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忍者末裔でしゃべるカタツムリこと受とカタツムリ好き剣道部主将攻のトンチキ第2作目。
前作で充分過ぎる程にトンチキだったというのに今回トンチキ度は更にアップしてます。
もう認めますよ、おもろいよ!!トンチキ過ぎて!!
学園から舞台を移して今回は誠也の兄が持ってきたバイト話が実は犯罪の潜入捜査だったというにんともかんともなストーリー。
観客の欲情をそそるエロティックなダンサーとして誠也がダンスレッスンに頑張ります。
ショーの最中に藤人が白装束姿で現れて怒りに燃え無理矢理にダンス中に乱入し誠也をひっさらっていくシーンはもうおもろいとしか・・・。
その店のダンサー達が不審な消え方をしていて陰で人身売買されているという犯罪展開に。
更にそれらを解決しようとする主なメンバーは藤人や誠也と同じく忍者の末裔である剛毅ときてるのでもう何が何やら。
拉致された誠也も食道に犬笛を隠して居場所を知らせたりと忍術技も大活躍。
さらにかつて浚われて殺された霊まで関わってきてもう何でもありありです!!
危機から生還した誠也に言う藤人の台詞が「お前は俺のカタツムリだからな」って・・・・・・そこは感動する所なんだろうけど感動できないですがー。
結構人は死んだりするけど事件解決で妙にみんなさわやかだし!
藤人は下着は褌でいつの間にかコテコテの殿様キャラになっちゃってて、誠也は藤人大好きで彼の前ではしゃべるカタツムリで満足しちゃう健気乙女ですが忍術の腕は立つし負けず嫌いでやんちゃ。
日本人の地黒でチビはやっぱ可愛い。
木村さんの挿し絵は今回も肌トーンばっちりです。
ツッコミがないページが無い位にツッコミまくり確実ですが、このトンチキっぷりの妙な魅力はもう理屈じゃなくトンチキにやられました!
B級的なおもしろさというか、ツッコミつつ楽しむ作品(楽しめるかどうかは読む人によりそうですが~)
あとがきによると3作目の出版も予定されてた様ですがどうやら立ち消えになったっぽいですね。