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hikari no ryu wa yami wo daku
レジーナ国の軍人であるイオリ(受け)は、隣国ガリエラのパレードに王女の護衛として出席中、ガリエラの第三王子であるジクムント(攻め)を投石からかばい、ジクムントから呼び出される。実はイオリとジクムントは、貴族の子弟を集めた学校で共に学んだ同窓生だった。比較的気安く付き合っていたが、突然のジクムントの暴言によりショックを受けて距離を置いた学生時代。しかし再会したジクムントは、自分の放った言葉も忘れた様子で、イオリに3日間自分に抱かれろと言い出して…。
架空の王国が舞台のファンタジーです。
ファンタジーとはいえ、地に足が着いたというかリアルというか、学生時代は普通にイギリスのパブリックスクールみたいだとか、大人になってからは普通に外国の近衛隊の話みたいだとか思ってしまいました。それがいいとか悪いとかではないのですが、とりあえずファンタジーっぽくはなかったです。
それはさておき、架空の王国のファンタジーです。竜とかもちょっぴり出てきます。
攻めは竜の加護を受けていると噂される、大国の第三王子。イケメンでキラッキラの金髪の王子様です。
対する受けは、両親が死んでからは路上で育ち、そればかりか拉致されて娼館で客を取らされていた過去のある孤児。父親の弟である叔父に引き取られ、良家の男子が入るスクールに入れられるまではかわいそうな境遇にありました。
そんな2人がスクールで出会い、王族ということでチヤホヤされていた攻めが、自分に尻尾を振らない孤児上がりの受けを面白がってかまったりして、でもとある攻めの事情から発生した問題で交流は途絶えます。
受けは攻めに暴言を吐かれて距離を置いたので、再会後もツンツンしています。相手は王族なのに受けは天然無礼。一応は敬語だけど不敬なセリフを吐きまくりで、それに対して攻めが咎めないので、ポンポンとテンポのいい、だけど噛み合ってないやり取りが繰り広げられます。態度はへりくだらないし、受けに攻めに対する根本的な愛情があるので、そのあとの脅されて身体を好きにされる展開にも悲壮感はなかったです。
本が分厚くて読み応えありました。イラストも笠井あゆみさんで美麗で、修正甘くて(というか修正なし)眼福。攻めのタマ(笑)が重たげにぶら下がっているのなんか、昨今の過剰修正に慣らされた身としては「えっいいの⁉︎」って思いました。口絵カラーすごかった。金髪攻めは下の毛も金髪…。
あまりファンタジックじゃないので、ファンタジー苦手な方でもいけそうな気がします。魔法とかは出てきません。むしろ竜が出てきたときに違和感があったくらい、そのへんの外国の話みたいな作品でした。
こちらの評価をみず、たまたまファンタジー好き&笠井さん好きでこの本に到達。
本開けて びっっっくり。すぐパタンと閉じてしまいました(笑)
他のお姉さま方がおっしゃっておられる通り、まあなんたる潔さというか。
笠井先生がお上手なせいなのか、ちっとも嫌とかではなく、あらーきれー
眼福ってこういう事をいうのね と実感。
いや でも恥ずかしくて そんな何回も見れないですが(笑)
口絵だけで ★+1してます。
笠井先生の絵に反して?どろどろもの ではなく、
内容は可愛い。ていうか、隣国王子に昔の同級生だったよしみかなんかで、いや性格もあるか、 つけつけ言いたい放題言う受けが可愛い!
ツンデレ好きなのもあるかもしれないが、まあ隣国王子に「蹴っても?」とか「わがまま言ってんじゃねえよ 変態王子」とか言ってるのを読むと うーん たまらん。
なので トーンに記載されている「せつない」って色々だーと思った次第です。
またレジーナ国(受けさんの国)の王女がこれまたぶっ飛んでてよし!
受けさんを身辺警護でそばに抱えてるんですが、受けさんを可愛がってて
いじってて楽しい(笑)
私は登場人物で誰になりたいかと聞かれたら この王女 ですね!
攻め、受けとこの王女の会話?掛け合い?が面白かった一冊でした!
