澤(攻め)だけでなく職場の人にも見えるようになったのを、もっと焦ったり嫉妬したりしても面白かったんじゃないかと思います。もしくは、瀧澤が見えないフリをするとかあっても良かったかも。あと、多忙とはいえ何日もまったく連絡なしはちょっと説得力がなかった気がします。そっけなくて不安、でも良かったのでは。
早い段階から、瀧澤が湯野に好意的で手出ししてくるので、運命の人は誰?という点でのドキドキはありません。その代わり、全体的に甘い雰囲気が漂っています。北沢先生のイラストも相乗効果となり、瀧澤がとっても色っぽくカッコイイです!輪ゴムを使ったプレイもエロかったです。
あと、登場する料理がいかにも初心者向きなのも、私には高評価でした。身近なメニューなので、ぱっと美味しそうな絵が浮かぶんですよね。
明るく読みやすい作品です。猫好きにはお勧めだと思います。
人気雑誌の編集部に転職し、料理もろくにできないのに料理のページを任されてしまった湯野(受け)。参考になるかと男子OKの料理教室に通うことになったが、講師の瀧澤(攻め)が知的なイケメンで、ゲイの湯野は思わずときめいてしまった。自宅に戻って愛猫のハナさんにそのことを報告していると、何だか頭のあたりに違和感を覚える。気のせいだと思っていたのだが、後日の料理講習中、瀧澤に「どうして君は猫耳をつけているんだ?」と指摘されて…。
デビュー当時は大好きだったのに、大量に発刊される著書がいつしか自分の好みに合わず、失礼ながらレベルも高くなくなって、長らく買っていなかった著者さんの本です。
今回は猫耳のようだし、コメディ調なら大丈夫かな、と久しぶりに買ってみた本でした。
ですが今回も、ろくな萌えどころがなかったように思います。話の展開にも脈絡がなさすぎるし、必然性のない設定も多い。
まず料理教室の講師の攻めが、人間的に魅力が感じられない人でした。私語を怒るのもサービス業としてありえない言い方だし、「包丁使うのに危ないだろう」と私語を怒ったくせに自分は実習中受けにセクハラ三昧だし、しょっぱなから受けに秋波を送ってるくせに「生徒さんには手を出さない主義でね」って、どの口が言ってるの? と思いました。バイだというのも萌えない一因だったかも。この攻めがこの受けを好きだとはとても思えなかった。
受けは、両親を早くに亡くしながらも、拾った猫のハナさんと生きてきた、という健気な子でした。でもその健気描写が多すぎて、そのぶん恋愛描写がおざなりになってた気がします。
あと、猫のハナさんによるファンタジー展開にも色々と突っ込みどころが…。自分が死んだあと、受けが心配だから愛する人を見つけられるように猫又さまに頼んで猫耳をつけてもらった、とのことですが、なんで猫耳としっぽが生えたら愛されるってことになるの? 攻めにだけ耳としっぽが見えてたから、運命の相手か、受けが好きになった人にだけ見えるのかな、と思ったらそうでもないみたいだし。あと30日経っても運命の相手が見つからなければ、攻めにだけ見えてる耳としっぽが誰にでも見えるようになってしまうって、それ猫の愛じゃなくてただの迷惑じゃない? ていうか猫耳ない時点から攻めは受けに秋波を送ってたんだから、明らかに耳は要らなかったよね…。
受けに猫耳を(押し売りで)授けてくれた猫又さんたちも、キャラとしては美形で性格も個性的だったけど、結局のところ「何しに出てきたの?」という感が否めませんでした。受けを猫になれってスカウトしてたけど、必要な時だけ人間の姿になって、人間との交渉にあたったり、怪我猫を病院に連れて行ったりしてほしい…って、それ人間のままでもできるやん、と思いました。あと、7年前に獣医さんいわく推定4歳、の猫を拾って、現在14歳で寿命間近って、どういう計算? こういうところからも、あんまりしっかり作られた話じゃないな、と思ってしまいました。
展開についていけなかった‥というのが、読後の率直な感想です。
愛猫による主人公の幸せを思って猫耳と尻尾をつけられることになった‥までは良かったんですが。
攻めさんの料理講師瀧澤さん。
何がきっかけで湯野に手を出したのかもいまいち分からず、どうしてその場面でそういう事をするの?という行動が多々見られ、湯野を大切に想っているという感じを受けませんでした。
一方受けさんの湯野。
こちらは、態度に思ってる事が出やすいこともあって最初から好きだ、と分かりやすく出ている感じや、案外積極的に襲われに行く感じが可愛いだけじゃないとこを見せてくれ好感を持てました。
なので、たまにうじうじ悩むくらい許容範囲でした。
私的には黒猫猫又さんとくっついてもいい!と思えるくらい、黒猫猫又さんがかっこよかったうえに、男らしかった。
「すかうと」のひらがな発音を直に聞きたいと思える、たまに可愛いとこも見せるギャップもあり、登場人物の中でも1番魅力的な男前さんでした。
あとは、編集部内の大越や駒場さんあたりもいい味を出していて脇役キャラが1人1人個性が立っていて主人公よりも好きかもしれません笑。
白猫猫又さんは、黒猫猫又さんとデキてほしいなあ‥。
攻めさんの印象があまり残らないお話でしたが(私にとっては)、猫ワールド全開で癒やされたい時には是非‥!