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あなたの声が麻薬みたいに心を蕩かす
chou ga oboreta amai mitsu
あらすじを読んで魅力を感じ買っているので、
設定はおもしろいはずなんですが…
シンプルにちょっと面白くなかったですねー…
受けも攻めもなんか所々情緒不安定で
展開も終わり方もムリヤリ感があり
心の動きもよく分からず
どの登場人物にも感情移入もできず…
読みながら何度も『ん?』ってなりました。
たとえばエロ重視であれば
ストーリーの『おや?』もいくらかスルーできますが、
切ない系のじっくり読みたい系のお話風なので
ますます物足りなかったです。
こんなに評価低いのは珍しいかも…
あらすじ:
主人公は、某子爵家の車に撥ねられ記憶を失ってしまった青年(受け)。
子爵家当主の賛(たすく・攻め)は、青年に浅葱と名付け、彼を屋敷に迎え入れる。
賛に惹かれ、このまま記憶が戻らなければいいと願う浅葱だが……
前半は、記憶を失い寄る辺のない浅葱が、優しい賛にお姫様のようにお世話される甘々な展開。
しかし物語中盤、浅葱の過去を知る人物の登場により判明する浅葱の半生はなかなか不憫でショッキングです。
ラストは賛が浅葱を救い出し、再び甘い雰囲気に戻ってハッピーエンド。
しかし、浅葱がそこそこ計算高いキャラクターなので、不憫な境遇の割に感情移入し辛いのが個人的にややマイナス。
記憶が戻っていないフリをする、当て馬の前で淫乱っぽく振る舞う等、小悪魔タイプなのかな?と思いきや、ラストで賛と結ばれるシーンではひたすらウブで乙女な反応を見せており、ちょっとカマトトぶっているようにも見えてしまうのが残念でした。
どうせなら記憶を取り戻す前と後とで、ガラリと性格が変わった方が面白かったかも。
また、賛の温厚なキャラクターや浅葱の記憶喪失設定で何となくごまかされていますが、そもそも浅葱を撥ねたのは賛の乗っていた車の運転手なのに、その辺りがなぁなぁで済まされてしまう点にも引っかかってしまいました。
記憶のない状態の浅葱に謝って許してもらったところで何の意味もないし、それで問題を解決した気になっている讃もちょっとズレている気がしました。
今のような交通事故の罰則がなかった時代とは言え、記憶喪失の原因を作った家の主にお世話になるというのもおかしな話だなと。
あとがきにも書かれているように全体としては甘い王道系の物語なのですが、浅葱が記憶を失うきっかけや本人の性格など引っかかる点が多く、ストーリーに入り辛いのが惜しい感じがする作品でした。