あらすじ:
軍人のイオリ(受け)は隣国の祝賀パレードで、
貧民が投げた石からジクムント王子(攻め)を守る。
ジクムントは貧民の罪を見逃す条件として、イオリの身体を求めてきて……
他国の王子×軍人という一見接点のない二人ですが、実は十代の頃からの顔見知り。
同じスクール出身の同級生で、冒頭のパレードをきっかけに久々に再会したという設定です。
二人の再会から物語中盤あたりまで延々エロイチャシーンが続き、二人の生い立ちや学生時代の関係といった情報は、断片的に少しずつ明らかになっていきます。
イオリは、両親の死後路頭に迷っていたところを誘拐され、娼館で男をとらされていた過去の持ち主。
その後、叔父に保護されスクールで学び、今では立派な軍人に。
真面目で融通の効かない性格ですが、ジクムントにキレるとタメ口になったり、抱かれると可愛くなったりとギャップが面白いキャラクターです。
ただ、李丘作品の受けにしては乙女成分が強くちょっと好みからは外れるかも。
ジクムントは隣国の第三王子で、傍若無人でマイペースな性格。
イオリを3日間抱きつぶしたあげく解放しますが、その後お忍びでイオリの家に押しかけてくる等、フットワークが軽く気まぐれな人物です。
そんなジクムントの秘密の特殊能力と、彼を狙うスパイの正体をキーにほのぼの進行する物語。
基本的には甘々でハッピー系のお話ですが、ジクムントが学生時代の誤解の件についてさっさとイオリに説明していれば、即両想いになれたのでは?という引っかかりも。
ジクムントがイオリの不安を取り除くことより自身の欲求や事情を優先する頼りない男に見えてしまうのがややマイナスでした。
そもそも、物語後半まで自身のイオリへの恋心を自覚できず、試しにもう一度抱かせろとか言ってくるような人なので、あまり甲斐性を期待してはいけないのかもしれませんがw
あとがきで李丘さんが書かれているように、頭をゆるーくして楽しむべき一冊かと思います。
笠井あゆみさんの挿絵はいつもながら文句なしに美しく、特に口絵カラーは必見。美しい絵柄と赤黒い性器とのコントラストがインパクト大ですv
ファンタジーかと思っていたけれど、どこか異国の話ではあっても意外と現実的な話でした。我儘な攻めに振り回される受けの健気な様子に萌えました。でも時に気の強い所を見せるのも、またイイです。終盤にタイトルの光の竜の意味が分かるのですが、竜の出番がもっとあっても良かった!是非、続きを出して欲しいです。竜が意外とカワイイ性格をしていて、もっと出番が欲しかったです。でも、竜が出るとまだまだ波乱続きの生活なんでしょうね。
タイトルと麗しい笠井さんの表紙から、
耽美なファンタジーを想像していたのだが
あれあれ(笑)なんともライト!
麗しい金髪、強国ガリエラの王子ジクムントと、
かつて学校で一緒だった隣国の軍人イオリ。
王女の護衛として訪れたガリエラで、再会する二人、
呼びつけられて最初っからHの相手をさせられるのだが……
この王子がやたらにポジティブで良い性格をしているのと、
イオリが仕える王女さまが、我々腐女子とお友達になれそうな方で
これまたなんとも面白い(笑)
忘れたい過去を持ち、黒髪に禁欲的な軍服姿のイオリ……
ジクムント王子が生まれた時に降臨したという金色の竜……
というなんとも好みの美味しい設定なのだが、
あれれ(笑)そのあたりはあまり前景に出ずに、
竜は出てくるもののファンタジーとは言えない感じで
王子に振り回されて話は展開。
なんだかんだ終始身分が違うとは思えないやりとりをしているのが
読みどころかな?
まとまってからはイチャイチャ甘いカップルに……
と、気楽に楽しむ一冊。
そして、この本の最大の見所は口絵です!
エロ美しい〜〜!
修正修正の昨今ですが、こういう構図はありなんですね〜。
電子書籍版を購入。
イラストあり、あとがきあり。
丸ごと1つの話です。
この電子書籍は、「イラストあり」とわざわざ表題の所に記載があったのに……
なんと、口絵だけがありません。
みなさんのレビューによると、口絵がなにやらすごいらしいじゃないですか??
なのに、それだけがないなんて。
かなり、残念でした。
内容についてですが、
読後の感想は、「長かった」です。
当て馬らしきキャラや、脇キャラも出てくるのですが、同じやり取りを繰り返している印象。
何でだろう?
ジークとイオのやり取りが、最初から最後まで同じ調子だからでしょうか?
よくよく読めば、心情の変化があるのですが、同じような台詞を口にしながらひたすらエッチをしているだけという感じがしました。エッチなしの会話がもっとあればよかったのに。
折角の竜も、あまり登場せずもったいない。
話自体は面白いし、いろいろと事件もあり、楽しめます。
短く纏めたら、飽きもなく楽しめたのではないかと思います。
いろいろと残念でした。
李丘さんの作品のイラストが笠井さんというのは珍しい気がします。
ファンタジーなのに、やはり李丘節が効いていて、やんちゃな受けとどこか残念な攻めのやり取りが面白いです。
攻めは王子様なのに受けとクラスメイトだった過去がある。。というのも急に所帯染みてて違和感ありましたが、それはそれで楽しめます。
攻めが受けにこだわる理由とかもう少し受けじゃなきゃいけない!という執着心があれば良かったのですが、耽美なイラストに負けてしまい、ちょっとアッサリしていた気がします。