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オラ攻めです。おそらく、牧山先生的には標準的オラ攻め。
もともとは本社勤務の総務職員だった千尋を、陰で色々操作して支社の自分のもとに転勤させるところから物語は始まります。でも、実はこの異動の画策は3年がかりという・・・意外に堅実派攻め?
千尋にとってはやり手の上司かつ、支店の責任者でもある渉はもういろいろいろいろ千尋にちょっかいを・・・「ちょっかい」はまさにちょっかい、微笑ましいものです。
総務の千尋が計算中に色々ちょっかいをかけられたせいで、後日その時のミスが発端になり危機に直面するのですが、所長のおかげで、なんとか最悪の事態は免れます。
その借りを返そうと、飲みに誘ったのが運のツキ…というか、所長の思うツボ。
目覚めると所長の自宅でのベッドの上に裸で横たわる所長と自分が……とそこで、何を勘違いしたのか、千尋は自分が所長を襲ってしまった!!と大誤解~。(二人は体格差もあるらしく、現実的に逆はあっても、千尋が彼を襲うなんて、到底無理なんですけどね。)動転した千尋は、眠っている(フリをしている)渉をそのままに帰宅してしまいます。
とりあえず、逃げるように帰ってきたものの、自分がしたこと(したと思い込んでいること)への呵責にさいなまれ、同僚の麻倉(女性)に相談する。
相談を受けた麻倉としては、渉がやすやすと男に組み敷かれるタイプでもなければ、千尋こそが渉のターゲットであることも知っていたり…実は麻倉は渉の元カノであったり…そして、そんな二人の会話を、千尋が立ち聞きしてしまったり…さらに同い年・別部署の知人速見からも狙われ~いろいろいろいろ起こります。
速見から襲われそうになった時に渉が助けに来てくれるのですが、その時の渉の二枚舌っぷりが…もはや、盗人猛々しいというか、閻魔大王も裸足で逃走レベルで面白かったです♪
このお話はなかなか二人の互いの存在のとらえ方が交わらないので、最後にようやく渉の本心を千尋は知ることになって…
…とこういうお話なのですが、「こんな上司、直属だったら絶対嫌だけど、他部署だったら面白そうだなから、いてほしい!」というのが第一感想。
攻めの渉もかなり十分飄々してますけど、千尋の同居人である叔父の慧はさらに上をいく飄々キャラで面白かったです!