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孤独な獣の化身と至福の蜜月愛
yukihyo to unmei no koibito
あらすじ:
ロシア貴族で雪豹の化身・サーシャ(攻め)は、森に迷い込んできた東洋人の子ども・凌河(受け)を救う。
それから12年。
フィギュアスケート選手となった凌河と再会するが、触れたものを氷に変えてしまうサーシャは、凌河に想いを打ち明けられず……
サーシャは100年前に亡くなったロシア貴族。
恋人(前世の凌河)を守って命を落としてしまいますが、冬の女神の力で雪豹の化身として蘇ります。
そこで幼い凌河と出会い……と、ここまでは普通のファンタジーですが、ここへフィギュアスケートが絡むことで一気にスポ根ものに。
優れたスケーターでもあるサーシャは、凌河の才能を見出し彼を指導。
森でひっそり暮らしているのにやたらスケートに詳しく、美しい外見に似合わず鬼コーチなところが面白いキャラクターです。
凌河は、幼い頃に出逢った「サーシャさま」を、21歳になっても想い続ける一途な美青年。
脚の怪我で4回転ジャンプが跳べなくなる危機に陥りますが、再会したサーシャの教えに忠実に練習を重ねる姿が健気です。
こんな可愛い子に抱きつかれて
「気持ちいい、大好き、サーシャさま」
なんて言われたらサーシャでなくともメロメロになってしまうと思いますw
しかし、サーシャと番になれば凌河は永遠に森で生きることとなり、オリンピック出場の夢は叶えられない。
心を鬼にして凌河を突き放し、その一方で彼が再びジャンプを跳べるよう自身の脚を与えようとするサーシャもまた非常に健気。
互いを想い合う二人にグッとくる展開です。
二人の運命を握る冬の女神さまの力が、あまりに万能すぎるのはご愛嬌?
結末はかなりご都合主義に思えますが、ただラブラブ甘々に終わるのではなく、相変わらずスパルタでジャンプの回転不足に厳しいwサーシャと新たなスポ根物語が始まりそうな前向きなラストは面白かったです。
前世の恋人、森に伝わる雪豹の伝承、ロシアオペラといったロマンティックな要素と、スポ根&師弟愛というストイックな要素が上手く組み合わされた、華藤さんらしい華やかな物語でした。