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mitsuyaku room share
スピンオフ作品だそうですが、こちらだけでも十分楽しく読ませて頂きました。
受け様は、低視聴率脚本家、なんて呼ばれていた脚本家の明流。
ルームシェアしていた友人が転勤する事となり、急いで引越し先もしくは新たなルームシェア相手を探していたところ、出会ったのが攻め様である柊。
劇団俳優の柊の舞台を見て、舞台に魅了され脚本家を目指した明流とにって、柊はそりゃもう、憧れの人。
その柊が立ち上げた劇団アルファで、座付き脚本家を募集していると知って、最後のつもりで応募していた明流は、その事を隠してルームシェアすることに。
脚本家として自信をなくしていた明流が、柊や劇団員達と出会って、この人達の為に頑張ろう、と覚悟を決める姿はとてもカッコよかったです。
柊の邪魔をしようとしてくる人物と対峙する時とか、シビれるわ~(*^^*)
飄々としている柊が、明流の前だけは素を見せるのも、余裕を無くすのもよかった(≧∇≦)
初えちの時に、明流ってば初めてだから加減して、なんて言って却って柊の余裕をなくさせちゃう。
いいね~そのお約束"(ノ*>∀<)ノ
ニマニマしちゃいました。
舞台とか見た事ないのですが、ナマの魅力を感じてみたいなぁ、なんて思いました(ᐢωᐢ)
『エンカウント 共演者の誘惑』のスピンオフ。
前作未読でも読める内容です(前作攻めは登場しますが、受けは名前しか出てきません)。
あらすじ:
駆け出しの脚本家・明流(受け)は、不動産屋で憧れの舞台俳優・柊(攻め)と出会い、なりゆきで彼とルームシェアすることに。
更に、柊の劇団に送った脚本が次回公演に採用され、仕事でも彼といる時間が増え……
前作にも出ていた柊さん、個人的には受けのイメージでしたが攻めでした。
綺麗で優しいけど結構Sっ気があり、それでいて明流にはすごく執着している…というキャラクター。
複雑な生い立ち故あまり人に隙を見せない彼が、明流の素朴な人柄(と脚本家としての才能)に惹かれていくのは納得でした。
蘇我(前作攻め)が明流と絡もうとする度、光の速さで止めに入る心の狭さが萌ポイントでした。
明流は、柊とは対照的にウブでまっすぐで、とても分かりやすいキャラクター。
学生時代は自分の才能を信じていたけど、初めて脚本を手がけたドラマが大コケ。出演者からもダメ出しされ一気に自信をなくしてしまいます。
そんな明流が、柊の愛ある(?)指導や役者たちとの交流を通じて成長していく、前作同様ちょっとスポ根入ったとても前向きなお話。
主人公が脚本家という設定上、前作ほどの熱さはなく、ほのぼの寄りの展開。
それでも、チーム一丸となって舞台を作り上げていく仕事の面白さは伝わってきました。
ただ、恋愛にしても明流の成長にしても結構トントン拍子に事が進むので、やや予定調和な印象も。
憧れの俳優と偶然出会い一緒に住むことになった上、脚本まで採用されるなんて、あまりに偶然が重なりすぎに思えます。
後半出てくる某大御所俳優のエピソードも然り。
しかし、文章は相変わらず読みやすく、リアルにありそうな業界のエピソード使いも上手いな〜と思いました。
次回作も楽しみです。
脚本家の明流(受け)は、ひょんなことから劇団俳優・柊(攻め)とルームシェアをすることになる。以前から攻めの大ファンだった受けは、演劇関係者とは同居できないという攻めに、自分が脚本家であること、攻めの劇団の脚本オーディションに応募していることを打ち明けず、ただの一般人として同居を始める。
家族に恵まれず、お帰りなさいと言われたこともなかった攻めと疑似家族のような生活を送る中、受けの脚本が劇団の次回公演作に選ばれてしまい…。
『エンカウント』という、劇団殺陣師×客演俳優の作品のスピンオフで、今回は同じ劇団の主催者兼俳優×駆け出しの脚本家です。(前作未読でもまったく問題ないです)
前回が著者さんのデビュー一作目で、今作が二作目だということですが、舞台背景がかなりしっかり作り込まれていて作品世界に入りやすいです。かなりうまい作家さんだと思います。
受けくんは攻めの大ファンなので、同居当初はかなりテンパっていますが、攻めが良くも悪くもマイペースなため、結構慣れるのは早い感じです。
攻めはひたすら自然体。口調が「〜だよね」「〜だよ」「〜しない?」風なのが個人的にはやや受け付けませんでした。
演劇系の書き込みはかなりしっかりしていて、見ごたえはあるんですが、2人の同居生活や惹かれ合うまでをもっと読みたかったなと思います。攻めが受けに惹かれたのはよくわかるんですが、受けは最初から攻めの大ファンなので、それが恋愛感情になるところがややわかりにくかったかな。
ぼすこ先生のイラスト目当てでこの本に到達。
ふんふん、という感じで、大きなつっこみもなく、さらりんと読めました。
最近 ひっかかる作品が続いていたので、ひっかからない ということは大事!
お姉さま方のレビューをみて、あ、スピンオフだったんだ!
と思ったぐらいなので、前作読んでおく必要なし!
舞台人や脚本家さんの大変さがわかる1冊でした。
才能ですよね・・・書けと言われても絶対書けないわ。
好きでないと辛そう&好きでも売れないと辛そう
という厳しい世界なんだろうなあと
推察されました。
そんな中、どん底に落ちた受けさんが、這いあがる構図は読みやすかった。
ただ、攻めさんがなんで受けさんに惚れちゃったのかが
今一つ弱い気がします。
受けさんがほんわり癒し系なのか?
そのあたりをもう少し書いていただいたら
もちょっと きゅん シーンが出たのでは・・
と思ったり。
(そう、きゅんシーンが少なかったんです・・やることはやってるんだけど
そこは「きゅん」ではなかったですねー)
お話としては読みやすかったので、あとはきゅん増量を願います!
スピンオフ作品と知らずにこちらの作品を読みました。
そして今、他の方のレビューでスピンオフ作品ということを知ったのですが
こちらの作品だけでも十分楽しむことが出来ました。
友人にルームシェアを解消され、途方にくれていた劇作家志望の明流。
不動産屋で憧れの俳優の柊と出会い、色々あって柊とルームシェアすることになり…。
現代モノの小説をあまり読まないので新鮮でした。
お話も綺麗にまとまっておりスラスラ読むことが出来ました。
柊さんが終始余裕のある男という感じで、明流が振り回されっぱなしかと思いきや
柊さんが無自覚の独占欲を出したり案外人間臭くて好きでした。
そして明流が無自覚鈍感なので柊さんはこれからも苦労するだろうなぁと思いました。
「ね、明流。俺のだよね?」とわざわざ明流に聞く柊さんは
余裕があるように見えたけど案外そんなこともなくて
その一言がキュンキュンさせてきました。
ぼすこ先生の絵とお話がとても合っていてよかったです。