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flesh&blood
待ってましたな19巻。
延期に次ぐ延期でまさかこのまま続きが出ないのでは……とうっすら不安になっていたのですが、ようやく!!
第7シリーズはフレブラの中でも最高の盛り上がり部分なので、これを聴き終わるまでは死ねない、というような内容です。
そう……王家の○章顔負けの、主役二人が離ればなれという状況からの脱却です。
長い長い時をかけ、和哉のいる自分の生れた時代との別離を経て戻ってきたカイト(福山さん)が、愛するジェフリー(諏訪部さん)との再会を果たすこの巻。
スペイン組(ビセンテ演じる大川さん、アロンソ演じる遊佐さん)も当て馬(ナイジェル演じる小西さん)も大好きな私ですが、今回ばかりはまとも聴く余裕もなく、初っぱなからはやく!! はやく二人のシーンをお願いします!! という勢いで前のめりにうずうずと聴いてました。
カイトが色んな人との再会を果たして、一緒にその快復を喜びたいところですが、もう長いからはやくして、そこ飛ばしてはやくジェフリーとの感動のシーンを~っとずっとそんな感じで唾を飲み込み待ち望んでいたせいか、いざそのシーンになると緊張しすぎて手汗が……。
取りあえず落ち着こうと1度再生を止めて、冷めたお茶を入れ直すくらい動揺してしまいました。
そして待ちに待った再会は、ジェフリーの傷だらけの姿にショックを受けるカイトの姿が切なく、福山さんの迫真の演技にこみ上げてくる物がありました。
原作でもこのシーンはぼろぼろ泣いてしまったんですが、ドラマCDになると更に強烈な衝動がこみ上げてきて……。
前巻までのジェフリーは、諏訪部さんの弱々しい声がもう痛々しくてたまりませんでしたが、今回はカイトの存在を認識してから一瞬灯がともったような、魂が再びその身に宿ったような力強さにほっとしました。
一生懸命なカイトと、未だに諦観の狭間で揺れるジェフリーに、希望を持ってもうちょっと頑張って、と思わず祈るような気持ちに……。
無事に再会を果たすことの出来た二人の存在を感じながら、そこに在る侵しがたい愛情に涙します。
福山さんと諏訪部さんの迫真の演技が素晴らしい。
わずかな逢瀬だけでもこれだけ萌えられるだなんて……あぁ、なんて切ないシーンなんでしょう。
ジェフリーを守りたいというカイトの力強い声も良かったです。
1巻とは比べものにならないくらい成長した彼の姿が愛しい。
聴き続けて良かったと心から思いました。
こうなってくると更に期待が高まり、次巻が待ち遠しくてたまりません。
カイトがジェフリーを抱きしめるシーンがはやく聴きたい!
そしてふたりが本当の意味で再会し、桃色関係になるのを聴くまでは死ねない。絶対に死ねない、とぐっと拳を握りしめた次第です。
お願いしますから何があってもキャスト変更だけはありませんように……と実はビクビクしながら待ってたりします。
今回の書き下ろしジャケットは光に満ちた色味を基調とした優しい雰囲気の色彩の中、ジェフリーを包み込むように抱きしめるカイトの図。
これ聴き終わった後に眺めてると、もうカイトが天使に見えてくるくらい美しい……彩さんのイラストは毎回うっとりとため息が出るほど好きなので、これまた次のジャケットが楽しみでなりません。
さて、もう一度ふたりの再会シーンを聴き直します。
しばらくここばっかりリピしそう。