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ore no koto suki na kuse ni
最初から、これはもう私の好きなやつだと興奮しっぱなしでした。
閉塞的な町で暮らす集と、東京から帰ってきた佑弥。佑弥はなんだか東京に染まり昔とは変わっていて、なんだか態度も冷たくてとモヤモヤ&悲しくなる集が切なくて可哀想で…。
私は攻めに冷たくされる受けが非常に好みでして、なので前半の佑弥にそっけなくされる集の描写だけで神!って感じでした。
観光地としてどう町を活性化させていくのか、閉塞感のある田舎町で男同士のカップルは受け入れられるのか、どうして佑弥は変わってしまったのか、気になることが多すぎてページを捲る手が止まりませんでした。
挿絵もかなりイメージ通りで素敵でした!
超オススメです。
年上の幼馴染・佑弥が東京に行って別人のようになって帰って来た集戸惑い、
さぞかし切ない気持ちになってしまうだろうなと思ったのですけども…。
あれっ、なんか佑弥の性格がよろしくない…??
全然優しくないし態度悪…からの、東京行く前の回想シーンで納得!
告白を無下にされたらそりゃ無理もないわ……と。
集が原因だったのなら、見た目がチャラくなった佑弥の未来を案じて
「俺が、佑弥を守ってやらないと駄目なんだ」ってちょっと違うんじゃ…??
ええ、狭い田舎町での評判とかすぐ広まってしまって
父母の事でしんどい経験があった集だからそう思ったのもわかりますし
佑弥を心配する気持ちはわかるんですが見当違いなのでは、とモヤりました。
佑弥の本音と集の空回りがいじらしくなくもなかったんですが
いくら恋愛に不慣れでももう少しお互いの気持ちを汲んで欲しかった気がします。
もしかしたらここが読みどころなのかもしれませんけども
私は終盤までモヤり続けてしまったんです…すみません…。
ただ、集がじいちゃんの店を大事にしていて前向きに変われるようになったり
佑弥が数年前からしっかり将来を考えてくれていたことなどは
素直に素敵だなと思えました。
周りの理解もあるのでこれからは引け目なく一緒にいられるようで良かったです。
でもなぁ…佑弥が東京で遊んできたというのに飲んでいただけだったのは無理があるな…。
誠実な男なのは素晴らしいことなんですが
自棄になっていたなら尚更食べ放題だっただろうと下衆な勘繰りしてしまってごめんなさい。
兄弟のように仲良く育った二人が、すれ違いもあったけど、お互いへの思いを再認識するという王道ストーリですね。
冒頭はどんな展開なんだろうとちょっと期待していたのですが、特に驚く展開もなくさらっと終わってしまいました。
攻めも受けも、基本、純粋で真面目な青年なのですが、受けが少々鈍いところがあります。
悪気はないのはよくわかるんだけど、その言動だと攻めがかわいそうって感じる場面がちょいちょいありました。
個人的にはちょっと物足りなかったですが、
深く考えずあっさり読めるお話ではないでしょうか。
実家である地方都市の土産物屋で働く集(受け)。高齢の祖父との二人暮らしで、観光客もどんどん減って、先行きの不透明さと田舎の閉塞感に息がつまる思いでいる。そんなある日、兄弟同然のように育ったお隣の幼なじみ・佑弥(攻め)が転勤で帰ってきた。大学卒業と同時に家を離れ、東京で就職した佑弥は2年間まったく集に連絡も取らず、今回戻ってくることさえ集は知らされていなかった。しかも帰ってきた佑弥は、チャラい格好で東京の女友達を連れて、まるで集の知った佑弥ではないようで…。
2歳年上の大好きな幼なじみが地元に帰ってきたのだけれど、その幼なじみはチャラくなっていて、以前の真面目な優等生っぷりが嘘のように女遊びも派手で、ショックを受ける受けの話です。
最初はもうひたすら萌えなくて、どうしようかと思いました。受けは、チャラくて女遊びの激しい攻めを非難するけど、ヤキモチ妬いてるような可愛らしさはなく、ただひねくれていじけてるだけ。攻めはそんな受けに対して辛く当たるし「俺の友達の悪口言うな」とか怒るし受けを優先してくれない。キャラにも展開にも何の萌えも感じられませんでした。
変わってしまった幼なじみに愕然としていた受けは、2年前の別れの時に攻めの様子がおかしかったことを思い出します。告白のようなことを言われたこと、焦って拒絶したら「冗談だよ」みたいにかわされたこと。
もしやあれは本気だったのか、と思い、冷たい攻めにめげずに引っ付いていってみると、明らかに攻めの様子が変わります。
このあたりから徐々に面白くなってきました。恋愛経験のない受けなので、攻めが受けのスキンシップや笑顔に明らかに焦っていても、それが攻めの恋心だとはなかなか確証が持てない。でも読者には一目瞭然で、受けに引っ付かれてテンパる攻めが楽しい。小悪魔が弄んでいるような状態です。それまでの攻めの態度が悪かったので、どんどん弄ばれろザマアミロ、と思います。
それでかなり溜飲が下がったので、その後に訪れる大きなすれ違いの頃にはもう攻めは憎らしくなく、同情しちゃうような心境になっていました。
そして気持ちが通じ合ったあとのいちゃいちゃがすごく微笑ましかった。くっついてもキスや触り合いだけで、しばらく清いお付き合いが続くのですが、幼なじみだからそれだけでも照れちゃって、ソワソワしてて可愛い。
エロは本当に最後の最後になってからで、チャラいと思われた攻めの純情にもキュンキュン。攻めに対しても、受けに対しても、気持ちが伝わってよかったねぇ、と思えるようなお話でした。
余談ですが、攻めの父親が「アベック」って言ったところ攻めが意味がわからず、母が「カップルのことよ」って言うのに笑えました。アベックってもはや死語なんですね…。
最初は集にイライラしっぱなしの展開でした。
受けさんの集。
両親(主に父親)の招いた事故で遠慮しがちな性格に育ち、唯一我儘言えて甘えることも出来てた幼馴染の佑弥に対しても、佑弥の為だと佑弥の気持ちをズタズタに否定して傷つけて結果距離を置く形になるのですが。
そこまでは設定としてもアリなんです。その後、佑弥を試すようなことをしてひたすら受け身で居る集にイライラしてました。
店のことも、考えるまではいいとして動こうとはしないし、女々しいにも程がある!と喝を入れたくなりました笑。
攻めさんの佑弥は、昔から未来を見据えて行動していて、それも全部集の為で‥最初は軽い男だなー‥と思い引いたとこもあったのですが、何だかんだ集に翻弄されっぱなしで、諦めれてない感が駄々漏れで、割と早い時期から応援してました。
残念なイケメンてこういう事かな?という感じで読み進めていたのですが、でも、誤解も解けて集と気持ちが通じ合ってからの佑弥は、押せ押せででも集の気持ち最優先で、中身までイケメンの完璧イケメンさんでした!!
途中から、集も受け身になりすぎていた自分に気付き自立しようと頑張るのですが(それでまた佑弥を翻弄したようなものですが)、そこからは集のことも好きになれるキャラクターでした。
あとは、メイン2人のそれぞれの家族が凄く気持ちの良いキャラで、このお話は家族みんなを見守っていきたくなるそんな素敵な人達ばかりが出てくるお話でした。
田舎の閉塞感独特の雰囲気を今後どうやって乗り越えていくのか、町興しはとうなるのか先が気になる展開で物語は終わりますが、続編や番外編で続きが読めたら読みたい!と思える1冊でした。