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王妃になったアンリが、里帰りして大奮闘!?
oujisama no amakuchi na takurami
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『王様の甘い謀』の続編。
すでに出来上がったレスター×アンリも良いですが、今回はアンリの兄のスピンオフも兼ねられており、むしろそちらに目がいってしまいました。
前作でディラン帝国の王・レスター(攻め)の妃となった、カーラ国第二王子のアンリ(受け)。
レスターに女性の側室をという話が持ち上がり、腹を立てたアンリは息子と、側仕えのハロルドを連れて里帰り。
大好きな兄・アルベールに甘えるつもりが、彼にも縁談が持ち上がり…というような展開です。
わがままで甘ったれでブラコンなアンリと、そんなアンリにベタ惚れなレスターは、何だかんだ安定のラブラブ。
主に後半に描かれる、兄・アルベールの恋の方が色々とビックリでした。
真面目で奥手な彼は、なんと三十路にもなって童貞。
アンリの側仕え・ハロルド(25歳)が、実は密かに彼を狙っており、ある日とうとう押し倒されてしまいます。
弟のように思っていたハロルドになすすべもなく犯されショックを受けるアルベールですが、自身の気持ちに気づいてからの潔さはさすが第一王子。
跪き、アンリの目の前でハロルドに求婚する姿は文句なしに男前で、アンリが兄の方が攻めと信じて疑わないのも無理はありませんw
王子が兄弟そろって男とくっついても、何とかなってしまう都合の良い(もとい非常にハッピーな)世界観に癒され、甘くコミカルなストーリーを楽しめました。
Cielさんの挿絵も素敵で、特にハロルド×アルベールの男前同士のシーンは非常にセクシーです♪
「王様の甘い謀」の続編です。
メインカップルの婚儀が行われて3か月後、相思相愛の2人ですが
妃が男という事で周りは側室をと画策してくるものだから
受け様は焼きもちをやいてしまい、里帰りをしてしまいますw
国に帰ってからは攻め様のこともあるけれど、
受け様のお兄さんのことで問題があがります・・・・
前半はメインカップルのお熱いお話しです
攻め様の溺愛ぶりはまぶしいです
そしてchi-co先生の美味しいところで、メインカップル以外の登場人物の気になる方が!!!
やんわりぼやかした話の流れではなくて、新たなカップル誕生!?ということで美味しく読ませていただきました
ブラコンの受け様が、その兄の周りをキャンキャン言いまわっているのが面白かったですw
今回は電子書籍のkindleさんで購入しました。
なんと挿絵もあるし、前の作品の試し読み(挿絵もちょっとありました)があり満足いくものでした。
SSも付いてたし
ですが、あとがきがありませんでした ( ノД`)シクシク…
けっこうあとがき好きなんですが。。。
もうアンリが、大国の王妃の自覚がなさすぎてハラハラというより呆れました。
大切な王子を勝手に連れ出すところで、いいの?と不安しかありません。
国に帰って2日でレスター恋しい寂しいって。まあわかるんだけど、男で子供を作れない引け目や帰省を後回しにされた悔しさも。
アンリ、君は一番じゃないと気がすまないのかな?
兄のアルベールも彼の人生があるんだよ?
いつまでアルベールの一番は僕!なの?君嫁いだよね?
自分はさっさと男同士で結婚したのに、アルベールは許さないの?
もうアンリが自分勝手すぎて。
シャルルが楽しそうで良かったです。
前作ではシャルルの扱いが少なかったので。
やっぱりCiel先生の挿絵狙いでGET。
結婚後、いきなりの嫉妬で「里に帰らせていただきます」攻撃。
しかもシャルル(攻めさんの長男 先の王妃の子)も一緒に。
口うるさい乳母とかさ、女中頭とかがさ、
普通止めね?
「王妃たるもの、自覚を持っていただかなければ困ります(怒)」的な小言つきで。
だーれも止めないんだもん。
さくっと帰っちゃうんだよな、自分の生まれた国に。
ほんで兄ちゃんの縁談騒動に巻き込まれていくという・・・
ここで出てくるのが、受けさんの側仕え ハロルド。
1巻で出てきたときに、受けさんらぶか? と思ってたら違った。
あらびっくり、こんな人が好きだったのか・・・どゆこと?
でした。
そして、1巻からもうすうす匂わせてましたが
めっちゃ腹黒でした。
純粋うぶうぶな相手を、今後どこまで翻弄するんだか、
おばさんは心配です。
相変わらずはちゃめちゃ王子ですが
家族や夫を想ってのことであることや
ちみっこ威力により、嫌味はなく、あっさり読めました。
単に受けさんの行動になれたというのもあるかも。